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『日本のいちばん長い日』も!「終戦の日」前に見ておきたい「日本映画」

戦闘そのものを濃密に描く戦争映画ではないけれど、「戦争とは何か」「戦争責任は誰にあるのか」を浮かび上がらせる、おすすめ「日本映画」6作品。『日本のいちばん長い日』、『東京裁判』、『ゆきゆきて神軍』、『終戦のエンペラー』、『母と暮せば』、『この世界の片隅に』。

更新日: 2018年08月23日

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aku1215さん

◆『日本のいちばん長い日』(1967)

監督:岡本喜八
脚本:橋本忍
原作:大宅壮一(実際は半藤一利)
出演:宮口精二、戸浦六宏、笠智衆、山村聰、三船敏郎、加山雄三、黒沢年男、佐藤允、中丸忠雄

昭和20年8月14日正午の御前会議から翌15日正午の玉音放送までの24時間をドキュメンタリータッチで描いた岡本喜八監督による戦争超大作。

ポツダム宣言受諾をめぐる政府首脳の動きと青年将校達のクーデター計画がスリリングに描かれる。

157分と長尺にもかかわらず、最初から最後まで緊張感を持続させ、数多くの登場人物をさばいた岡本喜八の手腕が光る。スタッフ・キャストともに素晴らしい仕事ぶりで、日本映画の底力を見せつけた。

日本のいちばん長い日鑑賞。1967年岡本喜八版。2時間37分と長い、セリフが当時の言い回しでわかりづらいなど難度は高めだが、歴史的傑作。終戦22年目に作られているとはいえ役者陣の鬼気迫る演技には脱帽。各人のプライドがこもったセリフに何度も号泣した。1日24時間に絞り群像劇にした構成も良かった

岡本喜八監督「日本のいちばん長い日」#ラピュタ阿佐ヶ谷 原作も読み、絵コンテも見て、4回も鑑賞しているが、未だに初見の鮮度を失わない映画なんて人生でこれ一本だけだと思う。映画ファンとしてだけでなく、日本人としても観てもらいたい真の大傑作です。 pic.twitter.com/sh5rTNBQME

◆『東京裁判』(1983)

監督:小林正樹
脚本:小笠原清、小林正樹
原案:稲垣俊
ナレーター:佐藤慶

*277分の長編

戦後日本の進路を運命づけた極東国際軍事裁判(東京裁判)を描いた記録映画。

太平洋戦争敗戦後の昭和23年、市ヶ谷の旧陸軍省参謀本部にて開廷された裁判の模様を、裁判より25年の後に公開されたアメリカ国防総省の長大なフィルムをもとに製作した。

生々しい当時の映像をもとに、戦争責任の所在、国家と個人の関係、あるいは勝者が敗者を裁くことの限界といった様々な問題を浮き彫りにした渾身の力作。

自分が観た最長映画は4時間半(277分)の「東京裁判」 名作ということでがんばって観てよかった200分超え映画 mixi.at/a6FRh0V

「東京裁判」4時間37分という凄まじい上映時間もさることながら、見るのに覚悟がいる映画ってのは珍しい。とにかくあの「極東国際軍事裁判」を柱として大日本帝国という国を再考しようとした意欲作にして大傑作。こんなに面白い記録映画はなかなかない。

◆『ゆきゆきて神軍』(1987)

監督:原一男
撮影:原一男
企画:今村昌平
出演:奥崎謙三、奥崎シズミ

己れをたった一人の“神軍平等兵”と名乗る奥崎謙三が、終戦後偽日もたってから二人の兵士を“敵前逃亡”の罪で処刑した元上官たちを訪ね、真相を究明する姿を追ったドキュメンタリー。

この年の8月から翌年3月まで26週間の記録的な大ロングランとなり、5万3000人を動員した。30年以上に及ぶユーロの歴史でも興行成績ナンバーワンである。

マイケル・ムーア監督が、「私がこれまでに見た最高のドキュメンタリーの傑作は『ゆきゆきて、神軍』である」と発言。

パンチの効いた映画が見たくて、久々に原一男監督の「ゆきゆきて、神軍」鑑賞。奥崎謙三から繰り出される、戦争犯罪の責任を問う「正義」の言葉の不快感と、行動の爽快感、追及される者たちの「生きるためにやった」という言葉の重さ……。これは、今こそたくさんの人に観て欲しい傑作中の傑作。

⒐ゆきゆきて、神軍 ドキュメンタリーの持つ凄みを凝縮した異形の傑作。 無政府主義者となった岡崎の狂気も怖いが、それ以上にこの"作品"が"ドキュメンタリー"という事実が怖い。映像の放つ魔力にやられてください。 m.youtube.com/watch?v=NbKmkz… pic.twitter.com/3dD26CRTfF

◆『終戦のエンペラー』(2013)

監督:ピーター・ウェーバー
脚本:ヴェラ・ブラシ、デヴィッド・クラス
原案:芥川保志
原作:岡本嗣郎
出演:マシュー・フォックス、トミー・リー・ジョーンズ、片岡孝太郎、初音映莉子、西田敏行

「真珠の耳飾りの少女」「ハンニバル・ライジング」のピーター・ウェーバー監督が、太平洋戦争直後の日本とアメリカの史実をもとに描く歴史サスペンス。

第2次世界大戦後の日本で、再建への礎を築いたGHQの最高司令官マッカーサー元帥。彼とその部下たちが、戦争における真の責任者が誰なのかに迫っていく姿を、フィクションを交えて描く。

出演に『メン・イン・ブラック』シリーズのトミー・リー・ジョーンズ、日本を代表する俳優西田敏行ら、国内外の実力派が結集。終戦をめぐる謎の数々に肉迫した物語に加え、日米の名優たちが見せる妙演も見ものだ。

終戦のエンペラー。今まで見た歴史映画の中で5本の指に入る傑作でした。冒頭の広島への原爆投下から厚木基地へのマッカーサー元帥着陸までの荘厳な雰囲気と音楽でまず号泣。「戦争に負けること」をあの5分で描き切ったのはすごい。

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