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『日本のいちばん長い日』も!“日本映画界最強”の脚本家「橋本忍」作品

日本映画史に残る名作を数多く手がけた脚本家の橋本忍さんが亡くなった。黒澤明監督をはじめ、日本映画の巨匠たちと次々と傑作を生みだしてきた。その代表作の中からおすすめ5作品のまとめ。『羅生門』、『七人の侍』、『日本のいちばん長い日』、『砂の器』、『八甲田山』。

更新日: 2018年08月19日

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aku1215さん

◆脚本家・橋本忍さんが亡くなった

「七人の侍」などを手がけた脚本家の橋本忍さんが19日、100歳で亡くなりました。黒澤明監督の「羅生門」で脚本家デビューし、数々のヒット作、名作映画に携わってきました。 asahi.com/articles/ASL7L… pic.twitter.com/GZam1sw1zg

映画史に残る名作を多く手がけた脚本家の橋本忍さんが19日、100歳で亡くなった。

90歳をすぎてからも現役の脚本家として活躍し、平成24年ごろ脳梗塞を発症したあと、自宅で療養を続けていましたが、関係者によりますと、肺炎のため19日東京都内の自宅で亡くなりました。

橋本さんの薫陶を受けたことで知られる山田洋次監督(86)は20日、追悼コメントを寄せ「“師”の名に値する人だった」としのんだ。

◆黒澤監督をはじめ多くの巨匠作品を手掛けた“映画界最強の脚本家”

橋本さんは1918年兵庫県生まれ。1950年、黒澤明監督の『羅生門』で脚本家デビュー。同作はベネチア国際映画祭で金獅子賞にも輝き注目を集めた。黒澤作品では『七人の侍』『蜘蛛巣城』『隠し砦の三悪人』『生きる』など計8作品に参加。

60年代にかけて日本映画の巨匠作品を次々と手がけ、「映画界最強の脚本家」と言われた。70年代には立て続けにビッグヒットを飛ばし、興行面でも成果を上げた。

生涯に映画など90本近い脚本を執筆し、骨格のしっかりした構成とスリリングなストーリー展開で知られた。米国脚本家組合から表彰されるなど、国際的にも高い評価を受けた。

◆その代表作の中からおすすめ映画5作品

▼『羅生門』(1950)

監督:黒澤明
脚本:黒澤明、橋本忍
出演:三船敏郎、森雅之、京マチ子、志村喬、千秋実

芥川龍之介の小説「藪の中」を故・黒澤明監督が映画化した時代劇。ある侍の死に立ち会った、男女4人それぞれの視点から見た事件の内幕を生々しく再現。

モノクロームの斬新で美しい映像や、俳優たちの鬼気迫る熱演に魅了される。

第12回ヴェネチア映画祭のグランプリ、第24回アカデミー賞の名誉賞(外国語映画賞)を受賞した。

▼『七人の侍』(1954)

監督:黒澤明
脚本:黒澤明、橋本忍、小国英雄
出演:三船敏郎、志村喬、津島恵子、木村功、加東大介、宮口精二、稲葉義男、千秋実、土屋嘉男

戦国時代の貧しい農村を舞台に、野盗と化した野武士に立ち向かうべく農民に雇われた侍たちの闘いを描いた作品。

マルチ・カメラ方式の導入等による斬新で臨場感溢れる映像。加えて徹底した時代考証や緻密な脚本により、実際にあったかのような錯覚に陥らせる。

破格の製作費と年月をかけて作られた日本映画史上空前の超大作であり、世界に誇る日本映画の最高傑作。

▼『日本のいちばん長い日』(1967)

監督:岡本喜八
脚本:橋本忍
出演:宮口精二、戸浦六宏、笠智衆、山村聰、三船敏郎、加山雄三、黒沢年男、佐藤允、中丸忠雄

昭和20年8月14日正午の御前会議から翌15日正午の玉音放送までの24時間をドキュメンタリータッチで描いた岡本喜八監督による戦争超大作。

ポツダム宣言受諾をめぐる政府首脳の動きと青年将校達のクーデター計画がスリリングに描かれる。

157分と長尺にもかかわらず、最初から最後まで緊張感を持続させ、数多くの登場人物をさばいた岡本喜八の手腕が光る。スタッフ・キャストともに素晴らしい仕事ぶりで、日本映画の底力を見せつけた。

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