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“潜伏キリシタン”今夜にも世界遺産決定か

6月24日からバーレーンのマナマで開催される第42回世界遺産委員会での登録が確実になりました。

更新日: 2018年06月30日

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「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」

Doragonflyさん

日本に現存するキリスト教最古の教会「大浦天主堂」や「天草の崎津集落」など、12の資産から構成される。

新たな世界遺産として長崎県と熊本県にある「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の登録が、日本時間の29日夜にも正式決定される可能性がある。

ユネスコ(=国連教育科学文化機関)が、中東バーレーンで開催中の世界遺産委員会で、日本時間29日夜にも登録を決める可能性がある。

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、17世紀から19世紀に、日本でキリスト教が禁止される中、密かに信仰を続けた「潜伏キリシタン」と呼ばれる人々の歴史を物語るもの

登録が決まれば、日本国内の世界遺産は22件目になる。

長崎県・中村法道知事「新規登録案件が審議される日程になって参りましたので、緊張しています」

長崎県と熊本県にある「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産登録の勧告に、地元は喜びに沸いている。

資産の1つ、長崎市の大浦天主堂は、信徒発見の舞台。

地元のカステラ店「待ちに待った世界遺産なので、観光客が増えて、地元のカステラを買ってほしい」

長崎県庁には、未明にうれしい報告が届いた。

中村知事「ホッとしたというのが第一感。地域の活性化の大きなきっかけにしたい」

“潜伏キリシタンの里”の教会でも…

出津修道院・赤窄須美子シスター「よかったと思う。もう少し人が集まる、住む方が増える集落になるとうれしい」

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、17世紀から19世紀に、日本でキリスト教が禁止される中、密かに信仰を続けた「潜伏キリシタン」と呼ばれる人々の歴史を物語るもの。

日本に現存するキリスト教最古の教会「大浦天主堂」や「天草の崎津集落」など、12の資産から構成される。

登録を目指す12資産

原城址(はらじょうあと)
平戸島の聖地と集落(ひらどしまのせいちとしゅうらく) - 春日集落と安満岳(かすがしゅうらくとやすまんだけ)
平戸島の聖地と集落(ひらどしまのせいちとしゅうらく) - 中江の島(なかえのしま)
天草の崎津集落(あまくさのさきつしゅうらく)
外海の出津集落(そとめのしつしゅうらく)
外海の大野集落(そとめのおおのしゅうらく)
黒島の集落(くろしまのしゅうらく)
野崎島の集落跡(のざきじまのしゅうらくあと)
頭ヶ島の集落(かしらがしまのしゅうらく)
久賀島の集落(ひさかじまのしゅうらく)
奈留島の江上集落(なるしまのえがみしゅうらく) - 江上天主堂とその周辺(えがみてんしゅどうとそのしゅうへん)
大浦天主堂(おおうらてんしゅどう)

長崎におけるキリスト教の伝来~禁教の歴史

1549年(天文18年)
フランシスコ・ザビエルらの一行が鹿児島に上陸、キリスト教伝来。翌年から平戸で布教を始めた。
1549年(天文18年)
大村の藩主だった大村純忠が洗礼を受け日本初の「キリシタン大名」となり、長崎などをイエズス会に寄進、キリスト教文化が栄えた。
1587年(天正15年)
豊臣秀吉が「バテレン追放令」を発し、宣教師らの追放を命じた。
1597年(慶長元年)
宣教師や信徒ら26人が長崎の西坂で処刑された。
1615年(慶長20年)
徳川幕府が「禁教令」を全国に発布。
1622年(元和8年)
国外追放に従わず潜伏していた宣教師と宣教師をかくまったとされた信徒ら56人が長崎の西坂で処刑された。
1865年(元治2年)
浦上地区に潜伏していたキリシタンが外国人居留地に建設され大浦天守堂を訪れ、プティジャン神父に信仰を告白した(信徒発見)。

大浦天主堂 - わが国に現存する教会建築では最古

フランス人神父フューレ、プチジャンの設計により、豊臣秀吉のキリシタン禁教令で処刑された26人の殉教者のため「日本26聖殉教者天主堂」として建設された(1864年竣工)。正式名称は「日本26聖殉教者天主堂」、当時は「フランス寺」と呼ばれていた。キリシタン禁教令に屈せず260年にわたり信仰を守り続けてきた信徒発見の舞台になった教会堂でもある。
昭和20年(1945年)8月9日に投下された原爆により屋根、正面大門扉、ステンドグラスなど甚大な被害を受けた。わが国に現存する教会建築では最古、国宝に指定されている。

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