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国会論戦にも登場…最近急上昇がみられる「エンゲル係数」とは?

国会論戦にエンゲルが発見した経験法則に基づくエンゲル係数が登場し話題を集めています。

更新日: 2018年02月04日

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この記事は私がまとめました

・国会論戦の中でアベノミクスの効果が追及された

民進党の小川敏夫議員がアベノミクスによって国民生活が苦しくなっていることを表すデータを挙げる中で、「生活の豊かさを示すエンゲル係数が顕著に上がっている」と指摘。

「国が行った調査で、エンゲル係数が上がってる国民の生活は苦しくなっている。これがアベノミクスの実質じゃないですか」

これに安倍首相は、「(エンゲル係数の上昇には)物価変動、食生活や生活スタイルの変化が含まれている」と反論

「厳然たる事実の一つは、やはり働く場所があるということだろうと思います。47すべての都道府県において(有効求人倍率が)1倍を超えた、これは高度経済成長期にも、あるいはバブル期でもなかったことでありました。それはやはり、この景気回復の波が全国津々浦々に及んでいるということであります」

・それについて識者からこんな意見が

ちなみに、エンゲル係数は、中学校で習ったほとんど唯一の経済指標だと認識している。それくらい基礎的かつ重要な指標なのだろう。

「エンゲル係数の上昇は、食への消費が拡大し、景気が回復したこと」。この解釈でウィキペディアを書き換え、閣議決定すれば、日本の真実は決まる。ああ、バカの国。

エンゲル係数をめぐる論争?から割合という概念を理解することは、実は大変難しいということが分かった。何かの何かに対する割合が上がったということは、分子が増加することに起因するとは限らず、分母が減少することに起因することもあるということが総理と周辺には分かってないのか

・「エンゲル係数」とは?

19世紀のドイツの社会統計学者エルンスト・エンゲルが発見した経験法則

家計の所得が増えると「生活費(消費支出)に占める食費(食料)の割合」(エンゲル係数)が低下するというもの

食料費は生活する上で最も必需な品目のため、一般に数値が下がると生活水準が上がり、逆に数値が上がると生活水準が下がる目安とされている。

食費以外に支出をまわす余裕がなくなるので、「食べるだけで精一杯」という経済状況になるわけだ。

エンゲルが「法則」を発見した1800年代後半には存在しなかった消費スタイルが山ほどある

従って?

エンゲル係数を評価する場合は、単純な食料費と消費支出の関係だけではなく、その背景にある相対価格や可処分所得、平均消費性向等に要因を分解して慎重に判断すべき

・日本におけるエンゲル係数の推移

2005年まで低落傾向、以後はゆるやかに上昇し、最近は急上昇に。

総務省の家計調査によると終戦直後、昭和22年の全世帯のエンゲル係数は63%と高く、昭和28年は48.5%、昭和37年は39%、昭和54年は29.2%と、生活が豊かになるにつれエンゲル係数は下がっています。

特に2010年代半ばからはそのペースが速まり、2016年には25.8%(前年比0.8ポイント増、2人以上の世帯)と、1987年以来の高い数字を記録

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