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この記事は私がまとめました

mokabiさん

【何この話怖い…】車のそばに寝そべる女

去年の夏の話。

夜中、一度は熟睡まで行った眠りが浅くなって、目が覚めているようないないような、そんな状態のままずっと目をつむっていた。

それがどれくらい続いたのか分からないが、眠りが浅くなってからずっと車のエンジン音が聞こえている、ということにふと気づいた。

それでようやく目を開けて、体を起こした。午前3時半くらいだった。

アパートの二階に住んでいるうえ、暑くて網戸にしていたので、外の音は良く聞こえる。どうやらアパートに面した道路にエンジンをかけたままの車が止めてあるらしい。

半分眠りながら聞いていたから、どれくらいの時間その音が鳴っていたのかは分からなかったが、結構な長さだったような気がする。

眠りが浅くなるずっと前からだとしたら、2時間以上になる可能性もあった。なんにせよ目が覚めてしまったのはその音のせいだ。

迷惑だなと思うと腹が立って、網戸を開けてベランダに出た。声をかけたりする気はなかったが、どんな車が止まっているのかだけでも見てみたかったのだ。

車には詳しくないので、紺色っぽいバンとしか分からないが、そんな車が部屋のベランダのほぼ真下に止めてある。街灯がそばにあるおかげではっきりと見えた。

そして、車のすぐそばに、…まず体の右側を下にして横向きに寝転がり、全身をぴんと伸ばし、車のバンパーと平行になるように…

そんなふうに寝そべった、真っ黒な服を着た女が、頭を軽く上げ、マフラーと言うのか、車の排気ガスの出るパイプを口にくわえていた。

右手でパイプをつかんで、左手は「気をつけ」の姿勢みたいに体にぴったりくっつけてある。女の喉が動いていた。でもそれは呼吸の動きではない。

気体ではなく液体を飲み込むときの、「ごくっ、ごくっ」という大きくてはっきりした動きをしていた。女の横顔は白くて、大きな目はうっすら笑っているようだった。

しばらくあっけにとられて見ていたのだが、何かやばいものを感じて、急に怖くなった。

ひょっとしたら女は横目で俺の姿に気づくかもしれない。そんなふうに思ったとき、女は唐突にマフラーから口を離し、横倒しから四つんばいの姿勢になって、クモのように歩き出して車から離れていった。

と、女が十メートルほど歩いたところで、今度は車が動き出した。

車は狭い道で何度も切り返しをして向きを変えると、猛烈な勢いで走り出し、なおも四つんばいで歩いている女にたちまち追いつき、跳ね飛ばし、そして走り去った。

俺は部屋に戻ったが、警察に電話することもせず、混乱した頭を抱えたまま明るくなるまでベッドの上でぼんやりしていた。

何が起きたのか、女が何者で、車と女の関係はどんなもので、車に乗っていた人間はなぜ女を轢いたのか、疑問はいくらでも湧いたが、考える力がなかった。

朝になると、道路を通った誰かが女の死体に気づいたらしい。外が騒がしくなり、救急車、ついでパトカーがやってきた。

同じアパートの人が教えてくれたところによると、どうやら「夜中、この道路を歩いていた女性が車に轢き逃げされた」という話に落ち着いたらしい。

「そうじゃない」とは言えなかった。

【ゾッとするホームヘルパーの話】不気味なことが頻発する老人の部屋

ある日のこと。

教会に来る信者さんで、ホームヘルパーの仕事をしている田中さん(男・仮名)に一緒に行ってほしい家があると頼まれた。

老人の一人暮らしなのだがどうにも薄気味悪く、一人だと神経がまいってしまうらしい。

親父に一応相談すると「行ってあげなさい。」と言われたので、お礼のガストでステーキに釣られて手伝いに行った。

ご老人は80歳くらいのおじいさんで古い県営の住宅の4階に一人で暮らしていた。(表記は501号室)

田中さんの話ではもう県営マンションができた時からここで暮らしているらしい。

県営マンションのほとんどは空き家。正面に同じくらいの大きさのキレイなマンションが建っているとこを見ると、順番に取り壊して新しいのを建てる計画があるのだろうと、なにもしらない俺でも想像できた。

エレベーターで4階に移動して501号室にむかうと、奥の部屋の半開きのドアがバタンと閉まった。

空き家だらけだと思っていたが、わりと人が住んでいるんだなと思ったが、田中さんはそのドアの閉まった部屋の前で止まった。

そして書類ケースから鍵を取り出し、チャイムも鳴らさず鍵を開けて「おじいちゃーん」と元気良く部屋に入っていった。

部屋の中にはおじいさんが一人で寝ていた。昼間なのにカーテンを閉め切って、真っ暗な部屋の中は正直、汚物の匂いで充満していた。

田中さんは慣れた手つきで窓を全開にして、換気扇を回すように僕に指示した。

「おじいちゃーん」

と大きな声を出しながら布団をめくり上げると中からハエ数匹飛び出した。おじいさんは「あうあう」と言った声を出して田中さんに応えている。

田中さんはおじいさんの下の世話を手際よく片付けると、うまく寝返りさせてシーツをスルリ抜き出した。まとめて大きなビニール袋に入れると

「替えのパジャマとシーツを車に取りに行ってくるよ」

と言って部屋を出て行った。

俺はおじいさんに話しかけることで、このなんとも言えないやりきれない思いをぬぐおうと、おじいさんのそばに近づいて

「おじいちゃん!はじめまして!」

と大きな声で話しかけた。すると驚くことにおじいちゃんははっきりとした口調で

「殺してくれないか!」

と訴えてきた。

その声のトーンは「あうあう」と言っていたおじいさんの声ではなく、50才くらいの立派な男の人の低くて太い声だった。俺はびっくりしてしまって、ただ立ちつくしていた。

すると田中さんが走って息を切らせて帰ってきた。汗びっしょりの田中さんに

「どうしましたか?」

と聞くと

「なんでもない。なんでもない。」

と答えるだけだった。

その後は新しいシーツを敷き、パジャマを着替えさせてご飯を食べさせて帰る事になった。帰り際に体をふくタオルやぞうきんといった小物類を台所で洗って、ベランダに干して帰った。

「さようなら!」

と大きな声であいさつすると、おじいさんは「あうあう」と答えた。

ガストでステーキをご馳走になりながら田中さんと話をした。

少し迷ったが、田中さんが口を開くきっかけになればと、おじいさんが「殺してくれないか」といったことを話してみた。

すると、せきを切ったように田中さんがあの部屋でいろんな不思議なことが起こると話はじめた。やはりキリストの教えを疑うようで、俺に話していいか迷っていたらしい。

ホントは親父に相談したかったが、とりあえず俺に体験させることでワンクッション入れようと考えたようだ。

田中さんが見る現象でもっとも頻繁なのが、おじいさんがマンションから飛び降りているところが見えることらしい。

マンションの外からおじいさんの部屋を見ると、おじいさんが飛び降り自殺をしているのだ!駆けつけると下に死体はなく、部屋に入るとおじいさんは寝ているらしい。

この現象は田中さんの前任者、その前の前任者、ホームヘルパーの主任さんと、たくさんの人が見ているらしい。

そして目撃者はご近所にもわたり、今やこの県営マンションがほとんど空き家状態。近所でも噂になっているという。

教会に帰ってこの話を親父にすると

「死にたがっている生霊というわけだな…」

と答えた。どうしたらいいと思う?と親父にたずねてみた。

「どうしようもないだろう。願いを叶えてあげるわけにはいかないのだから」

俺はなんとも言えないせつなさと怖さを感じていた。もしおじいさんが老衰で亡くなっても、生霊はホントの霊となって消えないのではないだろうか?

時間にプライドと羞恥心は破壊され、なにもできなくなってもなお、孤独に生き続ける。

常識に強要されている悲しい人間のぶつける場所すらない、怒りと怨みはどんな「負」を作り出していくのだろう…

そして今は高齢化社会。我々の未来は「負」をさける術を持たない。

【ミステリー】行方不明者のかなり不気味な話

大学卒業して地元に帰ったら消防団に入れられた。

俺は妙な所で引きが強いみたいで、行方不明者捜索とかに出ると死体の第一発見者になった事がすでに2度(一人は水死体、一人は首吊り)火災現場でも煙に巻かれて亡くなった子どもとおばあちゃんを発見したり…

学生時代にも後輩がアパートのベランダで首吊ってるのを第一発見したなぁ。首吊りの遺体を人生で2度も見る事なんてあるんだろうか…

まぁそんな俺が消防団で体験した話。ほんのりというか謎な話。

その日は朝早くから行方不明者のおばあさんAさん(70歳くらい)の捜索が行われた。いなくなったのは前日の早朝。

同じ敷地内に住む長男家族がAさん宅を訪れた時、朝食のご飯が炊かれた状態で炊飯器の中にあり、味噌汁もまだ温かいままだった。

「近所の商店まで買い物に行ったのだろう」程度に考え、その時はスルーしたらしい。

しかし午後になっても家に帰ってくる様子はなく、おばあさんの家の朝食も食べられずにそのまま。夜になっても帰って来ないので警察に連絡したそうだ。

その日の夜は消防署と警察で夜間捜索が行われたが発見できず、翌朝になって俺達地元消防団、総勢120名を使ってのいっせい捜索が行われる事になった。

家族の談ではAさんは足が弱く病院に通っていた。いつも押し車みたいな歩行器を使って歩いている。だからそれほど遠くまで歩いて行けない。日頃はせいぜい近所の小店に行く程度。

家には歩行器はなく、外出用の靴が1足なくなっていた。普段履きではなく、ちょっとかしこまった場に行く時に履いていた靴らしい。

着ていた服は家族の推測で普段来ている普通のシャツにズボン。

それほど遠くに行けないはずなので、事故にせよ、自殺にせよすぐ見つかるだろうと思ってた。

が、4時間探して手がかり無し。

地元は結構な田舎で、山の中とか海辺とか、Aさん宅の周辺を道無き道まで捜索した。

「徒歩で出かけてない」可能性も考え、地元のタクシー会社、交通機関の全てに連絡したがそれらしい情報はない。

「交通事故にあい、加害者が死体を隠した」とかの可能性が高くなったが、警察がどこを探しても事故の痕跡はない様だ。

結局二日間に渡って行われた捜索でAさんを発見する事は出来なかった。

それから1年と少したち、その件も忘れかけた頃だった。

警察が作った顔写真入りの捜索願の張り紙もずいぶん色あせ、たぶんAさんのお孫さんが手書きしたものをコピーしたと思われる「おばあちゃんを探しています」の張り紙も文字が読めないほどになっていた。

そんな頃、警察にAさんの目撃情報が大量に寄せられた。

「背格好も顔も服装も、歩行器を押して歩いている姿もAさんに違いない」

という電話が。

ところが目撃情報が寄せられる場所がバラバラで、Aさん宅の周辺から十数キロ離れた場所まで広がっていた。警察も情報にそって捜索を再開したがやはり発見できず。

ただ一つ共通しているのは、その目撃現場の近くには必ずお孫さんが書いた張り紙が掲示してあると言う事。そしてその手書きの張り紙全ての一番下の空白の所に鉛筆で一言

「おります」

と書き足してあると言う事。

未だにAさんは見つかっていませんが、家族も警察もあきらめているようです。

ちなみにその「おります」という書き込みですが、ガラスケースに鍵がかかるタイプの掲示板に張られた張り紙にも書き込まれていました。

鍵は公民館の管理者が持ってるので開けて書き込む事は不可能だと思いますけど。

「おります」の意味はきっとAさんがお孫さんに対して「いつもそばにいて見守ってるよ」と言っているんだと、勝手に解釈しています。

【洒落怖】夜の病院。おばあちゃんが一人。赤ん坊のような泣き声。

一年ほど前の話です。

当時私は、とある病院で働いていました。とはいっても看護師ではなく、社会福祉士の資格を持っているのでリハビリ科のほうで。まあデスクワークっぽいものです。

患者さんたちとももちろん話しますが、多くはお年寄り、入院患者さんがほとんどでした。

私の仕事でも一番大切なのは、監査の準備です。主任が主にチェックをするのですが、どこの病院もそうであるように、監査の前はたいてい泊まり込みで膨大な資料をチェックして補足します。

当然それに毎日の仕事もあります。仕方ないので残ってするはめになります。

その日も、今までのように居残ってPCの前に座っていました。リハビリ室には私一人。主任は帰ってしまっていました。

私は元々ビビリなので「大丈夫、ナースステーションには夜勤の看護師さんたちもいるし」と自分に言い聞かせ必死で仕事をしていました。

よくある話ですが、病院での不思議な体験はしょっちゅうあったのです。

しんとした部屋で仕事をしていると、私のタイピングの音に交じって微かにキイという音が聞こえました。振り返っても誰もいません。私は怖くなって

「…もう帰ろうかな、明日朝早く来てしようかな…」

と声に出して言いました。

急いでPCの電源を切って、荷物をまとめて立ち上がり、背後のドアのほうへ振り返ろうとした時に、自分の右側(リハビリ道具が色々置いてある)が目に入ってきました。

シルバーカーが2台並んでいる前に、一人のちいさなおばあちゃんが立っていました。

徘徊なんかはよくあることですが、ドアは開けた形跡がないし入院患者にこんなおばあちゃんがいた覚えもありません。新しい方なら、私達リハ関係者には通達があるはずです。

一瞬で物凄い悪寒を感じて固まってしまった私のほうへ、その老女は近づいてきて、目の前へ。そして私の腰に手を回して抱きつきました(私の肩くらいの身長でした)

濁った目でじっと私を見上げ、ゆっくりと口を大きく開けました。

「おぎゃあ!おぎゃあ!おぎゃあ!おぎゃあああああああ!!!」

赤ん坊のような泣き声が響き渡りました。どれくらいたったかわかりませんが、私は思い切り名前を呼ばれ強く肩を叩かれました。

「〇さん!?〇さん!!」

ハッとして振り返ると、3階の看護師長が立っていました。

なんでも、リハ室からカン高い悲鳴が聞こえたのであわてて来てみると私が呆けた様な顔で、声だけは凄く大きな声で叫んでいたそうです。

後ろには2人の看護師と介護師さん。そこで私は、安心して泣きだしてしまいました。

今では何だったのか、誰だったのかはわかりません。あの後、結局その病院はやめてしまいました。

ただ、その時の同僚とは今でもたまに連絡しますが、私がいた頃も日常茶飯事だった足音やナースコール、笑い声などは今でも頻繁に起こっているそうです。

これが霊感ゼロの私が体験した恐怖体験でした。

【ゾッとする話】赤ん坊の泣き声が聞こえる部屋

今から11年前…仕事で東京に1年近く暮らしてた時の話。

恵比寿駅から徒歩5分ほどの場所で、うろ覚えだが5~6階建てのアパートだった。

1階にはクリーニング屋。通りを挟んで斜め前に不動産屋があり、その不動産屋がアパートの管理者だった。

築10年以上はたってるだろうか、1フロア4戸で周りは雑居ビルで囲まれ、狭苦しく、暗いというのが第一印象だった。

不動産屋の担当者に通されたのは3階の一室。1LDKでユニットバス付。

玄関から6畳程のダイニングキッチンを突っ切って、すりガラスのしょうじで仕切られた6畳程のリビングが俺の部屋となった。

家賃が月20万。地方の田舎者の俺には信じられない額だ。(まぁ…会社が払うんだから関係ないんだが…)と思いながらも、そこで会社の上司との共同生活を送ることになった。

私事だが、この上司ってやつが超がつくほど嫌な奴で部下を何人もやめさせた事で有名だった。

慣れない都会生活+上司のイビリがストレスに感じてきた4ヶ月ぐらいたったある夜のこと、いつもの様に丸めた布団を壁際に押しやって、背中をあずけマンガを読みふけっていた。

ふと耳をすますと、表の車の往来の音に混じって、微かだが赤ん坊の泣き声が聴こえる。

布団を押しやった壁がコンクリートの壁にクロスを貼ってたんだが、どうやらこの壁から聴こえる。

耳を壁に当てると、よりはっきりと聴こえた。(あぁ…隣りの住人か…赤ん坊の夜泣きだな)ぐらいにしか思わなかった。

猫のサカリの声かとも思ったが、正直どうでもよかった。隣りの住人がどんな人かも知らないし、そもそも住んでいるかどうかも興味はなかった。

その日をさかいに、たびたび赤ん坊の泣き声を聴くこととなる。

ある休みの日の事。買い物からアパートに帰ったら、隣りの部屋の玄関扉が開いていた。

興味本位で廊下から中を覗いてみたら、玄関には黒い革靴が一足。それ以外はガランとしてた。ふと中から、不動産屋の担当者が顔を見せた。

『こんにちは』

まぁ一応お世話になってるのと覗いていた後ろめたさもあって、あいさつをした。

『あぁ、こんにちは』

靴を履きながら担当者もあいさつを返してきた。

『お隣さん引越しされたんですね?』

玄関先とはいえガランとしてたからそう思った。

俺は6時にはアパートを出て、帰宅は夜の10時過ぎという生活をしていたので(俺が仕事に行ってる間に引越ししててもわかんねぇわな)と思っていたが、担当者は

『えぇ、来週の土日に引越しされます』

なんて言ってる。

どうも話しが噛み合わない。よくよく話しを聞いてみたら、いままで空き部屋だったが入居者が決まったので、来週引越しに来るとの事。

(?じゃあ、赤ん坊の声は?コンクリートの壁を伝わって下か上の住人が?)なんて思ってたが担当者が

『じゃあ、これで…』

と言いながらその場を離れ様としたので、呼び止めて

『このアパートに赤ん坊のいる住人さんいますか?』

ってたずねた。
担当者は少し考えた後

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