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普通のライトノベルとはちょっと違う?推理作家が挑んだラノベ5選

昨今は様々なラノベが販売されています。恋愛やファンタジー、ホラーやSFなど、ラノベと一口に言ってもそのジャンルは様々。そんな中でも推理作家が描いたラノベをまとめてみました。ミステリーを得意とする作家がラノベを書くとどうなるのか、その答えがここにあるかも?

更新日: 2019年03月23日

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gesyutarutoさん

■SF界の大御所がちょっぴりエッチなラノベに挑戦!

作者:筒井康隆

超絶美少女のビアンカ北町は生物部研究員として、ウニの生殖実験を行っていた。だけど実験に飽き飽きしてしまい……後輩の塩崎哲也を使ったちょっと危険な実験を思いつく!
そんなビアンカ北町の前になぜか未来人まで現れ……。

大御所作家・筒井康隆氏初のライトノベル!
次回作の「ビアンカ・オーバー・ステップ」を書いているのは筒城灯士郎という作家。

冒頭のエロチズム、不謹慎な笑い、SF、ドタバタのエスカレーション、ちょっとしたパロディ、ラストの下げ、と、筒井作品らしさがしっかり出ていて、さらにラノベというキーワードが加わることで本当によくできた筒井作品入門書だと思います

ラノベの皮を被ったエログロSFストーリー。キャラたちの倫理感はなかなかぶっ飛んでるし、扱ってる内容も一般的なラノベというよりかはストーリー重視のSFノベルゲームにありそう

■投稿サイト「E★エブリスタ」で連載された書下ろしラノベ!

作者:石田衣良

高度植民地時代、日乃元皇国は他の勢力に追いやられていていた。
物語の舞台となるのは。植民地支配を担う優秀な軍人を育てる東島進駐官養成高校。エリートが集まる場所で、争いを嫌う逆島断雄は国家の存続にかかわる陰謀に巻き込まれていく。

作者が「雷田四位」というペンネームで、「E★エブリスタ」で連載していた電子書籍限定ライトノベル。続編あり。

あえて言うなら、徹底した軍事小説を描くことによって起こる読者の違和感。主人公・断雄が常に感じる葛藤が、強烈な作者からの「平和の尊さ」へのメッセージだと感じた

戦前の日本を彷彿させる描写に、ロボット兵器や決闘劇などワクワクドキドキ出来る展開が盛りだくさん詰まっていて、とても読み応えがあった。これがネット小説だなんて、びっくりです

■炎上をテーマに取り扱った新時代のミステリーラノベ

作者:汀こるもの

パソコン教室の講師をしているぼくはある日、生徒に相談事をもちかけられたことから、32万アクセスの炎上事件に巻き込まれることになる。
事件を解決するため、ぼくはインターネットよろず相談所「さらまんどら」を頼る。
火の中でしか生きられない彼ら「サラマンドラ」。その所長オメガに仲間に引き込まれたぼくの運命とは?

顔のいい男2人と口が悪いJKとハードボイルドショタが悪で悪を裁いていくアンチスタイリッシュ事件簿。クソみたいないざこざやらクソみたいな自意識を出歯亀的精神で以てピーピングするのが趣味の方には格好のエンタメだと思う

2018年現在の現実が色濃く反映されていますので、新鮮味が失われないうちに読むとより面白いかと思います。探偵の人物造形もたいへん好みでした

■怪異をテーマにしたホラーチックなラノベ

作者:高里椎奈

新月の夜、火野弥嵩は忘れ物を取りに高校へと向かった。そこで『足』に襲われてしまう。
そんな火野の前に『幻想風紀委員会』という謎の二人組が現れ……。『足』の正体を探るため、火野も捜査に協力することに。

主人公の弥嵩を始め、どのキャラもとても良いキャラでみんな好き 思ってたよりホラーな話もあってちょっとびっくりしたけど、オチの付け方はとても高里さんらしくて好き

想像以上にホラーな内容で、第4話はとにかく怖かったけれど、面白かったです

■芥川賞作家が描くTRPG風ファンタジー

作者:相沢沙呼

魔術の才能が一切ない少年ジゼル・アンダーブルックリンは冒険者になることを決めた。
その矢先、ジゼルは半妖の少女ミリアと出会う。「姉のレナリアを探して」という依頼を引き受けたジゼルは思いもよらない事件に巻き込まれることに。

一巻完結のラノベ。

鮎川賞作家が描くライトノベル……と堅いイメージがあるかもしれないが、昨今のライトノベルと比べると表現や設定が事細かく描かれている

ラノベだけど今まで読んできたものより推理小説に近いかと。戦闘もあるし、男女間もあるけど情報収集して謎を解き明かしていくのはRPGっぽい

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