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魅力的なキャラと世界観はラノベだからこそ!一巻完結ラノベミステリー7選!

ラノベと言えば十巻を越えるシリーズも珍しくありません。でも巻数が多いと揃えるのが大変ですよね。そこで一巻で完結しているミステリーラノベをまとめてみました。本格推理とは違うラノベならではのミステリーが楽しめますよ。

更新日: 2018年09月18日

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gesyutarutoさん

■ミステリアスな彼女は人を殺したのか?

作者:間宮夏生

退屈な毎日から抜け出したいと願っている野々村はある日、噂の多いアイドル的存在、月森葉子の落としたノートを拾う。ノートの切れ端には彼女に似つかわしくない「殺しのレシピ」の文字。
翌日、落し物はないかと尋ねるが、彼女はきっぱり「いいえ」といった。それから数日後、月森の父親が事故死した。

第16回電撃小説大賞最終選作品。

話のほとんどが推測、憶測、想像、妄想で進むので、本格的なことは考えずに、じりじりとした雰囲気を楽しむべきですね。そう割り切れれば良作

捻くれ者の主人公と悪女なヒロインによるミステリー風味のラブストーリーといった感じで、細かな欠点は確かに多いのですが、とにかくヒロインである月森葉子が魅力的で、これだけで欠点を帳消しにしてくれるといっても過言ではありません

■なぜ彼女は死んだのか?その悲しき真相とは?

作者:柴村仁

夏休み、一人の少女が校舎の四階から飛び降りて死んだ。なぜ彼女は死んだのか?死ぬ瞬間を目撃した榎戸川と変人として有名な由良の二人が、死の真相を探る。その悲しき結末とは?

「プシュケの涙」の話自体は一巻で完結しているが、「ハイドラの告白」や「セイジャの式日」といった続編がある。

キャラの立て方、設定、構成、文章と、非常に繊細できめ細かい。とりわけ由良と吉野の関係を描いた後半部が良い。文化祭の日に、文化祭と無関係に(というか妨害行為として)渡り廊下の上で二人でしゃぼん玉をつくるシーンにぐっときた。ラストの収束も綺麗

さらりと読める学園ミステリーと思っていたら、後半から青春恋愛ものになっていた…切ない系が好きならオススメかも

■切なくて悲しい……心に訴えかける青春暗黒ミステリー

作者:桜庭一樹

早く社会に出たいと思うリアリストの山田なぎさは、自らを人魚だと語る転校生海野藻屑と出会う。これは彼女たちの友情を描いた青春暗黒ミステリーである。

2006年度「このライトノベルがすごい!」で3位を獲得。ライトノベルレーベルから発売されたが、後に一般文庫本が発売される。

純粋に話の組み立てや伏線の使い方は巧いし、登場人物は美しく、独特で、でもどこか共感できる部分を持っている。文句無しの傑作である、のだが私には毒が強すぎたのか、軽くトラウマになりつつある作品でもある

物語つくるの上手すぎ!ストックホルム症候群、ひきこもり、ミスディレクション、虚言癖、あらゆる伏線がいたる所に周到に張られている、これこそ小説なのだ!

■まともな奴は一人もいない!いかれた奴らのいかれた物語

作者:御影瑛路

人々は鎖に縛られている。恋愛や受験やらで苦悩する彼らを縛る鎖。しがらみに囚われ抜け出せず、見てくれの張りぼてを作り、正しいと信じ切っている哀れな彼らを縛る鎖。鎖の音ががちゃがちゃと聞こえる。彼はその音から逃げたかった。壊れ行く日常、その結末は。

作者のデビュー作。ラノベとしては異質なイラストが一切ない作品。

人に焦点が置かれ物語はそこから副次的に生まれる、といった形だが、作者の致命的な性質の分身とも呼ぶべき登場人物たちの異常性には芯があり、リアルとは言えないまでもラノベ的キャラクターとしての記号化に陥っていないのが魅力

思考がおかしい、常識的ではない主人公の周りの人達など、どこか西尾維新や佐藤友哉の雰囲気があり、電撃文庫よりもメフィスト系に近いのでは、とかんじました

■真実に迫るサイコサスペンス!

作者:赤月カケヤ

海里克也はなぜか保健室にいた。保険医の鏡司曰く、階段で転んで気絶したらしい。
海里は十歳の時、大事故に遭い、両親と記憶を失っている。また記憶がなくなったのか。そう思案する彼に司は「見えないものが見えていないか」と問いかける。
自販機の陰で倒れる少女、不幸の手紙、少女の死の映像、指の感触。これは幻覚?それとも現実?

第5回小学館ライトノベル大賞の優秀賞作品。作者曰くミステリーではなくサスペンスとのこと。

記憶や認識、価値観といった『ズレ』を物語の根底に横たわるテーマとして楽しげな日常が徐々に沈んでゆくような序盤、中盤の上手い具合に誘導されてゆく仕掛けそこから読者を裏切る終盤の展開と、サスペンスに必要な要素がきっちりと一冊に盛り込まれている

学園青春モノに軽くミステリーを絡めた感じの話かと思って読んでみたら、意外と真面目にサイコサスペンスしてて驚き。話もよく作り込まれていて、真相にはうまく騙された

■死なない生徒はなぜ殺されたのか?独創的なアイデアが光る一品

作者:野崎まど

「永遠の命を持った生徒がいる」女子校 「私立藤凰学院」にはそんな噂があった。着任したばかりの生物教師・伊藤はバカげた話だと信じていなかったが、ある日、自分こそが「死なない生徒」だと語る女子生徒が現れる。学生とは思えない雰囲気を漂わす彼女だったが、何者かの手によって殺害されてしまう。なぜ彼女は殺されたのか?

しっかりとした推理ものではないけど、個性豊かなキャラクタ達と衝撃的なシナリオを組み合わせたこの小説は本当に面白い

特異な設定、繰り広げられるロジック、巧みな伏線、意外かつ皮肉の利いた真相。「know」を除けば、一番出来が良いかもしれん(今まで読んだ中では)

■二つの事件が交差する痛快サスペンスアクション!

作者:成田良悟

怪しいネタ満載の雑誌「週刊ラストウィーク」の編集長・乙野辺ルイ、通称「オツベル」は編集部の頂点に君臨する若き女帝。その編集部に配属された新人・喜佐雪弘は顔に傷がある強面巨漢男。
ワケありの二人は連続殺人事件に巻き込まれてしまい……。

宮沢賢治著の「オツベルと象」を下敷きにした作品。ミステリーでありアクションでありサスペンスでもあるラノベ。

ミステリ要素がたっぷり含まれていながらも、アクションが盛り込まれていたり、人間同士の汚い駆け引きややりとりはやはり成田ワールドならではでしたね!

別の場所で発生する複数の出来事が最後には全て繋がっていくのは、この作者さん流石といったところ。ラストまでしっかり楽しめました

成田先生の作品をいろいろ読んでいるとニヤリと楽しめる仕掛けが多く面白かった

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