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日本の陶芸の魅力【伝統工芸・芸術・日本文化・陶磁器・陶器・歴史】

陶芸とか陶磁器と聞くと渋くて難しそうなイメージがありませんか?でもちょっと見回すとマグカップにお皿に便器まで...!実は陶磁器って生活になくてはならないものなんです!100均でも手に入るようになりましたがその歴史はとっても古く、ものすごく深く、人類の大発明品なんですよ。

更新日: 2019年05月15日

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この記事は私がまとめました

陶芸に全く興味がなかった私がひょんなことから陶芸体験をすることに。とても楽しくて魅力を感じたことから陶芸や陶磁器について調べたことをまとめました。「陶芸?とっつきにくそう〜」と思っている陶芸未体験の方や陶磁器に興味のない方にもその魅力を知ってもらえると嬉しいです。

bunkatoricoさん

■陶芸とは?

もともと粘土の成分は
火山の噴火などできた岩石。

長い年月をかけて砕け、
有機物と混ざりあうことで
粘土が出来上がります。

断層がむき出しになっている場所や
川岸などでも見ることができます。

この粘土をこねて形を作り
焼き固めて作品を作るのが
「陶芸」です。

■歴史

その後ろくろや窯で焼く技術などが中国、朝鮮から渡り、
鎌倉時代になると愛知県の常滑窯や瀬戸窯、福井県の越前窯、滋賀県の信楽窯、
兵庫県の丹波窯、岡山県の備前窯が作られました。
これらは「日本六古窯(にほんろっこよう)」と呼ばれ、それぞれに特徴を持ち
現代にも続いている伝統的な窯元です。

安土桃山時代にはデザイン性が飛躍的に発展。
というのも千利休が京都の陶芸家、長次郎にわび茶の茶碗を作らせたことから。
「茶の湯」文化の流行とともに陶芸文化も広まって行きました。

山口県萩市の「萩焼」
茶人が好み
「一楽二萩三唐津」と謳われた。

「唐津焼」は渋みのある色が
多く見られる。
叩き作りなどの特殊な技法がある。

「志野焼」は岐阜県の美濃焼の一種。
白い釉薬をかけた
ころっとした作風がやさしい。

岐阜県土岐市と
その周辺を中心として焼かれた
「黄瀬戸」は
あたたかみのある黄色が特徴。

江戸時代に入ると佐賀県有田町で絵画のような作品が生まれました。
「伊万里焼」です。
日本人らしい繊細な絵付けが好まれ海外へ輸出されるようになりました。
明治時代には日本の主力産業のひとつにまでなりますが、徐々にそのブームが下火に。
そして機械化による大量生産の時代を迎え、実用品と芸術作品が切り離されて行きました。

そんなこともあり陶磁器は一部のアート志向の人たちだけのものというイメージや、
渋くて分かりにくくて難しいイメージに変わって行ったのかもしれません...

日本で最初の磁器「伊万里焼」
酒井田柿右衛門がインパクトのある
赤を使った絵付けに成功。
海外で人気になりました。

「陶器」...土が主な原料 叩くと鈍い音がする
「磁器」...岩石が主な原料 叩くと金属的な高い音がする

■国宝「曜変天目茶碗」騒動

日本に3つしかないと言われる国宝
「曜変天目茶碗(ようへんてんもくちゃわん)」をご存知でしょうか?

器の中に広がるのは宇宙のような模様。
800~900年前に中国で作られたことは分かっているのですが、
作者不明、製造工程も不明という不思議な陶器なのです。

数年前、某鑑定番組で4つ目の「曜変天目茶碗」ではないかという器が登場!
しかしその鑑定に対して異を唱えたのが、
愛知県瀬戸市の窯元の九代目、長江惣吉氏でした。
先代から「曜変天目茶碗」の完全再現を目指して研究、製作する人物だったのです。

その常軌を逸するほどの完璧主義とすさまじい「曜変天目茶碗」への情熱は、
ドキュメンタリー番組やクレイジージャーニーなどでも取り上げられ話題となりました。

「蛍石(ほたるいし)」という鉱石を使うことで光彩が生まれるところまでは
判明したものの、20年以上作り続けた現在もまだ、
納得のいく完全再現には至っていないとのこと。

ちなみに4つ目の「曜変天目茶碗」ではないかと言われた器はその後
長江惣吉氏の指摘通りレプリカだったことが判明。

■現代アートとして進化中

産業としての陶磁器業界は伝統的な窯元のブランド力や
手法の継承だけでは継続が難しい部分も。

しかし現代の感覚を取り入れながらさまざまな表現を追求する
若手陶芸アーティストも現れており、国内外から注目が集まっています。

陶芸の世界は今なお進化をしています!

■陶器市に行ってみよう!

陶器で有名な場所は全国各地にありますので
近くの陶器市に行ってみてはいかがでしょうか?

特に有名な毎年開催されている「3大陶器市」は以下です。

陶芸が有名な地域や窯元などでは陶芸体験を行っている所もありますので
実際に陶磁器を作ってみるのもおすすめです。

また近所を探してみるとカルチャースクールや
個人作家さんによるワークショップなども行われているはず。
調べてみてください!

粘土と対峙し静かにろくろを回すと無心になれるのでストレス解消にもいいですよ。
また、自分で作った器でごはんを食べるととても愛着が湧いて
いつもよりごはんが美味しい気がしました。
器になんて全く興味がなかった私がそうでしたから!

ぜひ陶芸を体感してみてください。

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