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“JRの”特別列車で日光へ 「いろは」4月運行開始

JR東日本は日光線で既存の車両を改造した特別列車を2018年4月から運行する。東武鉄道と「競合する」路線で利便性の向上ではなく「レトロ風な車両」で差別化を図る。

更新日: 2018年05月11日

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都心から延びる鉄道路線が2つもある日光。競合する東武鉄道の方が東京からの所要時間が短く有利だが、JRは異なるアプローチでさらなる収益を目指す。

nagatorailさん

一大観光地日光

平成28年度の日光市の観光客数は約1140万人。宇都宮市に次ぐ数だが、宿泊客数では那須町なども抑え県内トップである。

JRvs.東武鉄道 激しい競合があった

東京側から日光へ早く着く東武線が開業したことで競合が発生。

1929年(昭和4年)には距離的に有利な東武日光線(中略)が開業、競合関係となり熾烈な誘客合戦が展開された。

旧国鉄が特急を走らせるとそれに応じて東武鉄道も特急を投入し対抗。

観光旅客輸送としては東武優勢のまま1982年(昭和57年)の東北新幹線開業に伴って急行「日光」が廃止

東京からの誘客競争は東武優位のまま終わる。

現在は協調姿勢をみせる

2006年からお互いの列車が東武日光線とJR線に乗り入れている。

特に東京西部・神奈川エリアなどからのアクセスの利便性が高いJR新宿駅と東武日光駅・鬼怒川温泉駅を結ぶ特急列車の直通運転を開始します。

2006年3月から始まった。

JRは独自に「特別列車」を改造投入

所要時間では東武に勝てないJR。そこで2018年4月に誕生するのがこの特別列車だ。

観光でご利用されるお客さまにより快適な移動時間をお過ごしいただける車両として改造します。

205系(日光線) pic.twitter.com/ra74wBLCGc

写真は日光線を走る205系。JR東は205系の1編成を「いろは」に改造した。

愛称 「いろは」
日光の名所の一つである「いろは坂」と「物事のいろは」を掛け合わせました。

日光の市街地と奥日光を結ぶ曲がりくねった道路。急なカーブが「いろは歌」の字と同じく48あることからその名がついた。坂の上は展望がきき、秋には鮮やかな紅葉を楽しめる名所となっている。

レトロ調のデザイン

JR東日本HPより。
「レトロ」というのは日光線のイメージでもある。

車内内装は木目調とし、シートモケットもクラシックルビーブラウンをベースとした配色で落ち着いた雰囲気とします。

木を使用したつり革に変更します。(優先席付近を除く)

観光客に対応した設備

日光市は外国人観光客も多く、平成28年度は日光市内に宿泊した外国人が9万人を超えた。

ドア上に案内表示器を新設し、外国語表記に対応します。

Free Wi-Fi を提供できる環境とし、お客さまが観光情報などを得やすくします。

2月 ついに姿を見せる

4月 運行開始

2018年4月1日 205系Y3編成改「いろは」 「快速 誕生いろは日光号」(9861M) 宇都宮駅にて pic.twitter.com/vfz2N9V1cq

JR東日本HPより。
4月1日の「誕生いろは日光号」が最初の営業運転となる。

基本的に日光線の定期列車として運転しますが、栃木DC期間中や観光需要の高まる時期などでは、栃木県内を中心とした路線で臨時列車として運転します。

DCとは「ディスティネーションキャンペーン」のこと。日光線以外でも走る予定。

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