マジか…「訪日客」増加のウラで起きてた異変

いま前代未聞のペースで増え続けている「訪日観光客」。政府の観光立国への取り組み、またクールジャパン戦略が功を奏しているわけですが、実はそのウラで様々な問題が表面化してきています。

更新日: 2018年06月01日

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この記事は私がまとめました

前代未聞のペースで増える「訪日客」

4月までの累計は1051万9000人となり、これまでで最も早いペースで1000万人を超えた

2020年には4000万人という目標を政府が掲げている。

【観光産業国際競争力ランキング】
日本は2009年に第25位というポジションでしたが、2017年の最新のランキングではなんと第4位まであがっているのです。しかも、そこでは「この2年、世界で最も改善している」という評価

ただ、この急増による弊害も…

観光客急増による様々な弊害が目立ち始めた現在、我が国において徐々に使われ始めている新しい造語

一部の訪日外国人は立ち入り禁止の場所や私有地に無断で入って撮影を行ったり、名所周辺の店舗でトイレだけの利用をしたり、桜を折って持ち帰るなどの行為をするようになっている現状が

警備員を多く配置するなど対策をしてきましたが、これ以上のコスト増大は難しいと判断。

市民の日常生活の「足」となってきたバスは常に満員、市民の生活圏の中に違法民泊業者も増え、住民からは「もはや限界」という声も

観光客によって満員バスが日常化された京都では出勤時間帯の会社員がバスに乗れない場合が多い

また、より深刻な問題が

日本の左側通行に慣れていないため交差点を曲がった後に混乱したり、世界的に八角形が多い「一時停止」を示す標識が日本では三角形のため、気づかずに事故を招いたりする

外国人の急増に法も追いついていない。

昨年、成田空港の出発ロビーでは、放置されたスーツケースが約250個見つかった。関西空港も負けてはいない。同空港では捨てられたスーツケースが2013年比3倍超の258個見つかった

外国人観光客がおみやげなどを詰め込むために大きなスーツケースに買いかえ、古いスーツケースを放置して帰国してしまう

テロが増えている状況の中、放置されたスーツケースの爆発物あるいは危険物質の有無を1つずつ調べなければならない

実は海外でも問題になっていて…

特にバルセロナやベネチアなど欧州の観光都市では、外国人が増えすぎて深刻な事態に。

バルセロナや、世界的な観光都市であるイタリアのベネチアなどで、相次いで住民による観光産業に対するデモがあった

日本がいま観光客増加を目指しているのとは真逆。

【バルセロナ】
2017年1月末には市議会で2019年以降新たなホテルの建設を禁止する法律が可決されている

【アムステルダム】
市街地でのアエ・ビーエンビー(民泊)全面禁止、遊覧船の係留禁止やクルーズターミナルの移転など

日本でこれからもっと観光公害が問題になっていっても何も不思議ではない。

日本でも徐々に、観光客対策の動きが

江ノ電に乗るのに観光客の長蛇の列ができている中、沿線の鎌倉市民は優先的に乗車できるというもの

沿線住民にいわゆるファストパスが配られ、観光客より優先的に乗れるようにするという社会実験が実施された。

観光公害というのは、的を得た表現だと思う。現状、京都の観光地に飲食を中心とした業態が参入し、景観を損なう事態が後を絶たない。住宅には景観制限を掛けながら、商業には規制を緩和している現状には違和感を覚える。観光の本質を鑑みれば、規制は当然であるし、それが文化を守る事だと思う。

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