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寒いと痒くなる!寒冷蕁麻疹の症状と原因とは?

皮膚が冷えることが原因で起こる寒冷蕁麻疹は、冷たい水や風のように体温よりも低い物質に触れたり、温められた体が冷やされたことで発症します。また、アナフィラキシーショックと同じ反応ですので、全身に広がり呼吸困難を起こすような状態になれば、救命救急措置が必要な事態になる恐れがあります。

更新日: 2018年03月11日

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egawomsieteさん

■寒冷蕁麻疹とは

冷たい水や風のように体温よりも低い物質に触れたり、温められた体が冷やされたことで発症します。基本的には冬場に発症しやすいですが、エアコンの冷風などが原因で夏場でも寒冷じんましんになります。

健康な人でも、皮膚を爪で強くひっかくと、赤い跡がつきますが、特に刺激に対して蕁麻疹ができやすい体質の人がおり、赤色皮膚描記症と呼ばれます。

■寒冷蕁麻疹の原因

皮膚の温度が急に冷えることがきっかけとなり蕁麻疹が起こります。

寒冷蕁麻疹が起こるメカニズムは、皮膚の下の血管周辺にある肥満細胞(マスト細胞とも呼ばれる)が急激な温度変化により刺激を受け、免疫機能が働いてヒスタミンという化学物質が放出されることによります。具体的には、体温よりも低い物質に触れたり、温められた皮膚が急に冷やされたりすることで起こりやすくなります。

放出されたヒスタミンは、かゆみを引き起こすとともに、皮膚の血管を拡張させます。これによって、血液中の液体成分(血漿)が血管外に漏れ出し、皮膚を赤く盛り上げ蕁麻疹となって現れるのです。

激しい温度変化が、血管の周辺にある肥満細胞を刺激することでヒスタミンが放出され、そのヒスタミンが血管内の血漿を外に出すため、皮膚に赤みを帯びた膨らみができます。

冷房器具にあたったあとや入浴後の急激な冷え込みのように、寒冷による刺激で体温低下を引き起こし、温度差が生じることが原因です。

・朝起きてから、素足でフローリングに触れるだけでも

朝起きてから、素足でフローリングに触れると足の周りにじんましんができたり、冬に外出すると顔が腫れたり、冷たい風が触れた皮膚が赤くかゆくなることも、寒冷じんましんの例によくあげられます。

はじめは肌がピリピリする程度ですが、次第に症状は悪化して、次第にかゆみが取れなくなることもあります。

・症状が出る場面の例

●冬の朝、素足で冷たいフローリングを歩いた時に足に出る
●外に出て寒い風にあたった時、顔に出る

●お風呂で体が温まった後、脱衣所の寒さに触れた時に出る

●運動して汗をかいた直後、寒い風にあたって体温が低下したときに出る

●夏に暑い外出先から戻り、エアコンの冷気にあたった時に出る

●プールサイドで日光浴後、冷たいプールに飛び込んだ時に出る

●冷たいものを食べた時に出る など

1アイスクリームやジュースなどを飲むと、かゆくなります。

2裸足で冷たいフローリングを歩くと、足がかゆいです。

3寒がりで鳥肌が発生して、関節などがかゆくなります。

4冷たい風に当たると顔が部分的にかゆみを感じます。

5温まった状態で冷たい場所に移ると、かゆみを覚えます。

症状

小豆ほどの大きさの膨疹(ぼうしん)が現れます。次第に強いかゆみと赤みを生じます。

また、全身性と局所性があり、全身性は全身が冷えた時に全身に蕁麻疹が起こり、局所性は局所的に冷えた部分に蕁麻疹が起こります。

さらに、ヒスタミンが血管を拡張させることで血圧が下がり、頭痛、めまいなどを伴うこともあります。

広い範囲に出た場合、血管中をめぐる血液量が減り、血管が開いて血圧が下がり、以下のような症状を伴うことがあります。



・立ちくらみ

・めまいや動悸

・頭痛

・気分不良

たかが蕁麻疹、寒冷蕁麻疹と侮ってはいけません。寒冷蕁麻疹で起きている反応は、部位は限定されていますが、いわゆるアナフィラキシーショック(アナフィラキシー様ショック)と同じ反応です。全身に広がり呼吸困難を起こすような状態になれば、救命救急措置が必要な事態になることもあります。

■寒冷蕁麻疹になりやすいタイプ

•寒がりという自覚がある

•鳥肌が立ちやすい

•寒くなると厚着と周囲から言われる

•厚着のために冬場でも汗をかく

•脱衣場の温度を寒く感じたことがある

•入浴後は体温が下がっても気にしない

ジョギングなどをしている場合、

•汗をかきやすい

•紫外線を避ける時間に行っている

•屋外(例:公園)で走り終える

■寒冷じんましんになったらどうすればいい?

寒冷じんましんは、体の一部、または体全体に一般的なじんましんと同様の症状が出ます。長くても数時間ほどで治まりますが、その間に患部をかきむしったりしないようにしましょう。患部を刺激することでヒスタミンの分泌が活発になり、かゆみがさらに強くなったり、持続したりしてしまいます。

患部を冷やすこともNGです。通常のじんましんは冷やすことで症状を和らげることができますが、寒冷じんましんの場合は冷やすと悪化します。ですので、ゆっくりと温めるようにして症状の悪化を防ぎます。もし症状が長引いたり、我慢できないほどの症状が出た場合は、必ず専門医の診察を受けましょう。医療機関で処方される抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤の内服により、改善が期待できます。

また、寒冷じんましんの中には、遺伝性の家族性寒冷じんましんや、異常な免疫物質が血液の中に増えてしまうクリオグロブリン血症といった血管炎が原因である可能性もあるため、ただのじんましんと放置せず、専門医の診察を受けることが重要です。

■寒冷じんましんを予防するには?

寒冷じんましんの一番の予防法は、やはり「寒さによる刺激を受けないようにすること」でしょう。たとえば冬場の外出時にはマフラーや帽子、手袋などを着用し、外気に触れる部分をできるだけ少なくしたり、室内でも冷たい床は素足で歩かないようにしましょう。また、夏でもプールに長時間入っていたり、冷たいエアコンの冷気に直接当たることで症状が出現することがあります。とにかく皮膚が寒冷刺激を受けないように心掛けるべきです。

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