今こそ注目したい。学生スポーツ「伝説の名将」たち

日大アメフト部の問題からいま問われている「学生スポーツの指導のあり方」。今回は、その良い例として知られている、帝京大学ラグビー部、延岡学園野球部、長崎総科大附高校サッカー部の3人の指導者たちをご紹介します。

更新日: 2018年05月29日

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「優勝することは頂上ではない」

部の体質を変えるため、上級生が掃除や食事当番などの仕事をするようにした。上級生が下級生の見本となり、下級生が上級生をリスペクトする

雑用をするのは、3・4年生。

先輩の世話、雑務、トレーングなどのマルチタスクを、慣れない環境下で奮闘する新入生に強制せず、自身のトレーニングと自己成長に専念してもらえるような環境を提供する

「間接的な指示や外的な圧力で自分を動かすのではなく、自発的に動けるようになること。つまり、内発的な動機づけ」

惰性ではなく、学生が自分たちで考えて行動できる環境作りを重視。

「優勝することが頂上じゃないと思うんです。学生の人生を考えたら、これから20代、30代と積み上げていくことになる。未来につながるものを積み上げていく機会として、ラグビーがあり、出会いがある」

「学生たちの将来の可能性を広げるため。学生たちが自分自身を成長させる力、幸せのチャンスを得られる力を蓄えていってほしい」

「九つの悪いことより、一つの良いこと」

「野球は確率と、状況判断のスポーツ。日常から状況を判断し、行動できるように」

実は三浦監督は元プロ野球選手で、60歳までプロのコーチも務めており、厳格な指導をするのかと思いきや…

「選手の表情が変わったと周りの人は言ってくれるんですが、波長が合ったんでしょうね。常に褒めてます。九つの悪いことより、一つの良いことを言う」

「上から目線で言わないように、悪いことは知らん顔というか、まずはいいところを伸ばしてあげようと。『三振してもいい』『空振りを恐れるな』とか」

「就任する前に何試合か見たら、実力のある子が多いのに、自分たちの力を出し切れていなかった。オドオドしてやっているような感じがした」

「私が試合をするわけじゃない、選手が試合をするわけですから気分良く、のびのびやりなさいと」

「人間性あって、技術が生かせる」

「指導者には、時代に沿って変えるべきことと、変えてはいけないことの両方があります。そのバランスが大事」

何十年も高校サッカーの第一線で働いてきた小嶺監督だからこその流儀。

「人格者で、厳しいことも言うが僕らのいろいろなことを見てくれていた。日頃のコミュニケーションの中から、人間として大事なことをたくさん学べた」

かつての教え子の弁。

「礼儀、日常での些細なことが勝負に直結する。技術はあるが人間性が養われていないと、それを生かせない」

「リーダーとなるべき指導者が信念を持って基本の部分を教えるのは、選手たちが社会に出たあとのことを考えたら必要なこと」

2時間の練習で、怒鳴りつける場面には一度も遭遇しなかった。むしろジェスチャーやギャグで笑いを取るなど、アメを多めに使っているように感じた。このあたりのサジ加減が絶妙

「周囲には『クソジジイがやっている』と思われているでしょうが(笑)、まずは今いる選手たちが卒業するまでは指導したいと思います」

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