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北朝鮮が「不可逆的な非核化」「他に類を見ない」安全を保証する用意

正恩氏側はほとんど何も犠牲にせずに世界唯一の超大国と対等の立場を手にしたのだから。

更新日: 2018年06月12日

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北朝鮮が「不可逆的な非核化」

Doragonflyさん

歴史的な米朝首脳会談を翌日に控え、ポンペオ国務長官は事前交渉が予想以上に速やかに進展したと明かした。

米国のマイク・ポンペオ(Mike Pompeo)国務長官は11日、北朝鮮が「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化」に着手するならば、同国に「他に類を見ない」安全を保証する用意があると言明した。

その上でポンペオ氏は、

「非核化は、北朝鮮にとって悪い結末をもたらすものではないどころか、その正反対で、北朝鮮の人々のため明るくより良い未来に導くものであると北側が安心感を得られるよう、十分な確実性を提示するための行動を起こすつもりだ」と述べた。

12日の米朝首脳会談で、トランプ米大統領と金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が初めて対面する。

正恩氏は、蜜月関係にある韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領には「社会主義スタイル」であいさつしたが、トランプ氏にはどう接するのだろうか

蜜月関係を強調したい半面、最高指導者としての威厳の維持にも神経を配る必要に迫られており、その言動に注目が集まる。

北朝鮮の労働新聞(電子版)は、4月27日と5月26日の2度の南北首脳会談で、正恩氏と文氏が抱き合ってあいさつする写真を公開した。金日成(キムイルソン)主席や金正日(キムジョンイル)総書記も過去、社会主義諸国の首脳と同様のあいさつをして、結束や親密ぶりを強調してきた。

同紙は3月と5月にあった中朝首脳会談で、正恩氏と習近平(シーチンピン)国家主席が抱擁するシーンは公開していない。

6月10日のリー・シェンロン・シンガポール首相との会談でも、握手だけで終わった模様だ。

韓国の情報機関、国家情報院の元職員は

「南北会談では蜜月を強調したい思惑が、中朝会談では緊張が、それぞれあったのだろう。シンガポールとは利害関係が大きくないからビジネスライクだった」と語る。

トランプ氏は9日、米朝首脳会談について、

「良いことが起きるかどうか、会って1分以内に分かる」と語った。元職員は「正恩氏も、トランプ氏に対する第一印象を相当意識するはずだ」と語る。

11日付の労働新聞は、米朝首脳会談について、「全世界の大きな関心と期待の中で史上初めて行われる」と強調。

最大限に政治利用したいという思惑をうかがわせた。トランプ氏が積極的に正恩氏とのハグを求めてきた場合、拒むのは難しそうだ。

最大限に政治利用したいという思惑をうかがわせた。トランプ氏が積極的に正恩氏とのハグを求めてきた場合、拒むのは難しそうだ。

韓国の専門家の1人は「抱き合うと、トランプ氏が正恩氏を見下ろすような格好になる」と指摘。最高指導者としての威厳を保つため、「難しい判断」を迫られるとの見方を示した。

北朝鮮が12日に開かれる史上初の米朝首脳会談に続く2回目の会談を7月に平壌で開催しようとアメリカに提案していたと韓国メディアが報じました。

韓国の中央日報によりますと、シンガポール消息筋の話として、アメリカと北朝鮮は水面下での事前交渉の過程で追加の首脳会談が必要だという認識で一致したということです。

韓国の中央日報によりますと、シンガポール消息筋の話として、アメリカと北朝鮮は水面下での事前交渉の過程で追加の首脳会談が必要だという認識で一致したということです。

このため、12日に開かれる最初の首脳会談では非核化や関係改善について包括的な合意をするにとどまり、具体的な協議は7月以降になるという見方が出ています。

11日の北朝鮮の労働新聞では1面から大々的にシンガポール訪問を伝え、会談への期待の高さが分かります。

中国側が提供した専用機から降りる金委員長の写真も使われていて、後ろ盾の中国を全面にアピールした形です。

朝鮮中央通信は「史上初めて行われる会談で新しい朝米関係を樹立する」としたうえで、「朝鮮半島の非核化実現をはじめ、踏み込んだ意見交換が行われるだろう」と強調しています

金委員長の11日のこの後の予定はまだ伝わってきていませんが、12日に行われる米朝首脳会談に向けて最終的な打ち合わせを行っているとみられます。

これまでの経緯はともかく、現代における最高に困難でやっかいな核問題で事態が進展するチャンスが訪れたのだ。

6月12日にシンガポールで開かれるドナルド・トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の首脳会談が歴史の大きな節目になるのは間違いないだろう。

トランプ氏にせよ正恩氏にせよ、控えめに言っても実力は未知数だし何をやるか予想もつかない。

米朝首脳会談の準備が断続的に行われたこの数カ月、「首脳会談の結果起こりうる、最善の事態と最悪の事態は何か」というものだった。

首脳会談を前に期待はあきれるほど高まっているが、こんなに大あわてでお膳立てされた首脳会談で得られる

「対話の目的は朝鮮半島における全面的かつ査察つきの核廃絶であること」で両首脳が合意することと、米朝の外交・政治関係の正常化。

現実的な時間の枠内でこれら野心的な目標を達成するには、両首脳は明確かつ詳細な共同宣言を採択し、交渉担当チームがこの2つを同時進行して進めるための道を示す必要がある。

両首脳にとっての目標は、妥当な時間(半年~1年以内)のうちに、進行状況を確認するために再び会談を行うことだ。
核実験停止とは何か(何が許されて何が許されないか)の定義を定め、現在の北朝鮮の核実験停止の確実な継続を図る方策についても合意しなければならない。

正恩氏側はほとんど何も犠牲にせずに世界唯一の超大国と対等の立場を手にしたのだから。

この外交プロセス継続のためにアメリカとそのパートナーの国々が合意できる対応(北朝鮮が攻撃的な軍事行動を控えるとか)についても合意すべきだろう。

トランプ氏は自分の交渉の腕に自信を見せているが、首脳会談をやりたいという気持ちが先に立ちすぎている。

それにこの1年、正恩氏はアメリカをダシにして東アジアにおいてかなり立場を強めてきた。

非核化を進めることができなければ、宣伝合戦という意味では正恩氏の大勝利になる。

首脳会談で非核化が進めばそれはそれでけっこうだが、それでも非核化が先の読めない大ばくちであることに変わりはない。

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