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【U2のアルバム⑨】Pop

BonoReedさん

・発売日:1997年3月3日
・レーベル:アイランド
・プロデューサー:フラッド ハウイー・B スティーブ・オズボーン
・チャート:IRE1位、UK1位、US1位

解説

U2最大の問題作。The FlyはThe Joshua Treeをなぎ倒したかもしれないが、本作はU2ファンをなぎ倒した。

Zoo-TVの喧騒の後、U2は休むこともなくイーノとPassengersというプロジェクトに参加してOriginal Soundtracks 1という実験的な作品をリリースした(商業的にはこけたが)。そして次なる音楽の方向性として当時流行していたOasis、Blur、The VerveといったギターロックとThe Chemical Brothers、Underworld、The Prodigyといったビッグビートを融合させることを目指した。

まずマドンナやビョークを手がけたことで有名なネリー・フーパーをプロデューサーに迎え、フランス、アイルランド、イギリスで散発的にセッションを行った。その後、拠点をアイルランドに据え、フラッド、ハウイー・B、スティーブ・オズボーンもプロデューサーに加わったが、多人数体制に馴染めなかったフーパーはこの時点で離脱。そしてレコーディングは迷走を繰り返し、ポール・マクギネスがアルバムが完成するより先にツアーをブッキングしたため、不満足な状態でリリースするしかなかった。2000年代前半は「Popを作り直したい」というボノのぼやきをよく聞いたものである……が、果たして時間が十分あれば、いいものができたかというと、それは神のみぞ知る。個人的には「時間はたっぷりあったんだ。ありすぎて混乱したんだ」というマクギネスの言葉のほうが信ぴょう性があると思う。

何はともあれ、今となってはライブで演奏されることも少ないが(が、意外なことにThe Playboy Manshion以外はライブで演奏されたことがある)ここでしか聴けないU2があるのも事実。時代にもプロダクションにも飲み込まれなかった野心的なアイルランド人四人組の90年代の総決算がここにある。ちなみにRadioheadのトム・ヨークは90年代のU2について「ビョークと同程度の最大限の評価」をしている。

なほ本作は1996年5月11日に亡くなったホットプレス編集長ビル・グラハムに捧げられている。

Hong Kong Mixes

リッチー・スマイスが1996年中頃に制作したプロモーションビデオ。Mofo、The Playboy Mansion / Don’t Let Me Down、Discotheque、I’m Not Your Babyなどのデモが聴ける。

収録曲

1. Discothèque

・発売日:1997年2月3日
・レーベル:アイランド
・プロデューサー:フラッド 
・チャート:IRE1位、UK1位、US10位

Popからのリードシングルで、PVとともに多くのU2を困惑させた。

ボノ曰く愛についての謎かけの曲とのこと。

リミックスが多数作られ、ビルボードのダンスクラブソング・チャートで1位を記録した。U2が件のチャートで1位を記録したのはLemon、Discotheque、Beautiful Day、Love Is Bigger Than Anything In Its Wayの四曲。ちなみに日本で一番売れたU2のシングルである。

Zooropa収録のNumb、Pop収録のDiscothèque、Staring at the Sun、GoneについてはThe Best of 1990–2000にはマイク・ヘッジスによるニューリミックスが収録されている。

この曲をサンプリングしている。

監督:ステファン・セドゥナウィ ロケ地:ロンドン

監督:ジョン・ブランド ロケ地:ロンドン

監督:ジョン・ブランド ロケ地:ロンドン

2. Do You Feel Love ?

ハウイー・Bがプロデュースしたこの曲をサンプリングしている。
ボノの評価は歌詞はいいけど、曲としてはいまいちいったところ。

ライブでも演奏されたが、上手く演奏できないということで、早々とセトリから消えた。

3. Mofo

・発売日:1997年12月8日
・レーベル:アイランド
・プロデューサー:フラッド

MOFOとはマザーファッカーのこと。Popでもっとも成功した曲の一つでU2 by U2でエッジもこの路線をもっと推し進めるべきだったと述懐している。

ボノが直接的に母親のことを歌っている曲はI Will Follow、Tomorrow、Lemon、Mofo、Iris (Hold Me Close)である。

これもリミックスが多数作られた。

この頃、U2はUnderworldと一緒に野外セッションを行い、Mofoはこの時できた曲と言われており、彼らのMoanerと共通点があると指摘されている。他にも出来た曲があるのだがコラボというよりもUnderworldがU2をリミックスしたような曲だったためボツにされたのだという。

驚きだね。21世紀のレッド・ツェッペリン、産業的な弾幕であり、また産業的なブルースでもある――「どんな花も育たない場所を探してくれ/神の形の穴を埋めるにはどうすればいいんだ/Mother-sucking rock & roll」。曲の中程で、ぼくは自分の母に語りかけている。彼女が死んで、ジョン・レノンを聴いていた時に戻っているんだ。そのことに気づいたよ。ぼくは14才で、彼女はすでに会話に応えてくれるようなところにはいなかった。それからもちろん、プラスティック・オノ・バンドも聴いたよ――あの曲、"Mother"だ。多分ほとんど同じことを言っているんだと思う。ぼくは「母さん、ぼくはまだあなたの息子かな? そう言ってくれるあなたの声を、長いこと待っているんだ」と呼びかける。8万人もの親しい友人に向かって言うにはとんでもないことだよね。(ボノ)

監督:モーリス・リネイン ロケ地:ヘルシンキ、ロッテルダム

4. If God Will Send His Angels

・発売日:1997年12月8日
・レーベル:アイランド
・プロデューサー:フラッド ハウイー・B スティーブ・オズボーン
・チャート:IRE11位、UK12位

世界の状況と仲裁できない神への静かな怒りの歌。

If God Will Send His Angels、Last Night on Earth、Pleaseの三曲はシングルカットの際に再レコーディングされている。

If God Will Send His Angels、Last Night on Earth、If You Wear That Velvet Dress、Wake Up Dead ManはZooropaのアウトテイクである

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