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ハワイは販売禁止に…日焼け止めクリームと海洋汚染の関係

世界有数の常夏の観光地、ハワイでは2021年から特定の成分を含む日焼け止めクリームの販売を禁止することを発表しました。理由としては、日焼け止めクリームが海へ流出することによる海洋汚染を懸念してのことだそうです。

更新日: 2018年07月13日

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ppp_comさん

■ハワイ、日焼け止めクリームの販売を禁止へ

ハワイ州政府は7月3日、2021年1月1日から、特定の化学物質を含む日焼け止めの販売を禁止すると発表した

販売禁止となるのは、紫外線吸収剤の「オキシベンゾン」と「オクチノキサート」が含まれる日焼け止め

二つの成分は「コパトーン」など3500種類以上の製品に含まれており、ハワイのコンビニエンスストアなどで広く販売されているという

■販売禁止に至った理由は「サンゴ」の保護

非営利の学術団体によると、紫外線カット成分のオキシベンゾンとオクチノキサートは、ハワイの海洋環境に重大な被害をもたらす原因になっている

海水浴客の肌から流れ落ちたり排水処理施設を通じて海水に流れ込んだりして、サンゴの白化現象や遺伝子の損傷を引き起こす原因となり、やがてサンゴを死滅させるという

■観光客の増加もサンゴ白化現象の一因に

ハワイ州観光局によると、ハワイを訪れる観光客数は毎年のように増え続けていて、それに伴ってビーチを訪れる人の数も増加

ハナウマ湾では、1日あたり2,600人の人が訪れ、およそ412ポンド(187キログラム)の日焼け止めが使用されている

■化粧品や医療用途のものは対象外

これらの成分はファンデーションやヘアケア製品などにも使われるが、化粧品として販売されている製品や認可された医療従事者が処方した日焼け止めは対象外となる

ただし、今回の法案が禁止しているのはあくまで上記の2つの成分が含まれている日焼け止めの「販売」だけであり、「使用」については言及されていない

観光客が持ち込んだ日焼け止めは規制できないが、同州はサンゴ礁への有害性を伝えていきたいとしている

■今回の処置は「注意喚起」が目的

世界中の海にあるサンゴ礁で白化現象が発生するペースが過去よりも速くなっており、自然による回復が追いつかずに今後消滅に向かう危険性が指摘されています

ハワイ州としては日焼け止めを禁止するという姿勢を明らかにすることで、観光客を含む多くの人に環境保全への意識を高く持ってもらい、ひいてはハワイの豊かな海洋資源を守ろうという考え

■私たちもあらためて海洋汚染について考える必要があります

日焼け止めクリームが海へと流れ、その化学成分が少なからず海水や海藻、サンゴ礁などに悪影響をもたらしてる

サンゴがなくなると、サンゴによって保護されていた生き物が生きていけなくなります

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