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WHOが世界中からの根絶を目指す「トランス脂肪酸」とは

以前より「トランス脂肪酸」による健康への悪影響を訴えてきたWHOがこの度、世界中からトランス脂肪酸を一掃することを目指した戦略を発表しました。

更新日: 2018年05月26日

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ppp_comさん

■WHO、トランス脂肪酸を根絶へ呼びかけ

世界保健機関(WHO)が、マーガリンなどに含まれる「トランス脂肪酸」を2023年までに世界の食品から一掃することを目指し、段階的な戦略を発表した

目標は、「1000万人以上の命を救う」ために、トランス脂肪酸を2023年までに食品から排除すること

WHOは、多くの加熱食品や加工食品に含まれるトランス脂肪酸を摂取することが、毎年50万人以上が心疾患で死亡する原因となっていると推定

■トランス脂肪酸とは

マーガリン、ショートニングの他に、菓子類、ケーキ類、パン、コーヒーのクリームなど多くの加工食品に含まれています

■なぜWHOはトランス脂肪酸の根絶を目指すのか?

トランス脂肪酸を摂取し続けると、悪玉(LDL)コレステロールが増加し、善玉(HDL)コレステロールが減少する

心疾患や脳卒中、2型糖尿病といった疾患のリスクを高めたりするなど、健康への悪影響も指摘されている

■健康への影響から、世界中でトランス脂肪酸は規制の対象となっている

2015年6月16日に、米国食品医薬品局 (FDA)が「2018年以降、トランス脂肪酸の発生源となる油の食品への使用を原則禁止する」と発表

米国カリフォルニア州やニューヨーク市では、レストラン等に対して、油脂の加工工程でできるトランス脂肪酸の含有量を、食品1人前当たり0.5 g未満とする規制を設けています

デンマークでは03年6月から食品中のトランス脂肪酸の量を全脂質の2%までとする罰則規定のある行政命令を制定

韓国では2007年12月よりトランス脂肪酸量の表示を義務化した

■一方で、日本はというと…

厚生労働省は日本人のトランス脂肪酸の摂取量は国際基準より低いから大丈夫という見解

内閣府の食品安全委員会は「日本人の摂取量は少なく、通常の食生活では健康の影響は少ない」としています

■現時点では製造メーカーの自主的な取組みで削減などが実施されている

明治、雪印メグミルク、J-オイルミルズは今春までに、家庭用マーガリン類の全製品でトランス脂肪酸を多く含む油脂を使わない製法に切り替えた

外食大手では、日本マクドナルドが2007年に揚げ油を変更し、フライドポテトのトランス脂肪酸を5分の1に削減

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