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最高級の本小松石「大トロ」建墓に使用される日本の銘石

終活、という言葉が出てきてからそろそろ10年くらいでしょうか。一生に一度あるかないかの大仕事「建墓」について、お墓に用いられる国産石「本小松石」について、まとめてみました。

更新日: 2019年01月13日

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この記事は私がまとめました

終活、という言葉が出てきてからそろそろ10年くらいでしょうか。一生に一度あるかないかの大仕事「建墓」について、お墓に用いられる国産石「本小松石」について、まとめてみました。

mato_me_rryさん

こんにちは。突然ですが、皆さんは“本小松石”って聞いたことがありますか?

過去にお墓を建てたことのある方なら、耳にしたことがあると思いますが、初耳という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本小松石とは

本小松石(ほんこまついし)とは、神奈川県足柄下郡真鶴町、岩 (真鶴町)地区で産出される安山岩である。
香川県の庵治石(あじいし)、岡山県の万成石(まんなりいし)と並んで最高級品のひとつとされ、日本の銘石としてブランド化されている。
皇室をはじめ、徳川家や北条家、源頼朝など歴史上の人物の墓石にも使用され、古くから親しまれている。
近年は採石場の確保が難しいこと、量産体制を確保する事ができないことなどから、供給不足の傾向にある。

Wikipediaにもあるように、本小松石は国産の石の中でも非常に高級な銘石として知られているのですね。

本小松石の特徴としては、

・色は淡い緑色/灰色

・石質は硬く加工しづらい

・欠けにくい

・色変わりしやすい

といったものが挙げられています。

さて、この本小松石に“ランク付け”がされていることはご存知でしょうか。
本小松石は全4種に分類されています(Wikipedia参照)。私もこれを知った時は、「同じ石なのにそんなに違うのか~」と不思議に思ったことを覚えています。

本小松石の種類

本小松石・赤目材は、本小松石の中でも赤みがかった石です。

他の本小松石と比べ非常に色変わりしやすいのが特徴です。

Wikipediaの中でも本小松石の特徴として「色変わりしやすい」という内容が挙げられていますが、その理由はこの本小松石・赤目材が色変わりしやすいためだと思われます。

小松石・赤混じりは、その名の通りところどころ赤色が混じった石です。

青目材や大トロと比較すると色変わりしやすいですが、赤目材に比べれば色変わりはいくらか緩やかです。

赤目材同様に吸水率が非常に高く色変わりが激しいために、一般的には赤目材や赤混じりが墓石に使用されることは滅多にありません。

本小松石・青目材は、本小松石の中でも特級品とされ、灰色の中に緑がかった高級感ある色合いの石です。

経年による色変わりも起こりにくく、建墓に適した石とされています。

ちなみに、青目材は全体の採石量の1割弱と言われています。

本小松石・大トロは、青目材の中でも芯に近い部分で、かなり希少な石です。

非常に硬質で粘り気が強く、特徴的なのは流れるような縞模様です。

この縞模様がまるでお寿司の大トロみたいですね・・・っていうことですかね。おいしそう(?)

本小松石・大トロは、青目材と比較してもかなり硬質で経年による色変わりもしづらいとされています。その分、墓石として加工するにも相当の技術がいりそうですね。

最近は永代供養や樹木葬なんて言葉もよく耳にするようになりましたが、しっかりとしたお墓を国産の石で建てたいと思っている方は、やっぱり本小松石でお墓を建てたい!と思うのではないでしょうか。

建墓は一生に一度あるかないかの大切なものですから、よく考えて決めたいものです。価格を取るか質を取るか・・・難題ですね。

ここで、そんな体験談をひとつご紹介します。

もう一度やり直せるなら、本小松石の大トロでお墓を建ててみたい

私は、千葉県の千葉市に住んでいる49歳の女性で会社員をしています。
私がお墓を建てたのは、2007年10月頃のこと。父が癌で亡くなったため、お墓を建てることになりました。父が癌だと分かった時は、既に末期状態でした。死を覚悟し、自分のお墓のことについて心配していた父の言葉に促されるようにお墓を建てる話が進みました。
私たちが建てたお墓は、横長の形で洋型といわれるもの。使った石は、本小松石の青目材です。墓地の周りの石や工事料金などすべて込みで予算は200万円以下と決めていました。形を洋型にしたのは、掃除がしやすい方が良いという理由からでした。石に本小松石を選んだのは、日本の石でお墓を建てたいという父の強いこだわりがあったからです。石材店の人に国産の石をいくつか見せてもらいましたが、本小松石の何とも言えない美しさに私は絶対にこの石でお墓を建てたいと思いました。

出典49歳女性の建墓の体験談

石材店の人が見せてくれた本小松石は2種類あって青目材と大トロというものでした。どちらも色は同じ感じでしたが大トロは綺麗な模様が入っていて母は大トロの方が良いと言っていました。ただ大トロは青目材に比べると高額で、予算オーバーでしたので青目材を選びました。
しかし、「本小松石の大トロ」は本当に綺麗な石だったので、最後の最後まで母はとても悩んでいました。
それでも父の希望通りに国産の石でお墓を建てられることに母と私は満足していました。
実際に出来上がったお墓は、とても綺麗な仕上がりで大満足でした。横長の洋風でスッキリしたフォルムをしており、掃除がしやすく結果的に洋型の形にして正解でした。お掃除がとても楽です。雑巾などで、ささっと拭くだけで、とても綺麗になりますし、短時間で済むので、忙しい私たちにとってお墓参りの時の掃除の煩わしさがありません。

出典49歳女性の建墓の体験談

両サイドのお墓は、高さがあるお墓なので、どうしても比べてしまい立派さがないと感じて、建てた直後は縦長にすればよかったのかもしれないとは思いましたが、今はそこまで気になりません。
残念ながら、父はお墓が完成する前に他界してしまったのですが、父の希望通りに国産の日本の石でお墓を建てる準備を進めていることは知っていたので安心していました。きっと喜んでくれていることと思います。

出典49歳女性の建墓の体験談

ただ、もう一度やり直せるなら、やはり「本小松石の大トロ」で父のお墓を建ててみたいなとは思います。お墓をたててから10年ほどが経過しましたが、少しずつ色が変わり始めている感じがあります。実は、父のお墓の近くに「本小松石の大トロ」で建てたお墓があるのですが、石の模様がとても綺麗ですし、ツヤもあって最高級の石なのだと思いました。私たちがお墓を建てた直後くらいに建ったお墓です。お墓参りに行くたびにみとれてしまいます。汚れにくくて、色の変わりが遅いことが分かっていたら、少しの金額の差であれば妥協しないで大トロで建てればよかった…という気持ちはあります。
これからお墓を建てようとする人に伝えたいことは、私たちのように時間がない場合は別として、実際に建っているお墓をいろいろ見て妥協しないで決めた方が良いということです。私たちのように10年経ってから、ああしておけば良かったと少しの後悔もないように・・・

出典49歳女性の建墓の体験談

予算の問題もあって、本小松石・青目材でお墓を建てて10年。
経年劣化が気になりだして少し後悔されているという感じですね。

すぐ近くに本小松石・大トロで建てられたお墓があるというもの何とも・・・。

まとめ

いかがでしたでしょうか。日本の銘石・本小松石について、その魅力を少しでもお伝えできれば幸いです。

本小松石は加工が難しいとも言われていますので、しっかりとした技術と実績を持った石材店に依頼したいものです。また、自分の目で見てから決めた方が絶対に良いです!石材店では、丁場や加工技術を見せてくれるのはもちろん、いろんな相談に乗ってもらえるので、必ず足を運んで、信頼できる石材店で、後悔しない建墓をしましょう。

画像:石材の丁場

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