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【U2のアルバム⑪】How to Dismantle an Atomic Bomb

BonoReedさん

・発売日:2004年11月22日
・レーベル:アイランド
・プロデューサー:スティーブ・リリーホワイト、クリス・トーマス、ジャックナイフ・リー、ネリー・フーパー、フラッド、ダニエル・ラノワ、ブライアン・イーノ
・チャート:IRE1位、UK1位、US1位

解説

当初クリス・トーマスとレコーディングを行っていたが、バンドは結果に満足できず、急遽スティーブ・リリーホワイトに再登板願った。他にもジャックナイフ・リー、ネリー・フーパー、フラッド、ダニエル・ラノワ、ブライアン・イーノとスタープロデューサーたちが勢揃いしてようやく完成。前作で自ら作ったロックンロールリバイバル・ブームを踏襲したBoyを意識した作品で、前回同様900万枚のセールスを上げ、グラミー賞を多数授賞し、名実ともにU2は世界一のロックバンドになった……ということでこのアルバムは成功作として語られることが多い。

けれども私のように古臭いロックソングが並んでいるなあと肩を落としたファンも少なからずいたことだろう。ジョン・ウォーターズという人物の「How to Dismantle an Atomic Bombは20年近くトップの座にいて、そこから転げ落ちたくないと必死になっているバンドが、これといった特徴のないものを寄せ集めたアルバムだ。U2は成功に捕らえられ自由を奪われている。今、誰に勝たなくてはならないか、どうやって勝つべきかを彼らは心得ている。しかし自分たちをここまで偉大にした無謀さはもはや彼らにはない」というアルバム評に思わず膝を打ったものである。

またボノの政治活動によりアルバム制作が滞るようになったのもこの頃からで、次のアルバムが出るまでなんと5年の期間を要することになる。今振り返ればU2のキャリアのピークはこのアルバ
ムだった。

収録曲

1. Vertigo

・発売日:2004年11月8日
・レーベル:アイランド
・プロデューサー:スティーブ・リリーホワイト
・チャート:IRE1位、UK1位、US31位

けれどもプロデューサーがリリーホワイトに代わった後、リリーホワイトがボノに「この歌詞を観客の前で歌えるか?」と尋ねた。ボノの答えはノー……ということで大幅に歌詞が書き換えられ、タイトルもVertigoとなった。ちなみにタイトルの由来はヒッチコックの有名な映画「めまい(Vertigo)」。アダムはエコバニ風とこの曲を評している。

現在Native Sonはファンクラブ会員向けにリリースされ Medium, Rare & Remasteredに収録されている。

この曲はアップルとコラボして、VertigoはiPodのCMに使われ、U2スペシャルエディションのiPodがリリースされ、 iTunesミュージックストアでは The Complete U2というボックスセットがリリースされた。

歌詞には"Unos, dos, tres, catorce!""¡Hola!"¿Dónde está?"といったスペイン語が使われているが、その理由についてボノは「さあ? 酔っぱらっていたからかな」と述べている。

また "Hello, hello" という歌詞はBoy収録のStories for Boysにも登場している。

監督:アレックス&マーティン ロケ地:スペイン

監督:ジョー・エドワーズ ロケ地:ポルトガル

監督:リッチー・スマイス ロケ地:ダブリン

2. Miracle Drug

3. Sometimes You Can't Make it On Your Own

・発売日:2005年2月7日
・レーベル:アイランド
・プロデューサー:クリス・トーマス、スティーブ・リリーホワイト、ネリー・フーパー
・チャート:IR3位、UK1位、US97位

2001年に亡くなったボノの父親ボブ・ヒューソンに捧げた曲。彼の葬式で初めて披露された。

元のタイトルはToughといって、これはボノの父親の印象なのだという。「タフな昔気質の男で、ダブリナーで、世界のあらゆることにシニカルでありつつ、とても魅力的で愉快な男性」。

監督:フィル・ジョアノー ロケ地:ダブリン

4. Love and Peace or Else

恋人同士の言い争いの曲。

5. City of Blinding Lights

・発売日:2005年6月6日
・レーベル:アイランド
・プロデューサー:フラッド、クリス・トーマス、ジャックナイフ・リー
・チャート:IRE8位、UK2位

Where the Streets Have No Nameに曲調が似ており、U2の新たな代表曲となった。

元々はPopのアウトテイクで、 All That You Can't Leave Behindのレコーディングでも持ち出されたが完成せず、 How to Dismantle an Atomic Bombでやっと日の目を見た。

失ったものを再認識することをテーマとした曲。

インスパイアされたものは三つ。

一つ目はレコード会社に売り込むためにアリと一緒に行ったロンドンの思い出。ボノはここで大都会が提供するものと奪うものを思い知ったのだという。

二つ目はElevationツアーの際、ニューヨークのマディソン・スクエアで行った公演でWhere the Streets Have No Nameを演奏している際、客電に照らされたオーディエンスが子供のように飛び跳ねているのを見たこと。この光景は”"Oh you look so beautiful tonight”というコーラスを生むきっかけともなった。

三つ目は2000年にオランダで開かれたアントン・コービンの写真展でNew Year's DayのPV撮影時の自分の写真を見て、自分が失ったものを大きさを思い知ったことである。

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