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ミステリ作家がガチで挑んだ恋愛小説が面白い!

恋愛小説って人気ですよね。でも定番の恋愛には飽きた方も多いのではありませんか。そこで推理作家が描いた一風変わった恋愛小説をまとめてみました。

更新日: 2018年05月28日

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gesyutarutoさん

■ほろ苦くて甘い極上のラブストーリー

作者:篠田節子

女性編集者に迫る罠と驚きの結末、息子の恋人に対して芽生えたほのかな気持ち、影のようにひっそりと生きてきた女が体験した最初で最後の恋、年齢差を越えた男女の愛など、大人の恋を描いた短編集。

中年期、高齢期を迎えた大人を視点に、恋愛、性を切り取ると言うよりはえぐり取った「苦い」短編小説集

こ、濃ゆい…!恋愛を描く小説は幸せな結末にせよ、破局を迎えるにせよ、もっと軽く煌びやかな展開になると甘く見てました。が、もっと機微に触れ深く書かれた4編でした

■パリを舞台に紡がれる幼馴染カップルと日本人カップルの結末とは?

作者:近藤史恵

幼稚園の頃から顔なじみである真緒と岳。二人は腐れ縁とも恋人とも言える微妙な関係だった。
そんな真緒と岳はパリで犬の弁慶と共に暮らしている。だがあるとき、岳が空港で置き引きに遭っていたという日本人カップルを連れてくる。パスポートが再発行されるまで家に泊めることに決めた二人。この同居生活が四人の関係性を変えることになる

作者はミステリを多く書いているが、これはミステリではなく、フランスに住む日本人カップルの大人っぽいクールでビターな恋愛小説

岳と真緒。2人供、似た者『感傷的な冷血漢』! 『モノクロ』のフランス映画を観てる感じかな・・・きっと、こんな恋愛もありで、 理屈抜きに楽しんで読めばいいのかも

■著者初のノンミステリー青春小説!

作者:宮部みゆき

高校生の花菱英一は写真館のある家に引越した。すべては一枚の写真が持ち込まれたことから始まった。女性の顔が浮かぶ心霊写真。写真にまつわる秘密とは?

著者初の恋愛が絡んだ青春小説。恋愛小説と家族小説の一面もある。ノンミステリーとなっているが、謎解きの要素あり。
2013年にドラマ化されている。

キャラクターが魅力的でぐいぐい読ませます。心霊写真絡みの話が続くのかと思いきや、家族愛❓やラブストーリーとも言えるものベースがあって、ぶ厚い本でしたがあっという間でした

大きな事件はなくとも、しっかりとした構成と魅力的な登場人物たちのおかげで、700ページがあっという間だった。全編を通してみれば、英一の成長と苦い初恋の物語なんだね

■時を越えた感動のラブストーリー

作者:松尾由美

北村詩織は自室に空いた壁の穴から、一年後の今日を生きているという人物の声を聞く。その人物は平野と名乗った。何でも北野と同じマンションに住んでいるという。
平野は北野にある指示を出した。北野は疑いながらも指示通りに行動するが……。

「書店員が選んだもう一度読みたい恋愛文庫」第1位の作品。2019年には映画が公開される予定。

時空を超えるという設定と恋愛物というところから、「僕は今日」を思い出し、予想通りの展開になるのかなぁと不安になりつつ読み進めたが、最後の方まで先が読めず、いい意味で期待を裏切られた

前半はやや退屈でしたが、途中からはページをめくる手が止まらなくなり、結局一気に読了し、珍しくキュンキュンし、ラストではガラにもなくうるうる、しばらく余韻に浸っておりました

■一冊のノートを巡る恋模様

堀井香恵は、文房具店でアルバイトに日々勤しんでいる大学生だ。別に友達と仲が悪いわけでもないし、アルバイトが嫌なわけでもない。でもなんだか物足りない。
そんな彼女はある日、自室で一冊のノートを見つける。前の住人の忘れ物と思われるノート。彼女は興味本位で中を覗きみる。その日を境にすべてが変わり始める。

2007年に映画化されている。なお原作とはややストーリーが異なる。

筆者はミステリー作家とのことであるが、この恋愛小説については、ストーリーはひねりがなくストレートであるが、本当の主人公である「彼女」の恋愛に関する心理描写は一級品で多くの読者が共感するでしょう

優しく儚げなストーリーでした。命の尊さ、人生の楽しさ、そして恋愛する喜び。今の私にとって必要な心に染みる言葉言葉が描かれていました

■秀逸な構成と仕掛けが光る恋愛短編集

作者:東野圭吾

間仏のスキー場に集まった8人の男女。彼らの運命が交錯するとき、恋の物語が幕を開ける。その先に待ち受けるのは天国か地獄か。スリリングな恋を巡る連作短編集。

ミステリーというジャンルには嵌らないですが、第1章と最終章のくだりでは、思わず「あ〜!」と唸ってしまいたくなる仕掛けがあって、楽しめました

登場人物たちのキャラの描き方、ラストのどんでん返しと全体の構成も見事で、ドキドキしたり、ニヤニヤしたり遊園地にいるような読書でした

■理系ミステリィの名手が送るラブコメディ

作者:森博嗣

起き抜けのシャンプーとどきどきの探求を趣味にしている窪居佳那は、現在二十四歳の研究生だ。大学院のドクターコースで日々研究に励んでいる。
彼女の目下の悩みはお酒を飲むと記憶がなくなること、それと自分自身の気持ち。爽やかな後輩の鷹野、人形オタクな水谷、謎めいた怪僧武蔵坊、ダンディすぎる指導教官の相澤。彼らに囲まれた佳那のどきどきは誰のせい?
森ワールド全開のラブコメディ!

物語全体の構成はかなりの凝りよう。伏線バリバリ張り巡らしてあり、読み手のどきどき感もちゃんと押えてあります

森博嗣独特のラブストーリー。主人公の女の子の頭の中が面白かったです。この作者にしか書けない世界ですね

■時空を超えて何度もめぐり合う二人のラブストーリー

作者:恩田陸

男と女は何度もめぐり合っていた。17世紀のロンドン、19世紀のシェルブール、20世紀のパナマ、はてはフロリダと時空を超えて。決して結ばれることはない二人。それでも二人は深く愛し合う。SF要素のある異色の恋愛物語。

五つの短編が収録されていて、それぞれ絵画をモチーフに話が作られている。

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