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売れっ子脚本家の思考法・仕事術

脚本家のインタビューから、脚本家志望者が学ぶべき発言をピックアップしました。

更新日: 2018年12月29日

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この記事は私がまとめました

我が友・前田裕幸が脚本家志望の人の参考になるインタビューを教えてくれたのでご紹介。

air_adviserさん

古沢 良太

映画「ALWAYS 三丁目の夕日」「ミックス。」テレビ「相棒シリーズ」「リーガル・ハイ」「デート〜恋とはどんなものかしら〜」「コンフィデンスマンJP」他

僕はだいたい、“逆マーケティング”なんですよ。『そんなのウケない』って言われると、やりたくなる(笑)

やっぱり時代じゃなく、普遍的に誰もが好きなものを作りたい。だからそういう作品に影響を受けてるんですね

常に書きたいテーマがあるわけじゃなくて、僕はおもしろい作品が作りたいだけです。むしろテーマって、作品を作っていくなかで見えてくることが多いんです

「これが世に出たら、すげーことが起こるぞ!」って思いながらコツコツと作っているんだけど、意外と大したことなくて。でもそうやってニタニタしながら、爆弾を作っているのが好きな、やさしいテロリストなんです(笑)。

自分らしさなんてものは信じていないので、むしろ気にしないようにしています。オリジナルを求められるようになって、こういうものを作ったら絶対におもしろい!という最初のイメージを大事にしています。

昔から藤子・F・不二雄の藤本弘先生に憧れていました。藤本先生は、毎朝決まった時間に自分のスタジオに行って『ドラえもん』を描き、決まった時間に家に帰ってという生活をずっと続けられていました。休まずに、次から次へと作品を描き続けた人です。とくに日常生活で派手なことをするわけじゃなく、ただコツコツと毎日描き続ける日常を送る姿が、とてもカッコイイと思います。

技術に引っ張られて、書きたいものが出てくる。そういうのは確実にありますね。技術的なメドが立って、手が届きそうになると、やりたいことがようやくはっきり立ち現れてくるんです

足立 紳

映画「百円の恋」テレビ「いつかティファニーで朝食を」佐知とマユ他

大人は頑張ろうと思う一方で、諦めるという選択もできますが、普通の14、15歳は何も解決しようがない、どうしようもないんだけど生きていくしかないということがあると思う。その切なさを、どう表現したら出せるかという場面でしたが、台本には詳しく書いていないんです

山田太一さんが好きです。山田さんの脚本は「ふぞろいの林檎たち」もそうですけど、格好悪い人しか出てこない。格好悪い人たちへの視線が9割厳しくて、1割優しい感じがするんです。格好悪い人を登場人物にする映画、ドラマはいくらでもあるんですけど、作り手が登場人物に優しすぎると思うんですよ

山田さんの脚本は、ダメな人には、甘ったれて生きてきたんだから厳しくいかなきゃダメなんだ、という思いがある。俺は自分自身に甘々で生きてきたんで、登場人物に申し訳ない感じもするんですが、自分に厳しくできなかったのを、登場人物に押しつけているところはあると思うんですけどね

西田 征史

映画「劇場版 TIGER & BUNNY」「小野寺の弟・小野寺の姉」「信長協奏曲」テレビ「とと姉ちゃん」他

食べ物って生活が出ると思うんです。コンビニで買ってきたご飯でも、プラスチックのまま出す人なのか、わざわざ別の器に入れ替えて出す人かで生活は違う

人を裏切ることも出来ますけど「世の中捨てたもんじゃないな」と思うことで明日も頑張れるなら、それがいいなと思うんです

岡田 惠和

映画「おっぱいバレー」「阪急電車 片道15分の奇跡」テレビ「ちゅらさん」「この世界の片隅に」他

物語を求めている人にとって、話がちっとも進んでないって気持ちがするのもわかりますが、僕自身は、そういうときが好きだったりするので。それはどうしようもない性なんですよね

ただただ、女性たちがしゃべっているような、何にもない話みたいなほうが自分の中では時間がかかっています。豊子(藤野涼子)がクイズで優勝する回なんかは、本当はなくてもいいエピソードですからね(笑)。でも、そういう話を書くのが好きだし、力量が試されると思うんです。つまらなかったら、書かせてもらえないですから

野木 亜紀子

映画「図書館戦争」「俺物語!!」「アイアムアヒーロー」テレビ「主に泣いてます」「重版出来!」「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」他

繰り返しは読まないです。原作を脚色する時って、一度原作を忘れた方がいいと思うんですよ。忘れないと再構築できないので。物語の根幹を理解して、印象的なセリフや大事なシーンを頭に入れてさえいればいいんじゃないかと

取り返しのつく過ちと取り返しのつかない過ちの線引きは難しいけれど、少なくとも人の命という取り返しのつかないものの前では、どんな理由があろうと殺してしまったら終わりで。とりわけ人の死に向き合う法医学という世界の中では、そこは守られるべき点だと考えました

尾崎 将也

テレビ「大奥〜華の乱〜」「結婚できない男」「梅ちゃん先生」他

事件から事件へと見どころをつないでいくより、人間(キャラクター)の気持ちをゆっくり伝えていくのが、わたしの作品の特徴

ドラマの中で人物を描くとき、それぞれのキャラクターを粒立てて描きたいのは当然だけど、そうするにはまずそれぞれのキャラの「違い」がはっきりしていないといけない。同じような人が並んでいると、粒立てて描くことは難しい

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