フリーターも多数…「博士学生」の就職難が深刻すぎる

博士課程まで進んだ日本の学生たちの働き先が少なすぎることが問題に。教員への道も険しく、民間企業も採用に本腰を入れていないのが現状のようです。

更新日: 2018年02月06日

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優秀な人たちのはず、なのに…

文部科学省が毎年実施している「学校基本調査」の2016年度版によると、博士課程修了者に占める就職者の割合は67.4%

大学院に進まず4年で卒業する「学部卒」の就職率は74.7%、大学院でさらに最低2年間研究を行う「修士卒」は77.5%。博士課程はさらに3年以上を研究に費やします。※「学校基本調査」2016年度版のデータを参照

「誰が見ても優秀な人であっても、大学で教員になるには3年程度かけて50校くらいを回り、ようやく1つ引っかかるのが実情」

なんて声も。

就職できても、「ポスドク」という期限付きで雇われる研究員のような弱い立場の人も多い。

有期の在任期間に成果を上げなければ、研究職を続けられない可能性もあり、精神的には常に追い詰められている

2人に1人はフリーターなど非正規雇用者としての労働に従事している

過去にはこんな指摘も。

では民間企業はどうかというと

「博士・ポスドクは専門性に固執しすぎていてビジネスでは活躍できない」といった企業側の偏見も強かった

修士なら研究のイロハが分かり出した頃ではあるけれど、まだ「これが自分の専門」というものがないため、どんな研究テーマを与えても取り組む柔軟性があるのだと言う

一流の化学会社、特に製薬会社は博士号を持っていなければ面接もしてもらえません

アメリカとか博士号取得者とかばんばん雇ってる話を聞くと、日本の企業は学術研究の成果をビジネスで発展させようみたいな会社があまりに少なそうで不安になる

とはいえ、少しずつ希望の光が

「自分の専門しかやりたがらない」という昔の博士のイメージとは、ずいぶん違っている。かなりの柔軟性と即戦力としての実力を備えたポスドクが多い

研究者が日頃行っている「課題に対して仮説を立て、実験して、考察する」というプロセスは、アカデミアだけでなく、社会の課題をも解決できる

博士課程修了者に特化した就活サイトも誕生していて、ニーズが高まっている様子!

2021年度までに、期限付き研究者のなかから300名を「期限なし」の研究者にすると発表。

若手の雇用安定を財源多様化で実現することで、大学の研究開発力を一層強化する

国からのお金に頼らずに財源を確保することが、やはり大学の大きな課題のようです。

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