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テルエルってどんな街?

テルエル(Teruel)はスペイン・アラゴン州テルエル県のムニシピオ(基礎自治体)。テルエル県の県都である。

テルエルにはイスラム教徒の影響による美しい建築物がある。ユネスコの世界遺産に登録された「アラゴンのムデハル様式の建築物」には、テルエルの4つの教会が含まれている。特に華麗な大聖堂はムデハル様式で有名である。

13世紀初頭に金持ちの家の女性イサベル・セグラと貧乏な男性ディエゴ・マンシラが愛し合い、悲劇的な最期を遂げた「テルエルの恋人たち」の物語が知られている。

「テルエルの恋人達」の物語

13世紀のはじめのこと。テルエルにはフアン(ディエゴとも言われています)とイサベルという若い
恋人同士がいました。2人はたいそう愛し合っており、結婚したいと考えていました。しかし、イサベルは
たいそうお金持ちの家の一人娘で、フアンは貧乏な家庭の生まれ。イサベルの親が許すはずがありません。

しかし、2人は結婚を望んでいました。
そこで、ディエゴをイサベルから遠ざけるために、彼女の父親は彼に条件を出しました。


「5年間、待とう、その間にお前(ディエゴ)が娘 イサベルを幸せに出来るだけの充分な富と名誉を手に入れることができたなら、娘との結婚を許してやろう。」

と。

ディエゴは、イサベルに
「5年後にきっと充分な富と名誉を手に入れて戻って来るから、私を信じて待っていて欲しい」と告げテルエルの街を後にしました。

ちょうど5年の歳月が過ぎ、イサベルの父親を納得させるだけの富を得たディエゴは
愛するイサベルの待つテルエルに戻ってきます。ところがなんとしたことか、
イサベルはアルバラシンの名家の男性と望まぬ結婚したばかりだったのです。

それでも、諦めきれないディエゴはこっそりイサベルに会いに行きました。

しかし、人妻となった自分には、ディエゴのキスさえも受ける資格はないと、彼を拒んでしまいます。

彼は、悲しみのあまり、その場で倒れ、息を引き取ってしまったのです。

ディエゴの葬儀の後、姿を消したイサベルは、翌日 彼の死体に縋って息を引き取っているところを発見されました。

ふたりの深い愛を感じた遺族たちは、せめて死後の世界を共に生きて欲しいと、ふたりの遺体を、一緒にサン・ペドロ教会に埋葬したのでした。

「テルエルの恋人達」は実在したのか

「テルエルの恋人たち」は、ただのスペイン版ロミオとジュリエット伝説ではありません。彼らが実在したという文書も現存し、サン・ペドロ教会に安置されていた1対の男女のミイラも後に発見され、これは彼らのミイラだと言われています。そしてこの1対のミイラは、イサベルとファンが生きた時代の物と科学的にも証明されているのです。

「テルエルの恋人たち」のミイラは、現在は発見されたサン・ペドロ教会に隣接する霊廟に安置されています。

立派な彫刻を施された棺に彼らのミイラは保管されていますが、よく見ると2人が差し出す手は繋がれていません。これは現世では祝福されず、結ばれなかった彼らを表現しているのです。

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