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空力の天才とベテランエンジニアの融合、ウィリアムズFW14を振り返る

1991年には強敵、マクラーレン×セナと熾烈なタイトル争いをし、92年には圧倒的な競争力でダブルタイトルを獲得したウィリアムズFW14を振り返る。

更新日: 2019年04月13日

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本の図鑑さん

90年にレイトンハウスから移籍したエイドリアン・ニューウェイとパトリック・ヘッドにより製作されたF1マシン。

91年シーズン序盤、セミオートマの熟成に手間取り出遅れたものの、信頼性が増すとナイジェル・マンセルが、マクラーレンホンダ×アイルトン・セナと熾烈なタイトル争いを行った。

92年、アクティブサスを本格投入。圧倒的な競争力でマンセルがドライバーズタイトルを獲得。併せてコンストラクターズタイトルも獲得した。
通算32戦17勝。

1991年

予選はリカルド・パトレーゼが3位、マンセルは4位。レースはともにギヤボックストラブルでリタイア。

競争力を示すもセミオートマの信頼性が低く、序盤戦は苦戦が続くことに。

マクラーレンのエース、アイルトン・セナ。ホンダV12エンジンは1年目ながら信頼性も高く、開幕戦を優勝で飾る。

予選はパトレーゼが2位に入りフロントロースタート。マンセルも3位と好調。
レースはマンセルはまたもギヤトラブルでリタイアに終わるが、パトレーゼが2位入賞しシーズン初表彰台。

セナは初めての母国GP優勝。

ベネトンのエースドライバーのネルソン・ピケ。
90年シーズン終盤に2連勝を飾り、ジョン・バーナード設計のニューマシン、フォードが開発中のV12エンジンとポジティブな要素の多かった91年のベネトン。
しかしV12エンジンは投入されず、ピレリタイアには足元をすくわれた。

マンセル、パトレーゼともにリタイアに終わったサンマリノGP後のモナコGP。
予選はまたもパトレーゼが速く3位、マンセルは5位と3列目からのスタート。レースはパトレーゼがステファノ・モデナのエンジントラブルに巻き込まれて、トンネル内でスピンする大アクシデントに見舞われるが、マンセルが2位に入りシーズン初の表彰台に立つ。

マンセルの凡ミスにより、予想外の優勝を飾ったネルソン・ピケ。

前戦カナダGPで予選1-2と、ついにそのポテンシャルを発揮したFW14が、続くメキシコGP でも予選1-2で終え、レースでもチームメイト同士でデッドヒートを繰り広げ1-2フィニッシュを達成。

チームメイト同士の戦いを制したパトレーゼ。ポールトゥウィン、ファステストラップも記録し完全優勝を達成。

カナダ、メキシコと2レース続けて優勝を逃してしまったマンセル。しかし完成の域に達したFW14とともにマンセルの逆襲が始まる。

フランスGPに続いて連勝のマンセル。87年以来の母国優勝。ポールスタートから一度もトップを譲らずに完勝。ファステストラップも記録した。

セナは最終ラップにガス欠を起こし4位に終わった。
リアウイングの角度に注意。改修によってシルバーストーンは高速コースではなくなってしまった。

フランス・イギリス、ドイツと3連勝を飾って乗り込んできたハンガリーだが、セナの巧みなブロックを攻略できずにマンセルは2位に終わる。

イギリスGPから使用のロングノーズの様子がよくわかる1枚。

3位入賞のパトレーゼ。

セナの反撃開始。ウィリアムズ・デュオを抑え込んでモナコ以来6戦ぶりの優勝。

ハンガリーGPは本田宗一郎死去後、最初のレースだった。

セナが消耗戦を制し連勝を飾る。マンセルはリタイア、パトレーゼは5位に終わる。

ハンガリー、ベルギーとセナに連勝を許した後のモンツァで快勝したマンセル。しかしセナもしっかりと2位に入りポイントを積み上げる。

ポルトガルGPでのフェラーリのアラン・プロスト、ジャン・アレジの両ドライバー。タイトル争いをした前年の活躍からチャンピオン候補と目されていたプロストだが、マシンの競争力不足により振るわなかった。記者たちに走らないマシンを「トラック」と話したことにより、最終戦を前に解雇される。

前戦ポルトガルGPで、ピット作業のミスで勝ちを逃したマンセルだが、スペインでは完勝。セナは5位に終わり、日本GPに望みをつないだ。
またパトレーゼも3位に入り、コンストラクターズタイトル争いでマクラーレンを1ポイントリードした。

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