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日本人の「共通幻想」はどこで切り替わるのか?東京から西へ続く同一性の境界線の連鎖を考える

日本人の中に当たり前に存在している共通幻想。まるで1億人が1つの文化的・社会的に一体的な国民意識を共有しているような感覚は、幻想にすぎない。では、どこが切り替わるポイントか。首都であり最大都市でもある東京から西へ続く、別世界への境界の連鎖をまとめた

更新日: 2018年06月14日

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この記事は私がまとめました

「日本」をひとくくりにし、「外国」と日本の差異を強調したがる風潮にあえて一石を投じる。世の中はあいまいな境界の連鎖でできているものだと知るにちょうどいいまとめを目指している

gudachanさん

「東京都」という分岐点…多摩川を越えれば東京ではなくなるのか

道路でも鉄道でも、陸路で東京から西に向かうとき必ず通るのが多摩川だ。東海道線・新幹線・各街道や高速道路はこの橋を渡るタイミングが神奈川県との都県境になっており、地方自治体としての東京都はここで終わる

東京湾に注ぎ込む下流域においては東京都と神奈川県の都県境としての役割も担う。

東京都調布市、神奈川県川崎市多摩区からは東京都と神奈川県の都県境を流れ、両岸とも低地になる。

だが調布・稲城より以西は、多摩川の両岸が都内となり、都県境は陸地などに移る。最も神奈川県内に入り組んで存在しているのが町田市。JR町田駅南口が境になっており、「神奈川県町田市」ともいわれるほど、神奈川県との共通性が多い

県境は、ヨドバシカメラの前、JR町田駅の南口階段を降りきった所にいきなりある。

東名高速も国道246号も小田急も東急も、神奈川県に入ったあとに町田市に入る。町田市は都心からは、川崎市・横浜市より遠い。東名高速に横浜町田インターチェンジがあることからも、神奈川エリアである。

ただし都道府県は明治維新で地図上に区切られた区割りでしかない。江戸時代までは、神奈川県の北東部(川崎市および横浜市の大部分)も東京と同じ武蔵国に帰属していた。神奈川の中に国境があった

相模国は現在の神奈川県の大部分にあたり、武蔵国は現在の東京都や埼玉県、神奈川県の北東部。
実は、横浜市の大半がかつては武蔵国に属していた。

要するに明治時代初期までは、現在の神奈川県の中に、千年以上続いた相模国と武蔵国の国境が存在していたのである。

「首都圏」はどこまでなのか

都心を結ぶ通勤電車の1時間圏は、東海道線の平塚駅や小田急線の本厚木駅が西の限界となる。同駅を境に、車窓から住宅密集地や駅前ビル街の存在が消え、田畑や山林・伝統集落などの田舎情緒が増える。もちろんそこもれっきとした神奈川県域だ

1872年(明治5年)、新橋 - 横浜(現在の桜木町駅)間に鉄道が開業されると、それまで徒歩で1日、馬で半日かかっていた距離はわずか53分となり、東京 - 横浜間は一体となって新たな都市圏を形成し始める。開業当初、新橋と横浜の間には、品川、川崎、鶴見、神奈川の4駅(停車場)が置かれ、以後の京浜間の都市開発はこの停車場を中心に進められていくことになる。

神奈川県に居住して東京都区部に通勤・通学するというライフスタイルは、京浜地区の都市化が進んだ関東大震災後には広まり始めた。京急、東急などの東京都区部と川崎・横浜・三浦半島方面を結ぶ各線や、東京都区部から県央を通り県西部に延伸する小田急小田原線は、明治末年から昭和初年にかけて整備され、その沿線には宅地が開発された。

熱海は中部でなく関東?静岡県の東伊豆にみられる「東京的な影響」

静岡県は中部地方に属し、鉄道の在来線はJR東海なのだが、東海道線の熱海駅および同駅始発の伊東線はJR東日本管内。東京方面からの直通電車が多く、suicaもちゃんと使える

在来線構内はJR東日本横浜支社が管理・駅業務を実施する。
当駅始発の列車の中には、上野東京ライン・東北本線(宇都宮線)に直通し、宇都宮経由黒磯行きの直通列車も数本設定されている。
在来線は当駅がJR東日本とJR東海の会社境界駅であり、東海道本線の当駅以東(東京方面)と伊東線はJR東日本、東海道本線の当駅以西(静岡方面)はJR東海の管轄である。

静岡県内を通るJR線で、唯一県内で完結する路線でもある。また静岡県内でJR東日本が管轄しているのは、東海道本線の丹那トンネル以東と当路線のみである。

静岡県は県域放送を採用しているので、テレビキー局が見られないはずだが、アナログ放送時代には電波の関係上キー局が視聴できる家庭が大半だった。デジタル時代でも、ケーブルテレビでキー局すべてと東京MXさえ見ることができる

熱海周辺は、静岡のチャンネルが映らない。
細かく言うと熱海沖に浮かぶ初島に電波塔があるので初島が視認できる場所じゃないと映らない(神奈川に分類される市民 )。
というか、東伊豆は東京タワーと横浜ランドマークが受信できる。

そのせいか、熱海と伊東では在京キー局全5局(+tvk、MX)がケーブルテレビで今でも見られる、県内でも数少ない地域。

伊豆方言は関東方言に含んでとらえることもできるほか、東京都内の離島地域との共通点もある

伊豆方言 - 「…ずら、…ら」を用いるナヤシ方言だが、「…べー」を用いるため西関東方言に含める場合がある。

東京都に属する伊豆諸島北部(大島支庁、三宅支庁管内)は「北部伊豆諸島方言」とされ、伊豆方言と類似性が高い言語とされる。

静岡県の主要河川は実は東日本と西日本の常識の切り替わりポイント

ポリタンクの色が赤か青か、電気の周波数が50Hzか60Hzか、文房具のシェアなど、あらゆる東日本と西日本の違いが静岡県内の主要河川で分岐される。分野によって富士川が境なものもあるし、安倍川、大井川、天竜川などに依るものもある

どこからが完全な西日本なのか、逆にどこまでが東日本なのか

「天下分け目の関ヶ原」と言われているが、日本人の味覚はだいたいここで切り替わる。カップ麺・インスタント麺などでは東日本式の濃い口味つけと西日本式の薄口味付けで同じ商品でも味覚を替えてる

ちなみに,マルちゃんの『赤いきつね』やエースコックの『力うどん』などもやはり,関西と関東では味付けが異なっている。それぞれ,パッケージの横にE,W(エースコックではO,T)と表示されているので一度調べてみよう。

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