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日本人はひ弱? 大谷翔平が躊躇したトミー・ジョン手術とは

メジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平(おおたに しょうへい)投手が、自己最多となる22号本塁打を放った。投打二刀流として活躍する大谷選手を襲った靭帯損傷によるトミー・ジョン手術への決断。日本人投手がメジャー行くと必ずやるイメージあるけど、実際どうなっているの?

更新日: 2018年09月27日

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大谷翔平選手が受けるトミー・ジョン手術。リハビリも大変そうです。

nyokikeさん

▼大谷翔平投手が自己最多となる22号ホームランを放った

エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地レンジャーズ戦で「4番・DH」で21試合連続スタメン出場。第4打席で決勝の22号ソロを放つなど4打数2安打2打点の活躍を見せチームは3-2で勝利した。

大谷は今季22度目のマルチを記録し打率は.283となった。

1死走者なしの場面で第4打席を迎えた大谷は日本ハム時代の同僚だった右腕マーティンと対決。2ボール2ストライクからの6球目を捉えた打球は左翼フェンスに当たりながらもギリギリにスタンドインする勝ち越しの22号ソロとなった。

大谷は日本ハム時代の2016年にマークした自己最多タイの22号。さらに2010年の松井秀喜氏のシーズン21本を抜き日本人メジャーのシーズン本塁打で歴代単独5位に浮上した。

▼打者として活躍するも、投手としてはトミー・ジョン手術を受けることを発表

25日(日本時間26日)、球団が発表した。時期はシーズン後、10月の第1週目に行われ、具体的な日程は公表されなかった。球団広報によれば、ロサンゼルス市内の病院でニール・エラトロッシュ医師が手術を担当する。

米メディアに決断の理由を聞かれると「やらないという方向も含めて、いろんなプランを提案してもらって、最終的には自分で決めました」と話した大谷。

大谷は6月6日(同7日)のロイヤルズ戦で右肘内側側副靱帯(じんたい)を損傷。約3カ月のリハビリを経て、9月2日(同3日)のアストロズ戦で投手復帰したが、5日にMRI検査を受け、右肘内側側副靱帯(じんたい)に新たな損傷が見つかっていた。

右肘を手術したとしても、打者としては一般的に6カ月程度で復帰できるとされるが、10月の第1週から6カ月となれば、来年4月の1週となる。3月28日の開幕には間に合うかどうか、同監督は「いろいろ考慮すべき要因がある。執刀医の薦めだったり、フィジカルセラピーなど、いろいろなことがあるから、今の時点では判断するのは難しい」と話すにとどめた。

手術をしないという選択肢もあったが、「しないならしないに越したことはないと思いますし、それで自分の100%のものが出せるならやらないほうがいいと思うんですけれども、そうではないとは思ったので、ここで1回リハビリも含めてもう1度、一からやりたいなと思っています」と言及。

「(投手としてプレーできないことに)もちろん残念な気持ちはありますけど、普通なら1年と半年は試合に出ることはできないけど、その中でまだ貢献できるものがあるのは、むしろプラスかなと思っているので、なんとかそこで頑張っていきたいなと思っています」と前を向いた。

▼MLBでメジャーな「トミー・ジョン手術」とは?

74年に故フランク・ジョーブ博士が左肘の腱(けん)を断裂した通算288勝のトミー・ジョンに初めて執刀した。腕や太もも裏、膝、足などの腱を移植する。

筋肉は鍛え、強くすることができても靭帯(じんたい)や腱そのものは強化できない、というのが医学的見地。負荷がかかり、摩耗しながら“消耗品”のように痛んでくる。

今季はこれまで、マーリンズの若きエース、ホセ・フェルナンデス投手を筆頭に、ダイヤモンドバックスのパトリック・コービンやアスレチックスのA・J・グリフィン、ヤンキースのイバン・ノバら20人以上の投手がトミー・ジョン手術を受けている。

2018年だけで米メディアによればメジャー、マイナーなど野手を含め合計で80人がトミー・ジョン手術を受けた。そのうち、投手は74人にも及ぶ。さらに、25歳以下が59人(80%)だ。

▼ダルビッシュ、松坂、和田…数々の日本人投手も受けたトミー・ジョン手術

ダルビッシュ有、田中将大、松坂大輔、和田毅、藤川球児……メジャーで活躍するも、移籍後ほどなくして肘を故障し、多くの選手がメスを入れた。

田中将大投手はトミー・ジョン手術ではなく、PRP療法を受けた。

・日本人と相性が悪い?最近の例をご覧ください

現在シカゴ・カブスに所属しているダルビッシュ有(32歳)は、2012年にメジャーリーグへ移り、3年連続でシーズン10勝以上の勝ち星を上げる好調ぶりを見せていた。しかし、2015年のスプリングトレーニング中に靭帯の損傷が発覚したため、トミー・ジョン手術を受けることになった。

手術によって完全復活を果たしたように思えるダルビッシュだが、今年5月、再度右肘を故障してしまっている。故障個所が靭帯ではなく、また深刻な怪我ではなかったことが不幸中の幸いだが、手術を受けるため、シーズン途中ながら戦列を離れることになった。今期中の復帰は絶望視されているうえ、故障前の成績も8試合投げて1勝という結果。

日本球界を経由することなく、メジャーリーグに活躍の場を求めた田澤純一(32歳)。契約初年度である2009年からメジャー登板を果たしており、活躍が期待されていた。しかし、その翌年、前々から抱えていたという右肘の違和感の悪化を訴えたため、精密検査をしたところ靭帯の損傷が見つかったため、手術を受けることに。

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