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思わず読み返したくなる叙述ミステリ小説の傑作5選

トリックが明かされた瞬間思わず絶句! もう一度読み返したくなる叙述ミステリ小説の傑作を5作紹介します。

更新日: 2018年05月18日

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この記事は私がまとめました

叙述ミステリ小説とは?

言語のみによって構成される「小説」という形態を利用したトリックである「叙述トリック」を用いた小説です。

小説であるがゆえに成立するトリックなので、基本、そのままでは映像化は不可能です。

小説という形式自体が持つ暗黙の前提や、偏見を利用したトリック。典型的な例としては、前提条件として記述される文章は、地の文や形式において無批判に鵜呑みにしてもいいという認識を逆手にとったものが多い。登場人物の話し方や名前で性別や年齢を誤認させる、作中作(劇中劇)を交える、無断で章ごと(時には段落ごと)の時系列を変えることで誤認させるなどがある。

叙述ミステリの古典と言えば・・

叙述トリックを広く一般に認知させた作品。

そのトリックの是非について(アンフェアーではないか?という意見もあり)大きな論争を巻き起こしました。

ハマれば病みつきになる叙述ミステリ

トリックが明かされた時の「衝撃度」と「読み返したくなる感」は一度味わえば病みつきになります。

叙述ミステリの醍醐味を味わえるよりすぐりの五作を紹介します。

「殺戮にいたる病」 (我孫子武丸)

連続猟奇殺人事件もの

驚愕のラストに誰もが茫然とし、我に返って最初から読み直すはず!

面白い!まんまと騙されました。これは映像化できない作品です。

非常に良く出来ている。
わかっていても気持ちよくだまされた。
気持ちよく落とされた。
最後の最後まで引き付けられて、いきなり落とされる快感。

「ハサミ男」 (殊能将之)

美少女ばかりを狙う連続殺人犯「ハサミ男」が自分の手口をマネて殺人を犯す犯人を捜すという奇抜な設定。

読んだ後、仕事が手につかない。
いや、読み始めると仕事が手につかない、、
これが一番の注意です。

騙された! その一言に尽きる。何か引っかかる部分がありながらも読み、明かされていく真実に混乱し、自分の思い込みに気付く。自然に書かれているからこその違和感というか。面白かった、これは余韻が残っているうちに読み返そう。

「イニシエーション・ラブ」 (乾くるみ)

80年代後半を舞台にしたさわやかなラブストーリーにみせかけて実は・・

ラストから二行目でまったく別の物語に変貌します。

驚愕のラスト、二度読み必至と記載してあるので自分の中で色々と読みながら結末を予測したりしていたのですが、はるかにそれを上回る予想だにしないラストでした。

「葉桜の季節に君を想うということ」 (歌野晶午)

霊感商法事件の調査を依頼された私立探偵が意外な事件に巻き込まれていく。

あらゆるミステリー賞を総ナメにした傑作。

深夜、眠気と戦いながら読んでいた私が「うわああああ!」と声をあげて立ち上がってしまい、眠気がふっとび眠れなくなってしまった作品。

前評判を聞いていたのに騙されたー ちょっと無理あるよと思ったけど、でも見事に騙された。途中ぐいぐい引き込む感じはなく飽きかけたけど最後まで読むともう一度読み返したくなる不思議な本。

「ロートレック荘事件」 (筒井康隆)

ロートレックの作品に彩られた洋館で起こる連続殺人事件。

トリックが明かされた瞬間思わず声をあげてしまう可能性があるため、終盤は誰もいない所で読むことをおすすめします。

所どころで感じる違和感が最後に分かり、納得です。みごとに騙されました。大変面白かったです。

映像化不能のはずなのに・・映画化された作品もあります

監督:池田敏春
出演:豊川悦司 麻生久美子

原作とは別の仕掛けのようです。

監督:堤幸彦
出演:松田翔太 前田敦子

これは本当によくできてました。脚本家さんすごすぎ!

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