日本人の「睡眠時間」を世界と比較してみたら…

「寝てない」「眠い」という口癖に心当たりがある方も多いかもしれませんが、実は最近の調査で日本人の睡眠時間がダントツで世界最低ということが明らかになっています。近年の研究により「睡眠不足」の思わぬ悪影響も明らかになってきており、日本人の睡眠の質に警鐘が鳴らされているようです。

更新日: 2018年08月28日

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日本人の睡眠時間は「世界最低」

フィンランドの計器メーカー「ポラール・エレクトロ」が28か国を対象に行なった調査結果によると…

最長は男性がフィンランド人の7時間24分、女性がフィンランド人・ベルギー人の7時間45分で、世界平均が男性7時間7分、女性7時間26分

日本人の平均睡眠時間は「6時間未満」が4割。また10人に1人は「5時間未満」の睡眠時間で生活をしています

原因は、社会全体の「夜ふかし」体質

睡眠時間上位の国に比べると平均入眠時間が0時25分と遅いんですよね。にも関わらず、起床時間は変わらない

日本人の年間総労働時間は以前よりかなり減っていますが1729時間となっており、ドイツ(1371時間)やフランス(1473時間)と比較するとかなり長くなっています

大きいのは通勤時間の長さだ。都道府県別にみてみると、大都市圏ほど通勤時間が長く、逆に睡眠時間が短い

一方、日本独特の睡眠文化への指摘も

日本で生活する身からすればさして珍しくもありませんが、外国人の眼には不思議な習慣にうつる

「居眠り」という日本語は「inemuri」として英BBCでも取り上げられた。もはや居眠りは一種の日本文化のように扱われている

夜の睡眠時間が確保できない日本人は、電車の中で眠気をがまんすることなく眠りにつく

一番危険なのは「どこでもすぐに寝ることができると言う人」だという。そのような人は間違いなく身体の負担や睡眠不足を抱えており、本当に睡眠が充足していれば、すぐに寝られるということはない

「寝ない国」のリスクは想像以上

日本の睡眠不足による経済損失は1380億ドル(約15兆円)、GDP比では先進国ワースト1位の2.92%

睡眠時間を週平均1時間増やせば、短期的には1.1%、長期的には5%ほどの生産性アップが見込まれるという研究もある

週平均1時間だけで…!

睡眠時間を削ってまで一生懸命働いているはずが、実は睡眠不足が大きな損失にもつながっているという皮肉

最新の研究では深刻な影響も明らかに

睡眠不足の場合、脳の中の「脅威を評価を担当する部位」で高い神経活動を示し、「人々の気持ちや行動を理解する部位」の神経活動は著しく低下

充分仲良くやれたはずの相手に対しても攻撃的になり、「この人とは相性が合わないんだ」「ひどい人だ」と思い込んでしまう

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