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新進気鋭の歴史小説家!木下昌輝のおすすめ小説7選

第159回直木賞の候補作品として「宇喜多の楽土」が選出された木下昌輝さん。歴史好きにオススメの小説をまとめました。(宇喜多の楽土、宇喜多の捨て嫁、天下一の軽口男、敵の名は、宮本武蔵、人魚ノ肉、秀吉の活、戦国24時~さいごの刻~)

更新日: 2018年07月13日

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sryamaさん

★『宇喜多の楽土』

父・直家の跡を継ぎ豊臣政権の覇者となった秀家。関が原で壊滅し、八丈島で長い生涯を閉じるまでを描く傑作長編。

宇喜多の楽土(木下昌輝/文藝春秋)、読み進める。 流れに身を任せるか、願いのために抗い続けるか。民を守るため、苦渋の決断を強いられる秀家。野望と陰謀が渦巻く戦国時代、切なすぎる。

『宇喜多の楽土』(木下昌輝/文藝春秋)読了。豊臣家の五大老の一人・宇喜多秀家の一生。侍としては優しすぎる気質で、どのように激しい時代を生きていったのか。彼が夢見ていたのは何だったのか。『捨て嫁』とは違ってストレートな話運びが、直家とはまた違う秀家なりの強さを表しているようだった。

木下昌輝先生『宇喜多の楽土』読了。感無量。前作『宇喜多の捨て嫁』の直家が為せなかった願いを継ぐ秀家。困難に立ち向かい、最後に負けた人物。前作で印象的な道具として出てきた『貝合わせ』が非常に巧い。為した行いが史実の結果として返ってくるのが非常に面白かった。丁寧で見事な構成。 pic.twitter.com/sUC3OuJHrC

★『宇喜多の捨て嫁』

娘の嫁ぎ先を攻め滅ぼすことも厭わず、権謀術数を駆使して戦国時代を駆け抜けた戦国大名・宇喜多直家。裏切りと策謀にまみれた男の真実の姿とは一体…

中3の息子が『宇喜多の捨て嫁』って構成が面白い、と言った。勝手に出して読んでたらしい。若年層にも支持される歴史ものって、いいね!

『宇喜多の捨て嫁』木下昌輝著 文春文庫 読了。歴史小説の面白さが、これでもかと味わえる作品。宇喜多直家と妻、娘たち。翻弄されながら、自らの分を全うする。時代とはいえ、あまりに切ない。先の先をいく、ばかしあい、恐ろしい策略が渦巻くなかで、史実と著者の力量で読む手が止まらなかった。

『宇喜多の捨て嫁』読了。宇喜多直家を中心とした連作短編集。大河では直家を陣内孝則が演じ悪人イメージはあったが、小説内の謀略暗殺騙し討ちの梟雄っぷりは凄まじい。短編集だがすべてが繋がっており、最終話では思いもよらぬ人物の再登場に驚いた。

★『天下一の軽口男』

何故人を笑わすのか? 人は何故笑うのか?笑いを商売に変えるため、男は血を吐く思いで立ち向かった。そして、栄光と挫折を味わった男の芸は文化となった。

木下昌輝 著『天下一の軽口男』読了!上方落語の始祖にして日本初のお笑い芸人、米沢彦八の一代記!笑話道というものは斯くも厳しく奥深いものであったとは!!! 才がある故妬まれ疎まれ騙されどん底に突き落とされながら決して権力に屈することなく何度でも立ち上がり咄道をゆく姿に感動しました!

時代小説が面白い。 天下一の軽口男 木下昌輝

「天下一の軽口男」読了 最初から最後まで気持ちよく読ませていただいた。巻末にある参考文献を見て実在する人物だと知ってちょっと吃驚。へぇ〜彦八って落語の祖とも言われてるんだ!でも分からなくてもとても面白い。本気の笑いの強さを見た。ラストは悲しいけれどとても素敵な笑いであった。

★『敵の名は、宮本武蔵』

島原沖畷の戦いで“童殺し”の悪名を背負い、家中を追放された有馬喜兵衛の前に、宮本無二斎と、弁助と呼ばれる子供が現れた。弁助は、「生死無用」の真剣で果し合いをするというのだが……。

『敵の名は、宮本武蔵』読了。親子がテーマの長編小説。章ごとに視点人物が変わり、連作短編小説の趣もある。段々と謎に満ちた武蔵の生い立ちが、明かされていく過程は見事である。剣での対決の描写も良い。闇濃く、血腥く、死屍累々の物語ではあるが、剣士達の誰かのために死を賭すひたむきさが救いか

『敵の名は、宮本武蔵』読了。 素晴らしいの一語につきる。一つ一つの短編それぞれに人生があって泣かせる。そして六篇目「無二の十字架」で明かされる秘密の哀切さ。 最後の「武蔵の絵」のうまさよ。猫の使い方がまた憎い。 あー、いいもの読んだ! pic.twitter.com/kLqGe6UgU4

木下昌輝「敵の名は、宮本武蔵」読了 生死無用の世界に生きる男達の姿は感動的 なかでもクサリ鎌のシンドと吉岡憲法の色がいい

★『人魚ノ肉』

坂本竜馬、芹沢鴨、近藤勇、土方歳三、沖田総司、斎藤一、岡田以蔵…想像を絶する幕末京都伝!人魚の肉を食めば、妖に憑かれる―。

木下昌輝「人魚ノ肉」読了。坂本竜馬や沖田総司らが人魚の血肉を口にして妖魔と化す…という荒唐無稽さを、今に伝わる史的挿話の枠内で物語った幻想/伝奇時代小説。血生臭く妖しい世界観が諸行無常の幕末動乱期と巧く重なって、刹那を生きる男たちの悲劇に深い陰影を与える。魅力的な佳品。#book

木下昌輝先生著「人魚ノ肉」読了。史実と創作の混ざり合い方が絶妙でどんどん作品に吸い込まれる。そして読み始めてすぐに高熱に魘されたのはこの本の妖かしにやられたせいかも。これまであまり興味のなかった新撰組だが、この作品によりもっと深く知りたくなった。

『人魚ノ肉』(木下昌輝著)読了。 舞台は幕末の東京。ひょんな事から人魚の血肉を口にした人々が辿る数奇な運命を描いた怪奇短編集。坂本龍馬や新選組に抗えない恐怖が襲う! ただ怖いと思わせるだけでなく美しいと思わせる文体も好きです。

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