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フルーツにかつお節!?“酒税法改正で日本のビールが変わる!

若者を中心にビール離れが進む中、2018年4月に酒税法が改正。麦芽比率が引き下げされ、フルーツから鰹節まで、さまざまな副原料の使用が可能となった。大手各社はこの機会をチャンスととらえ、さまざまな“新ビール”を投入。「フードペアリング」普及とビール復活のきっかけとなるか、注目です。

更新日: 2018年05月07日

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aku1215さん

◆若者を中心に“ビール離れ”が深刻

消費者の嗜好が若年層を中心に缶チューハイなど他の酒類へ移る『ビール離れ』が続いている。

大手5社が発表した2017年のビール類国内総出荷量は、前年比マイナス2.6%。この集計が始まった1992年以降での最低記録を更新した。13年連続のマイナス更新と言うから、「ビール離れ」は深刻だ。

昨年6月、ビールの安売り規制がかかってビールの店頭価格が上昇、そして今春からは、10年ぶりに飲食店向けの業務用ビールも値上げ。ビールメーカー各社はなお、向かい風を強いられる。

◆そんな中、4月から酒税法が改正されビールの定義が変更

酒税法は、主に2つの観点からビールを定めている。ひとつは「副原料の使用量」だ。これを麦芽比率という。もうひとつは「副原料の種類」だ。従来は、麦芽比率67%以上とされていたが、今回の改正で、麦芽比率50%以上と緩和された。

認められる副原料は、これまで米、麦、トウモロコシ等わずかな品目に限定されていた。改正後は、果実、胡椒、山椒、ハーブ、野菜、そば、ごま、蜂蜜、食塩、味噌、茶、コーヒー、ココアなど、様々な品目が加えられた。

麦芽の重量の5%まで

◆これにはビール業界も期待している

今まで対象外の副原料を使った商品は発泡酒の扱いだったが、法改正によりビール表記を狙えるようになる。

安い印象のある発泡酒ではなく本流のビールとして売り出せることで、市場が活性化すると各社は期待を寄せる。

「定義変更は、市場活性化になり、大きなチャンスになる」(アサヒビール平野伸一社長)、「クラフトビール活性化の後押しになる」(キリンビール布施孝之社長)と期待が高まっている。

◆果物などを加えた“新ビール”を各社が続々投入

▼『グランマイルド』(アサヒビール)

アルコール度数は通常より高い7%ですが、副原料にレモングラスを使っていて飲みやすくした。

麦やアルコール7%の豊かな味わいがありながらも、余分な雑味や甘みを抑えることで、上品でやわらかな余韻とした。自分のペースでじっくり楽しめるスロービールとして新提案する。

「時間が経つと、ビールは麦のもったりとした不快な匂い、アルコール臭さ、この2つが際立ってしまいますが、そこを定義変更による新たな副原料の使用と当社の特許技術で解決しました。」

アサヒビール田中晃・常務取締役マーケティング本部長のコメント

▼「グランドキリン」2種類(キリンビール)

全国のコンビニエンスストアで期間限定発売する。350ml缶、アルコール5.5%、販売予定数約2.5万ケース。

また、6月5日に、爽やかで飲みやすい味わいと、華やかなオレンジピールの余韻が楽しめる「グランドキリン 雨のち太陽、ベルジャンの白」を全国で、期間限定発売する。

▼「海の向こうのビアレシピ」2種類(サントリービール)

サントリービールは4月10日から「海の向こうのビアレシピ〈オレンジピールのさわやかビール〉」「同〈芳醇カシスのまろやかビール〉」を数量限定で発売する。両商品とも350ml、アルコール度数はそれぞれ5%、5.5%。

「オレンジピールのさわやかビール」はカリフォルニアで楽しまれているという、ビールにオレンジを添えるスタイルにヒントを得たビール。小麦麦芽を一部使用し上面発酵酵母で醸造することでやわらかい味わいに仕上げた。

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