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イラク日報に感じる文学の香り、ほのぼの隊員の日常が書籍化待ったなし #バグダット日誌

防衛省が公表した自衛隊日報(陸自イラク派遣、バグダッド日誌)。その内容が今明らかに。

更新日: 2018年04月17日

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防衛省が公表したイラク日報(自衛隊日報)。内容は思いの外ゆるく、特に隊員が記した日誌が、「読み物として面白い」「ほのぼの過ぎるwww」とネットで話題になっています。

soki822さん

▼イラクのトンボはでかい。

イラクのトンボはなぜかでかい。最初にお目にかかったのは、外で煙草を吸っていた時で、急に目の前に現れるものがから、トンボだとは思わず、びっくりして煙草を落としそうになった。

イラクの月は、不思議である。日本でも月が欠けたり満ちたりするのは当たり前だが、イラクの三日月は、真下に弧を描いて輝く上弦の月である。日本の上弦の月は、右半分が輝くのだが。

▼イタリア人「同盟やろうぜ!」

イタリア人は日本人が好きで何かあるたびに招かれます。アルコールも入ってきて上機嫌になると過去の同盟ネタになることも...。

「今後も一緒にやろうぜ。」と言われ、笑いながら心の中で「No」と答える。友達にするには陽気でいい人たちですが・・・

▼ウィンクできない

初めて接する他国の風習の中で、最近対応に困っているのが、「ウィンク」である。

きれいな金髪の女性が「ウィンク」してくれれば、うれしいのだが、残念ながらウィンクするのは、額の面積が通常より広いオヤジか、ヒゲヅラのオッサンばかり・・・。

オッサンが相互にウィンクする光景の中に自分がいることが許せないから、私がウィンクしたことは一度もない。

▼スキンヘッド、その後の状況

スキンヘッドにして数日が経った。最初は遠慮がちだった各国軍人達の反応も、色々出てきた。

韓国のLO(陸中佐)は、会うたびに「南無阿弥陀仏」と言って拝んでくる。そのたびに、「きっといいことがあるよ」って答えている。

食堂で、肉の配食を専門にやっている雇用者がいる。久しぶりに肉をもらいに行くと「今日は豚肉ですが、いいですか?」と聞く。「いいよ」と私。ここで気がついた「俺はムスリムじゃない」。

最後に家族の反応を紹介する。家内は「普通に伸ばさないと(帰国しても)家に入れない。」とメールに書いてきた。国内外の反応の違いにとまどう私です。

▼情報伝達は的確に

自衛隊において「基礎動作の確行」が大事な事は誰もが知っているが、米陸軍においても同じである。米軍では、「やるべき事」を確実に部隊に徹底する上で、曹長の果たす役割は大きい。

「陸上自衛隊の第8師団長が本日午後から明日までの間、バグダッドに来訪されます。もし将軍に会った場合、『オス!』と言ってください。『オス』とは、米陸軍の『HOOAH(フーア)』と同じで挨拶する時の言葉ですので、将軍も喜ばれると思います」

言ったところ反響が大きく、初めてそのことを聞いた曹長などは、meetingの終始を通じて、「オス、オス」と言ってくれた。

米軍の曹長を通じての情報伝達の確行という点では、師団長の滞在間次のような状況であった。

空港で「オス!」、宿泊所で「オス!」、暗闇で通りすがりに「オス!」、魚釣りをしながら「オス!」。あまりにも「オス、オス」言われるので、流石の師団長もビックリされていた。

▼慣れぬ時差...

バグダットと日本では、時差が6時間ある。こちらからみたら日本時間はプラス6時間であるが、私は何度か電話で大失敗した。うっかり電話したら、相手の家では真夜中だった。

それ以来、緊急時以外で日本に電話するときは、”プラス6時間プラス6時間”と念仏のように唱えて日本時間を確認してから電話するようにしている。

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