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絵があるのは怖いから・・・ちょい怖、ちょいグロ小説のすすめ

映画や漫画は絵があるので怖いけど、小説なら文字だけなので無問題!ほんのりぞくっとする作品で夏を乗り切りましょう。※あくまでも個人の見解です。

更新日: 2018年08月14日

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tmtm001さん

玩具修理者 小林泰三

喫茶店で会話する2人の男女。女は奇妙な思い出を語りだす。

第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品。

何でも直してしまう奇妙な人物の話し。ややグロテスクな描写が続きますが、だからこそページをめくるのが止まりません。

非現実的な物語ですが、最後のシーンはぞくっときます。短編なのでさらっと読めます。

二話目の「酔歩する男」は、ホラーではありませんが、評価の高いSF作品です。

彼女がまだ幼い頃、近所に住んでいたという玩具修理者は、大人たちは誰も知らず、子供たちだけが知っている秘密の存在。玩具修理者は頼めばどんなおもちゃでも直してくれる。人形や車のおもちゃ、はては複雑なゲームソフトまでも……。親が恐い子供たちは、壊したおもちゃをこっそり玩具修理者のところに持っていくのだった。

ある日、彼女は誤って弟を死なせてしまう。「怒られる!」と直感した幼い彼女の脳裏に玩具修理者のことがよぎる……。

玩具修理者は昔、友人5人にすすめて3人に「ごめん気持ち悪くて最後まで読めなかった…」って返されたお気に入りの短編小説だよ!面白いよ!

殺人出産 村田沙耶香

10人産んだら、1人殺せる。「殺意」が命を産み出す衝動となる。

第14回センス・オブ・ジェンダー賞少子化対策特別賞受賞作品。

とにかく設定が変わっており、こんなことを思いつく作者の存在が怖いです。読者の評価もまちまちですが、世界観は面白いという方が多いようです。

私は作中に登場する「蝉スナック」を平気で食べる若い女性たちが怖かったです……。

命を奪う者が命を造る「殺人出産システム」によって人口を保つ日本。

会社員の育子には十代で「産み人」となった姉がいた。蝉の声が響く夏、姉の10人目の出産が迫る。

イン・ザ・ミソスープ 村上龍

第49回読売文学賞受賞作品。

やっぱり著名な方の作品は面白い。殺人描写がグロテスクだというレビューが多いですが、私はそこまでではないと思ました。

ただ、フランクの存在はめちゃくちゃ怖いです。でも、続きが気になって止まらない! 一気に読破してしまった作品です。

夜の歓楽街、風俗のアテンドの仕事をしているケンジにフランクというアメリカ人の観光客がアテンドの依頼をしてきた。ケンジはフランクと共に行動している間に、フランクに不信感を抱き始め、それは徐々に現実のものとなる。

文章読める人には最高の恐怖を体験してほしいんだけど 村上龍の イン・ザ・ミソスープ はガチだから

村上龍のイン・ザ・ミソスープでは、フランクの殺人シーンよりも、「日本人が考える当たり前」を異文化が疑問を寄せたときに心がきつくなった

弁頭屋 遠藤徹

靖之が双子姉妹の営業する屋台の弁当屋で手渡されたのは、親父の頭だった。

遠藤徹氏の作品はすべてが独創的でグロテスク。中でもこの「弁頭屋」はちょっと気持ち悪い。なぜならお弁当箱か人の頭で、中にはちゃんとおかずが入っているからです。オチは特にありません。そういう物語なのです。

同タイトルの単行本もありますが、文庫本なら「壊れた少女を拾ったので」に収録されています。

#一番の本 1番好きな本 「弁頭屋」遠藤徹 1番面白かった本 「重力ピエロ」伊坂幸太郎 1番オススメの本 「失はれる物語」乙一 1番価値観変わった本 「ペンギン・ハイウェイ」森見登美彦 今のところ暫定1番 弁頭屋は中学の時に出会って 衝撃を受けたなあ 残虐記とノルウェイの森も 入れたかった...

遠藤徹「赤ヒ月」 遠藤徹作品はほんとに全部好き。「弁頭屋」収録のこれは、カニバのようでカニバではない…内臓を食らいながら交わるシーンがあるんですが、素晴らしいグロ耽美。おすすめ。遠藤徹作品はほんとおすすめ…代表作としてよく挙げられるのは「姉飼」です。夏に読みたい。

姉飼 遠藤徹

小学生の僕は縁日で、からだを串刺しにされ、伸び放題の髪と爪を振り回しながら凶暴にうめき叫ぶ「姉」を見る。

こちらも遠藤徹氏の作品。第10回日本ホラー小説大賞を受賞。最初は自分の姉を手籠めにする話しかと思いましたが、そんな安直な発想をする作者ではありませんでした。

「姉」というのはそういう名の生き物で、人ではありません。

怖いことは怖いのですが、何とも物悲しいというか、切ないというか。ファンも多い作品なので、おすすめです。

どうにかして、「姉」を手に入れたい……。僕は烈しい執着にとりつかれてゆく。

ずっと姉が欲しかった。姉を飼うのが夢だった。「姉飼」遠藤徹

ホラー映画は苦手だけど小説なら岩井志麻子『ぼっけえ、きょうてい』とか遠藤徹『姉飼』が楽しめた

遠藤徹「姉飼」 第10回日本ホラー小説大賞受賞作でもあるこの作品は題名の通り姉を飼う(買う)お話だが、姉は普通の姉ではなくなにか別の生き物を指す。 特異な世界観、おどろおどろしい描写のインパクトが凄く、読んでいるとなんとも言えない気持ちになる。 #逸冊レビュー #ぞっとする

かにみそ 倉狩聡

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