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テスラ、最後のお願い?サプライヤーに一部返金要請!

さまざまな困難に直面しているEV大手のテスラは、とうとうサプライヤーに返金を要請するという予想外の手段を講じ、波紋が広がっています。天才イーロン・マスクはこの窮地を乗り切れるのか?注目です!

更新日: 2018年07月24日

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jinstさん

■驚愕の一手!サプライヤーに返金要請

電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は会社を救うため、サプライヤーから「寄付」を募り始めた。

ある会社がサプライヤーに対し、過去にさかのぼって返金を求めたら、その会社に何か問題が起こっている兆候と考えられる。アナリストはまさに米テスラに対して、このような懸念を持っている。

テスラはサプライヤーに対し、2016年までさかのぼって部品の支払いの一部を返金するよう要請した。同社はサプライヤーに宛てた先週の文書で、黒字化支援のためにまとまった額の資金を求めると説明した。

モデル3の週生産能力5000台の達成を急いで多額の投資を行った一方、生産の全てはまだ購入者に納車していないため4-6月(第2四半期)の決算が思わしくなく、年内のバランスシートを押し上げるためサプライヤーの手を借りようとしたということだ。

■モデル3の生産量はかろうじて目標をクリアするも・・・

モデル3の生産は4-6月の最終週に5031台に達し、現金や利益の分岐点になるとマスク氏が述べていた目標を上回った。このうちの約20%は、同社がカリフォルニア組み立て工場の屋外のテント内に先月設置した仮設製造ラインで生産された。

■苦しい財政事情

2018年の1月から3月の四半期において、売上は約$3.4B(約3,400億円)、最終利益は△$785M(約785億円)でした。
粗利益は$457M(約457億円)、営業費用は$1.05B(約1,050億円)となっています。

問題はテスラが「操業の継続に不可欠」との言い回しを使い、進退窮まった段階で部品メーカーに返金を求めた点だ。このように迫られれば、数百社の部品メーカーのうち小規模な企業は板挟み状態に置かれる。テスラからの要請を受けようが、蹴ろうが、いずれにせよ収益が不安定になるからだ。しかもテスラが2016年にさかのぼって代金の一部返還を求めたことで、同社の苦境ぶりが浮き彫りになった。

四半期当たりのキャッシュフローを見ると、△$745M(約745億円)となっています。2018年の3月末時点での現金相当保有物が$3.2B(約3,200億円)ですので、このペースで行くと約1年後に現金が尽きてしまうことになります。

■モデル3の安定生産がカギだが・・・

生産ペースを持続できるかどうかという問題に、テスラのリリースには解答がないとの見方で、株価は下落した。

ニューヨーク(CNNMoney) 米電気自動車(EV)メーカー、テスラが手掛ける新型車「モデル3」について、証券会社のアナリストが19日、予約のキャンセルが相次いでいるとの見方を示した。納車期間の長さなどを理由にキャンセルが新規の予約を上回っていると分析するが、テスラ側はこうした指摘を否定している。

■最後に

月産5000台の公約を守るために相当な無理をしたイーロン・マスク氏ですが、社債の償還も迫りキャッシュフローの改善が困難と考えたのでしょう。最後の手段としてサプライヤーに協力を求めざるを得なかった、との見方が有力です。8月には決算発表も控え、テスラの今後に注目です。

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