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【年齢差41才!】恋愛未満の関係を描く「長閑(のどか)の庭」の魅力

ドラマ化決定!まさかの年齢差41才!大学院生(23)とドイツ文学教授(64)との恋愛未満の関係を描いた「アキヤマ香」原作の「長閑(のどか)の庭」の魅力を紹介します。年齢差のある恋愛が好きな方におすすめです!

更新日: 2019年06月06日

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この記事は私がまとめました

講談社発刊の女性向け月刊誌『Kiss』にて連載中の作品「長閑(のどか)の庭」の魅力や見どころについて紹介します。年齢差のある恋愛が好きな方、文学的な作品が好きな方、アカデミックな雰囲気が好きな方はハマると思います。

minamikanakoさん

ドラマ化決定!

2019年6月2日(日)からNHKBSプレミアムで放映がスタートします。
毎週日曜夜10時~10時50分
主演:橋本 愛 田中 泯

作品概要

黒い服ばかり着ているドイツ文学を専攻する大学院生「朝比奈 元子」(23)は憧れていたドイツ文学教授「榊 郁夫」(64)に告白するが、榊教授から「それは恋ではない」と断言されてしまう。はたして元子の気持ちは榊教授に届くのか――。

恋愛の定義を模索する年の差恋愛未満ストーリー。

原作アキヤマ香
『Kiss』(講談社)にて2014年3月号から2019年5月号まで連載。
コミックス6巻まで発行(2018年7月現在)

榊教授(64歳)とようやく思いが通じた元子に悲しい運命が待っていた――。
年齢差41歳の恋完結!

登場人物

ドイツ文学を専攻する修士1年生。大人っぽい見た目で、本当は可愛いものが好きなのに、似合わないという理由から黒い服ばかりを着ている。

ドイツ語で「黒い」という意味で「シュバルツさん」というあだ名がついている。

人付き合いが苦手。恋愛経験ゼロ。

「君の日本語は美しい」と言われた事が切っ掛けで、ドイツ文学科教授「榊 郁夫(64)」に恋心を募らせるようになる。

ドイツ語のプロ。著書や訳書を多数持つ。厳格で学生からは恐れられている。離婚歴がある。

針が苦手。
言い方は厳しいが元子には優しいと思われている。

元子に告白され「君のそれは恋ではないよ」と言い放つ。

ドイツ文学の助手。榊教授を尊敬しているが、榊教授と対照的な存在。
朝比奈元子を気にかけている。

元子が榊教授の事が好きだという噂を流す。
元子にいろいろとちょっかいを出している。

魅力1|気になる恋愛未満関係の行方

榊教授に告白する元子ですが、教授にハッキリと「恋ではないよ」と言われてしまいます。田中からはお祖父ちゃん子だった元子が、榊教授に「お祖父さんを求めているだけじゃないの?」と言われて落ち込む元子。恋愛初心者の元子には榊教授に対する好意が恋愛なのかわからなくなります。そこで元子は教授から「好意とその分類についての論文」を宿題に出されてしまいます。
こんな宿題を出してしまう榊教授の堅物ぶりがまたいいのです。筆者はくーっと胸をつかまれました。はたして元子の気持ちは恋なのか?ただの好意なのか?元子の気持ちが恋だった時、榊教授はどうするのか?まさに恋愛未満の元子と榊教授の関係にキュンとさせられるのも本作の見どころです。

みんなの感想

好きの種類、憧れと恋はどう違うんだろうとか。

そういうことを一度でも考えたことがある人はきっとグイグイ引き込まれるストーリーなのではないでしょうか?

主人公の祖父とそこまで年齢が変わらない教授は、確かにいつも苦虫を噛み潰したような顔で不機嫌なように見えるけれど紳士的だし、話をしてみるとなんだか可愛いところもあったりして魅力的です。

「こうじゃなきゃいけない」とか、「こうあるべき」という強迫観念めいた考えが邪魔して、自分の好きなようにするのが怖いというような気持ちになったことがある人におすすめしたい一冊。

これから主人公がその殻を打ち破れるのか楽しみです。

作者の巧みな手腕により教授と院生は少しずつ距離を縮めていく。この過程がよい。

内容も絵もどちらも素晴らしかったです!アキヤマ先生の描く、上品で繊細な絵の数々に魅了されました…!
なにより榊教授と元子ちゃんのこれからの関係が気になりまくりです!

魅力2|静かに揺れ動く榊教授がもどかしい。

元子が抱いている自分への好意は「嗜好と師弟愛」だと突き放し、頑な態度を取る榊教授はかなりもどかしい存在です。元子が懸命に自分の気持ちを見つめ、成長していく過程で、元子の気持ちを否定し続ける榊教授に対してイラッとするという声もありますが、そこが本作の面白さになっています。榊教授の気持ちが気になってついついページが進んでしまいます。

「恋」についてシュバさんが出した結論はおそらく賛否両論あろうかと思いますが、それぞれが違う「恋」を持っているのだ、ということなのでしょう。
しかし教授がやはりかっこつけすぎ。登場人物が成長していく中、一番イライラするのが教授になってきました。

シュバさんはぐちゃぐちゃになりますが、それが探していた答えに近づくために必要なのでは?と気づきます。
少しいらいらしながらも、徐々に成長してくる姿を見せるので、シュバさんを応援したい気分になってきます。しかしながら、結局のところ人間関係にかたくなである教授が研究対象でもある「ファウスト」を乗り越える物語なのかもしれません。

魅力3|格調高い世界観

立教大学文学部文学科ドイツ文学の先生も取材協力してるだけあって、ドイツ科の格調高い雰囲気が物語全体を包んでいます。登場人物一人一人がとても説得力のある作品になっています。文学部の雰囲気が好きな人には堪らない世界観だと思います。

作者はこの作品のために緻密な取材も重ねているらしい。このような大学教授がどこかにいるのであろう。
嫌味の無いキャラクターたちが各々の小さな恋心を育てながらすれ違うという物語は物語の王道でもあるがその分強力であろう。大学を舞台とした作品である。そういう雰囲気が好きな人にはおすすめではないか。

まとめ

以上「長閑の窓」の魅力をまとめてみました。最後までおつき合い頂きありがとうございます。
年齢差41才の恋愛はかなり無理があるのではないかと思いましたが、絵柄と榊教授と元子という魅力的なキャラにぐいぐいと引き込まれる作品でした。「枯れ専」好きの方、是非チェックしてみて下さい。

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