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daiba49さん

ポーツマス大学のジョン・マギーハン教授の研究チームによってもたらされたものです。
チームでは、2016年に日本のゴミの中から見つかった「プラスチックを食べるバクテリア」の研究を進める中で、
突然変異によりペットボトルを分解できる新しい酵素を作り出してしまったとのこと。
マギーハン氏は「驚いたことに、後になってわかったのは、私たちが酵素を改良したということでした」と述べています。

研究チームは、日本で見つかったプラスチック分解酵素の構造を詳細に分析するために
オックスフォードの近くにあるシンクロトロン「Diamond Light Source」を使って、
太陽光の100倍も強い紫外線を照射することで原子の構造を探っていました。
するとその中で、PET樹脂を分解できる酵素が突然変異で作り出されてしまいました。
この酵素はペットボトルを分解し始めるまでに5日かかりますが、
これは海中で自然に分解されるためには数世紀もの時間がかかることに比べると、
はるかに短い時間であるといえます。さらに、研究者は高速化が可能であると期待を寄せています。

マギーハン氏は、「目指しているのは、この酵素を使ってプラスチックを元の要素にまで分解することで、文字どおりリサイクルできるようにすることです。これにより、石油の消費を減らすことができ、環境に存在するプラスチックを減少させることが可能になります」と展望を語っています。

2018年現在、世界では1分あたり100万本のプラスチックボトルが生産されています。しかし、その中でリサイクルされているのはわずか14%にとどまっており、残りは埋め立てられるか海洋にゴミとして漂い、魚などに食べられて汚染を拡大しています。また、最新のリサイクル技術には限界があり、ペットボトルを分解してもカーペット用の繊維として使われるのが主流です。これは、リサイクルの段階で十分な分子レベルの分解が行われないことが原因であるのですが、酵素を使った分解だと従来よりも高い分解が可能になるとのこと。この技術が実用化されると、ペットボトルを分解して再びペットボトルを作ることが可能になると期待されています。

また、この酵素を高温でも生存することが可能な「極限微生物(バクテリア)」に移植することで、活動の領域を広げる可能性も期待されています。ペットボトル素材の溶解が始まるセ氏70度の環境に酵素を移植したバクテリアを投入することで、通常の温度環境の10~100倍速いスピードで分解させることが可能になるとみられています。
また、海洋などの環境に存在している他のプラスチックをバクテリアを使って分解することができる可能性も指摘されています。ペットボトルは基本的に水に沈みますが、将来はこのバクテリアを海に散布することで、海洋を汚染しているプラスチックを分解できる技術が開発される可能性が期待されています。

メルボルンのRMIT大学の化学者で研究には参加していないオリバー・ジョーンズ氏は「この新たな研究結果は、非常にエキサイティングな内容を示しており、社会で拡大しているゴミ問題解消の助けになる強いポテンシャルを秘めています」「実用化までにはまだまだ多くの課題が残されていますが、正しい方向に進んでいることは間違いありません」の述べています。

アメリカの会社Global Resource Corporationが、プラスチックを石油へ戻す技術を開発したそうです。必要なものはマイクロ波で、あてるだけで石油と可燃性ガス、残りのカスに分解されるそうです。

詳細は以下の通り。
Giant microwave turns plastic back to oil - earth - 26 June 2007 - New Scientist Environment

GRC社が開発した「Hawk-10」という機械は1200もの異なる周波数を出すことができ、それが特定の炭化水素に作用することでプラスチックやゴム製の素材をディーゼルオイルと可燃性のガスに分解できるそうです。ビニールコーティングされた銅線でも、外側のビニールだけを分解してただの銅線にできるため、石油とガスを燃料としてリサイクルするだけでなく、銅線を取り出してリサイクルするのにも便利。

なお、日本でも2006年に崇城大学の研究者がペットボトルを電子レンジで分解する方法を開発しています。

日本の「ゴミの分別」は本当に役に立っているのか?武田教授が苦言」という記事で日本のリサイクル事情の裏側について暴露した、メルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』の著者で、中部大学教授の武田邦彦先生。今回は、ペットボトルなどのプラスチックのリサイクル・分別について、「分別は無意味である」「燃やして処理した方が無駄はない」「リサイクルすることによって巨利を得ている人たちがいる」など、衝撃的な話を紹介しています。

「自然界には存在しないプラスチックを分解できるバクテリアは存在しない ... に移動 - 自然界には存在しないプラスチックを分解できるバクテリアは存在しない」がこれまでの定説. プラスチックは、ある分子が鎖のように何個も連なって一つの大きな構造を作り上げた「ポリマー」と呼ばれるものの一つです。 主に炭素でできていますが、自然界にも「主に炭素から成るポリマー」は広く存在しており、たとえば食物繊維の正体「セルロース」も含まれます。 セルロースを分解できるバクテリアは自然界に広く ...

プラスチックが分解されるまでには何千年という時間がかかる。だが、科学博覧会に参加した16歳のDaniel Burd君は、たった3ヵ月でプラスチックを分解することに成功した。

カナダのオンタリオ州ウォータールー市に住む高校2年生のBurd君は、かりに1000年かかるとしても、何かがプラスチックを分解しているに違いない、その「何か」はたぶん、バクテリアだろうと考えた。

(地球のバイオマスの半分から90%までの範囲において、バクテリアは、生物学的神秘の謎を解く鍵として、かなり有力な候補になる)

『The Record』紙の記事によると、Burd君は、土にイースト菌を混ぜ水を加えたものの中に、粉状にしたプラスチックを入れて、30度にした。すると、自然界に放置した場合より早く、プラスチックが分解された。

食品のパッケージや買い物袋などで使われるプラスチックは、分子の鎖が長く、炭素と炭素の結びつきが強固であるため、バクテリアなどによって分解するのが難しいのが問題点で、環境汚染を引き起こしやすいと言われています。過去にはペットボトルの原料であるポリエチレンテレフタレートなどを分解するバクテリアなどが発見・報告されていますが、これらの微生物がプラスチックを分解するには数週間から数カ月もの時間がかかるのがネックでした。しかし、Bertocchiniさんが確認したハチノスツヅリガ ...

2015/01/06 - いまを遡ること2012年、イェール大学の研究者が、ポリウレタンを分解できる胞子 (Pestalotiopsis microspora) を発見した。ここから、この種のキノコがなぜプラスチックの毒性を保つことなく分解できるのかを探るリサーチ競争が始まった。 この発見からアンガーが考えたのは、”環境に問題あるもの”を”環境を解決するもの”に変えられないか、というアイデアだった。廃棄物を食物に変えられたらどんなに素晴らしいことか! 以前、『WIRED』では、アンガーによる「ハエの幼虫を食べられるお菓子に変える ...

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