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【ネタバレあり】各局争奪戦で大人気のアガサ・クリスティ 『アクロイド殺し』の結末に騒然!

『黒井戸殺し』は、フジテレビ系列で放送予定のスペシャルテレビドラマ。 アガサ・ クリスティ6作目の長編小説でエルキュール・ポアロシリーズ3作目を 、三谷幸喜の脚本により日本初の映像化。原作の『アクロイド殺し』は、ミステリーファンの間では、かつてアンフェア論争が巻き起こった問題作だった。

更新日: 2018年04月15日

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nanochaさん

◆『アガサ・クリスティー』×『三谷幸喜』コラボ再び!

「原作・アガサ・クリスティー×脚本・三谷幸喜」の夢のコラボレーションが、再び実現します!2018年4月、『黒井戸殺し』が放送されることが決定しました。

▽アガサ・クリスティーが1926年に発表した人気長編推理小説「アクロイド殺し」を日本で初めて映像化。さらに、今作は三谷幸喜が脚本を担当し、『黒井戸殺し』として「三谷流・アクロイド殺し」を作り上げました。
▽三谷×アガサ・クリスティーといえば、フジテレビ開局55周年特別企画として2夜連続で放送した『オリエント急行殺人事件』(2015年1月11日・12日)において初コラボレーションが実現し、第一夜・16.1%、第二夜15.9%と、記憶にも記録にも残る作品を世に送り出しています。

「アクロイド殺し」はアガサ・クリスティー(1890~1976)による6作目の長編小説であり、エルキュール・ポアロシリーズの3作目にあたります。事件が起きた人間関係を知るポアロの隣人による手記を読んでいく形で進んでいく本作は、その結末におけるトリックの斬新さによって、当時世界中に衝撃を与えました。そのトリックを巡って「フェア・アンフェア論争」が引き起こされ、長らく「映像化不可能」とされてきた推理小説史上における金字塔的な作品と言えます。

▽『黒井戸殺し』の主人公は、『オリエント急行殺人事件』同様、日本の伝統芸能・狂言の第一人者と言われている野村萬斎演じる名探偵・勝呂武尊(すぐろ・たける)。
▽勝呂の良き相棒としてコンビを組み、事件の謎に立ち向かっていく、いわば“バディ役”となる、医師・柴平祐を演じるのは、萬斎と同じ舞台には立っているものの、テレビドラマでの共演は今回が初めてとなる大泉洋。

三谷作品には初出演となる、余貴美子、草刈民代、向井理、佐藤二朗、和田正人、三谷ドラマには初出演の寺脇康文、三谷演出の舞台や映画、ドラマに出演している浅野和之、秋元才加、三谷脚本のNHK大河ドラマ『真田丸』に出演している、大泉をはじめ、吉田羊、松岡茉優、藤井隆、今井朋彦、斉藤由貴、遠藤憲一らがそろい踏みしました。

◆テレビ朝日でもクリスティー作品のテレビドラマを2夜連続放送!

2017年3月に日本初映像化された『そして誰もいなくなった』。あれから1年…再びアガサ・クリスティの名作、2作品がこの春、テレビ朝日にて二夜連続で放送されます!

アガサ・クリスティが生み出した名探偵“ミス・マープル”を日本版に大胆アレンジし、熱演!
『大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~』。主演に沢村一樹を迎え、『そして誰もいなくなった』にも登場したキレ者の警部が謎多き連続殺人事件に挑みます!

◆『アクロイド殺し』※結末ネタバレ※

というのもこの作品はなるべく早いうちに読んでおかないといつどこでネタバレに遭うかわからない作品で、ミステリファンならあとで読もうとしているうちにさらりと答えを言われてしまう可能性が非常に高い。

※ここからアガサ・クリスティ『アクロイド殺し』をネタバレで紹介しますので、展開を知りたくないという方は読まないようにご注意ください※

何も知らずに読むことができれば幸運だとさえ言われているネタバレされやすい作品であることは確かだ。

『アクロイド殺し』は原題『The Murder of Roger Ackroyd』。アガサ・クリスティーによって1926年に発表された推理小説。『アクロイド殺し』は6作目の長編で、エルキュール・ポアロシリーズの3作目にあたる。

同じクリスティー作品としては『そして誰もいなくなった』、ポアロシリーズでは『オリエント急行の殺人(オリエント急行殺人事件)』『ABC殺人事件』とともに推理小説史上に残る名著とされている。無論、クリスティーの代表作であり、更にこの作品に関しては人気作家として売れ始めるきっかけにあたる。

「アクロイド殺し」A・クリスティー【ミステリ】フェラーズ夫人が夫の殺害とある人物に脅されていたことを告白する手紙を残して自殺したあと、手紙を受け取った村の名士アクロイド氏が殺害され、氏の義子ラルフが姿を消した…名探偵ポアロが事件の真相に挑む古典ミステリ、驚愕の犯人とは!?

この作品は、ポアロの隣人により書かれた手記という形をとるが、実はその隣人自身が犯人であったため、「語り手が犯人である」という叙述トリックが読者に対してフェアかどうかの論争を引き起こすことになった。

推理小説の語り手は他人事のようにストーリーを説明していくのでいわば空気のような存在、その空気のような語り手が真犯人でした、といわれたら油断していた読者は驚くに決まっています。

フェアかアンフェアか、その内容に関してすさまじい議論を呼んだことが原因の一つでもあったとは思うが、作品の質だけを見てもなかなかに素晴らしいといえる。

いつものポアロ作品はワトソン役、助手兼語り手をつとめるのが、アーサー・ヘイスティングズという友人なのだけれど(いつもはと言っても毎回ではない、ただしアクロイド殺し以前の二作は確かヘイスティングズ語り)、本作はジェームズ・シェパードがそれにあたる。これはポアロが探偵仕事を引退して本作の舞台である町で隠居しているからであるが、もうひとつの理由としては、まさにシェパード医師が登場人物みんなから信頼され、いわゆる探偵やその助手役として最も適任な役回りだったからだ。だが実はこのシェパードがとんでもない人間であったりする。何を隠そう彼がアクロイドを殺した真犯人だからだ。

▼意外すぎる結末に読者驚愕!

ポアロは犯人を暴いて警察に突き出すのではなく、犯人に自首を勧めるのでもなく、犯人に自殺をほのめかして死ぬように持って行くのです。理由が犯人には姉がいて、シェパード医師が殺人犯として捕まったとしたら彼女が哀れだからだということで実に感情的で勝手な理由です。

周囲の人達は、シェパード死亡の原因をどう考えるのでしょうか。「この中に犯人がいる」とポアロが宣言した集会。そこに出席し、密かに一人だけ残された人が翌日には死んでいる。それらしい理由を付けなければ、自分が犯人だと言っているようなものだと思うんですが。

ちなみにこの『アクロイド殺し』におけるポアロの推理を間違いだとして別の解答を論理的に導いている本もある。それがピエール・バイヤールの『アクロイドを殺したのはだれか』という本。

「アクロイド殺し」図書館にあったから借りたけど2週間で読み切れるかな

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