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住職のウソから出たまこと!? 栃木県高平寺の「毛生え地蔵」伝説が興味深い

栃木県にある高平寺に毛生え地蔵という名の一風変わったお地蔵様がいるそうです。一体どういう地蔵なのか。まとめてみました。

更新日: 2018年02月05日

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この記事は私がまとめました

新聞に載っていた記事が元ネタですが、面白かったので他の情報も補足して掲載しています。

door2043さん

■栃木県高平寺にある毛生え地蔵

東北道佐野藤岡インターの近く。栃木県栃木市の高平寺(こうへいじ)に「毛はえ地蔵」がある。

出典朝日新聞デジタル 2017/12/30

細い目尻は優しげに垂れ、静かに合掌している。寺があるのは三毳(みかも)山の麓(ふもと)。毛が三つ重なる縁起の良い名前.

出典朝日新聞デジタル 2017/12/30

■毛生え地蔵にまつわる言い伝え

優しげな細い目尻と手を合わせて小首を傾げる様子がどこか愛らしいですが、この毛はえ地蔵には次のような言い伝えがあります。

「その昔、三毳山の地蔵に頭巾をかぶせてあげた善良なおじいさんがいた。すると髪の毛がふさふさ生えてきた。意地悪なおじいさんが真似をしたが、望みはかなわず逆に生えていた毛まで奪われてしまった」

逸話は冊子にされ地蔵の横に置いてある。

出典朝日新聞デジタル 2017/12/25

■実はこの話には裏がある

だが真実は違う。奈良時代から続く寺の歴史は本当だが、寺に「毛はえ地蔵」ができたのは10年ほど前。逸話は住職の弟で僧侶の仙田陽高(ようこう)さん(49)が創作した。

出典朝日新聞デジタル 2017/12/30

三毳山の「毳」の字、毛が3つという部分からそれっぽい話を考えたとか。確かに言い伝えでありそうな絶妙な話です。

陽高さんは長年、寺にゆかりの慈覚大師の出自を調べてきた。出生地には複数の説がある。

出典朝日新聞デジタル 2017/12/25

陽高さんは、その背景を調べる過程で「歴史は必ずしも事実ではない。人間の営みの中で出たうそが、いつしか既成事実化してしまったのでは」と考えるようになった。さらに、陽高さんは「自分でも試してみよう」と思ったという。

出典朝日新聞デジタル 2017/12/30

■毛生え地蔵がある高平寺は?

高平寺は真言宗豊山派に属しております。
総本山は奈良県初瀬の長谷寺で、大本山として東京都文京区の護国寺があります。

当寺はみかも山東麓に位置し、面積はおよそ6ha余。
天台宗三世座主慈覚大師円仁が9歳まで養育、修行された寺です。

■実際、人は来てるの?

今はまだ、どこかで聞きつけた人が参拝に訪れる程度。時代が積み重なり、多くの人が訪れるようになれば、いつの時代にか「本物」になるかも知れない。

出典朝日新聞デジタル 2017/12/30

薄毛にご利益があると言う逸話が生まれた高平寺の毛はえ地蔵。今日も穏やかに微笑むお地蔵さんの横に言い伝えが書かれた冊子が置かれています。

■ネットの反応は…

木馬祭りの物語を創作した白川先生みたいなお坊さんがいた! 10年前に建立した「毛生え地蔵」にそれっぽい逸話を創作したらしい。 こっちは栃木。 群馬、栃木に北関東ウソ昔話文化圏が誕生しようとしている! 素晴らしい(笑)。ダダかは知… twitter.com/i/web/status/9…

私はここ数年昔話を扱う文芸批評をしてきました。千編近く読みましたかね。健康をめぐる地蔵のご利益は感染症などの急性疾患以外に限られ、慢性疾患や老化現象を治ったように思わせることはあります。宗教は治癒ではなく、癒しが役割だからです。創… twitter.com/i/web/status/9…

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