彼女の書く詩は、派手な装丁とともに、一見してポップで楽しげな詩に見える。また、古典詩のような遠回しな難解な語句は少なく、読みやすく、簡単に読者に浸透してくる。しかし、明らかに何かが一般から外れた"何か"が潜んでいることが、彼女の詩を読めば伝わるはずだ。それは何だろう?目に飛び込んでくる異形な言葉の組み合わせや、創造の中で混じり合うそれらの形と色。恐さと共にそこからは読者の思い浮かべる楽しさが生まれてくる。彼女の詩の読みやすさに任せてはいけない。きっと、晴れた日の空に、ほんの一瞬だけ嵐の兆候が現れるような、見えない不気味さは、私たちの好奇心を駆り立てるのだ思う。

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