1. まとめトップ
  2. エンタメ・カルチャー

読み応え十分!女流SF作家・上田早夕里のおすすめ小説7選

第159回直木賞の候補作品として「破滅の王」が選出された上田早夕里さん。彼女が描くおすすめのSF小説をまとめました。(破滅の王、華竜の宮、深紅の碑文、夢みる葦笛、火星ダーク・バラード、魚舟・獣舟、リリエンタールの末裔)

更新日: 2018年07月15日

16 お気に入り 1481 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

sryamaさん

★『破滅の王』

1943年6月、上海。かつては自治を認められた租界に、各国の領事館や銀行が立ち並び、「魔都」と呼ばれるほど繁栄を誇ったこの地も、日本軍に占領され、かつての輝きを失っていた。

直木賞候補作、上田早夕里先生の「破滅の王」読了。 戦時中の細菌兵器に関わる人々の物語。どうしようもない状況に置かれた時の科学者の倫理観や矜恃に、共感できる部分もありながらいろいろ考えさせられる。 極限状態の中で垣間見える、連帯感や友情めいたものに胸が熱くなる。

「破滅の王」上田早夕里 読了 第二次世界大戦期、新種の病原菌と戦い続けた科学者の話。長い本を読んでたはずなのに作中人物と同じように数十年もの歴史を見てきたような重みを感じる作品。上田さんの作品は群像の書き方が上手いですなあ。シンゴジ味を感じた。もしかしたらありえた世界って胸熱

上田早夕里「破滅の王」読了。 関東軍防疫給水部など実在の部隊や人物が登場するなど、史実の裏側で実際に起きていたようなリアリティが感じられる。史実に収束させると思い込んで読み進めてたし。 戦争と科学の発達という普遍のテーマを前面に出しすぎないところも良。 読み応えのある一冊。 pic.twitter.com/oV9rKOdLDY

★『華竜の宮』

地殻変動で陸地がほぼ水没しても人類は武器 を捨てなかった。さらなる絶望的な環境激変 は、この星のすべての命に対して決断を迫る

上田早夕里『華竜の宮』(早川書房)読了。ぬっはあ!何このTNGとFSSを愛する私のツボを直撃する話!人工生命体の存在がもう超ツボ!主人公が交渉と政治力でトラブルを解決していく姿も、ピカード艦長のようでたまらんです!ああもうこんなに面白いならもっと早く読めば良かった!悔しいいい!

上田早夕里『華竜の宮』読了。 これはまたすごいSFを読んでしまった。日本SFはどこまで発展するのだろうか。

『華竜の宮』読了。と、とんでもなく面白いな……! 間違いなく傑作。地球のプレートが云々して、大陸の大半が海に沈んだあとの未来で活躍する外交官と、さらに迫り来る環境変化のお話。いやーとにかく世界観の作り込みが凄い。激変した環境に適応できるように人間が人体をいじくってるんですが

★『深紅の碑文』

陸地の大部分が水没した25世紀。人類は僅かな土地で暮らす陸上民と、生物船とともに海で生きる海上民に分かれ共存していた。だが地球規模の環境変動が迫り、資源をめぐる両者の対立は深刻化。

深紅の碑文クッソ面白い 悲しいとか辛いだけじゃなくてすべてのエピソードに心を揺さぶられすぎて泣ける

上田早夕里「深紅の碑文」(ハヤカワSFシリーズJコレクション)読了。上下巻による海洋SFの大作。徐々に終末の迫る世界、その中で生きている様々な立場の人達一人一人の苦悩や情熱など…ページをめくるたびに息遣いがこれでもかと伝わってくる物語はひたすらに楽しく、面白かったです。

上田早夕里さんの「深紅の碑文」を読了。非の打ち所がないSF小説で、存分にたのしみました。読み終えるのが惜しくなる大作でした。

★『夢みる葦笛』

アマチュア音楽家の亜紀が街中で遭遇した人型の白いモノ。イソギンチャクのような頭を持つ奇妙な生物の正体とは!?

上田早夕里「夢みる葦笛」読了。初見の著者のホラー or SF短編10個。どれもほぼ共通に結末をぼかしていて、読者に想像させるところが憎い。汚染に追い詰められた人間と異生物の友情と冒険「滑車の地」と、昭和初期の上海を舞台にする歴史改変劇「上海フランス租界祁斉路320号」が秀逸!

上田早夕里の「夢みる葦笛」読了 異形ものAIものなど上田氏の全てが詰まっている短編集です。どれも素晴らしいのですが「滑車の地」と「上海フランス〜」好きです まだ読んでない方は是非是非 #夢みる葦笛 #上田早夕里 #光文社 pic.twitter.com/J8J09JqlKf

夢みる葦笛読了しました、上田早夕里作品ほんと好きだなあとしみじみなる短編集でした。わたしは身体と精神を拡張することに纏わる話が好きなんだ

★『火星ダーク・バラード』

火星治安管理局の水島は、バディの神月瑠奈とともに、凶悪犯ジョエル・タニを列車で護送中、奇妙な現象に巻き込まれ、意識を失った。その間にジョエルは逃亡、璃奈は射殺されていた。

『火星ダーク・バラード 』(上田早夕里)読了。リアルにしてたった二日だけれども、僕は火星で中年の刑事になり、ティーンの少女に恋をした。

上田早夕里の火星ダーク・バラードが面白い。上質のSFハードボイルド兼甘い恋愛小説でありながら、可愛いおっさん達に萌えること必至。水島マジヒロインとかツンデレのユ・ギヒョンとか勘の鋭いスタンリーとか、可愛いなこいつらちくしょう!としか言えなくなる。

上田早夕里先生の『火星ダーク・バラード(文庫版)』読了。最初から最後まで熱中して読めた。キャラクターの魅力も凄いが、人間の生き方みたいなところに突っ込んでるのがよい。この作品の人間観と林譲治先生のAADDのウェッブを装着した人間とは似てると思った。単行本版とでラストが違うらしい。

1 2