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糖質制限ダイエットは危険?専門家も肯定派、否定派に真っ二つ。それぞれの意見を比べてみる

糖質制限ダイエットは肯定派、否定派に意見が真っ二つに割れています。

更新日: 2018年09月25日

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糖質

炭水化物から食物繊維を除いたものを「糖質」と呼びます。糖質は体内に入ると1g4キロカロリーのエネルギーを生み出し、私たちのエネルギー源として働く重要な栄養素です。

炭水化物=糖質

糖質制限ダイエット

肥満や糖尿病の治療を目的として炭水化物の摂取比率や摂取量を制限する食事療法

体重をコントロールする目的での炭水化物摂取制限には人気があるが、その長期的な健康上の利点やリスクについては議論されている

糖質制限・肯定派

炭水化物をとるほど死亡リスクが高くなる一方で、脂質の摂取量が多いほど死亡リスクは低下する

カナダ・マックマスター大学のMahshid Dehghan博士らが報告したもので、5大陸18カ国で全死亡および心血管疾患への食事の影響を検証した大規模疫学前向きコホート研究(Prospective Urban Rural Epidemiology:PURE)の結果

食事に炭水化物がなくても、肉や脂肪をとっているから脳の栄養源として「ケトン体」を燃料とすることができる

ケトン体は体臭や口臭がきつくなるみたいです(否定派の意見参照)

野菜やチーズ・魚・肉などは制限していないので、ミネラルなどが不足することはない。

「炭水化物の摂取量が60.8%以上の群では、死亡率が上昇する」という結果が出ています

日本の医療現場などで指導されるカロリー制限食では、6割くらいの糖質量になってしまいます。これでは、糖尿病に限らず、生死にかかわる健康リスクが増大してしまいます。

食事などで糖質が身体の中に入ると、体内のあちこちにあるタンパク質と糖質が結びつき、タンパク質が劣化します。この劣化したタンパク質はAGEs(エージーイー)といい、これが身体のあちこちに溜まって、悪さをします

糖化によるAGEの生成・蓄積は、糖尿病における様々な組織の機能低下だけでなく、動脈硬化や認知症、骨粗鬆症、皮膚の弾力低下など、加齢に伴う多くの老化現象の根本的な原因。
『老化しにくくなる』については、全く反対の意見もある(否定派の意見参照)

糖質制限・否定派

脳を動かすエネルギーは100%、『糖』だということ。
炭水化物を食べずに、脳を正常に保つためには、一日に大量のたんぱく質や脂質を摂らなければなりません。数kgもの肉を食べ続けることは現実的じゃない。

糖エネルギーが不足すると、それを補うために、筋肉を分解してアミノ酸に変えて脳に送ります。その時に水分を使用するので、体重が落ちるんです。でも脂肪は減っていない。

「糖質制限は、ハードにやればやるほど口臭や体臭がきつくなります。ニオイの正体は『ケトン体』です

糖質制限をするとその糖質が体内で不足。すると、身体は蓄えている脂肪を分解してエネルギーに変えていく。このとき血液中に放出されるのが、『ケトン体』と呼ばれる物質で、このケトン体が、ツーンとしたすっぱい独特のニオイを放つ。ケトン体が放出されているということは、体内の糖質の代わりに体脂肪が燃えているという証拠。でも、通常ケトン体が出てくるのは、飢餓状態になったとき。身体がSOSを出しているサインでもある。

ミネラル・微量元素不足を引き起こす。タンパク質を多く摂ると、腎臓からのカルシウム排泄が増え、骨粗しょう症になりやすい。

糖質制限ダイエットをしている人は、慢性的な眠気を抱えており、すぐ眠ってしまうのが特徴です。これは脳が極力エネルギーを使わないように指示を出すためなんです。

'06年に『ランセット』『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』という世界の二大医学誌に、糖質制限ダイエットを厳格に実行すると、体内に老廃物が溜まり、体が酸化し非常に危険な状態に陥るケースが報告されました。

東北大学大学院・農学研究科の都築毅准教授(農学博士)らのグループが「マウス」を使って行った試験では、炭水化物を減らした食事を長期間続けると、老化が早く進み、寿命も短くなる

炭水化物を与えずにマウスを約1年間育てたところ、見た目や学習機能で老化を促進させていた。

この説には反論が多数ある。
動物とヒトは代謝経路が異なる為、動物実験の結果はそのままヒトには当てはまらない。
今のところヒトを対象にした研究で、糖質制限で老化が進むことを示すデータは一つもない。

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