1. まとめトップ

イーロン・マスク氏、SECと和解しテスラ会長を辞任!

ツイッターでの株価操作疑惑でSECから提訴されていたテスラ会長のイーロン・マスク氏は、SECと和解し、賠償金の支払いと会長職の辞任を受け入れることを表明しました。引き続き、テスラCEOには留まり、外部から会長を迎える模様です。

更新日: 2018年09月30日

1 お気に入り 1128 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

jinstさん

■イーロン・マスク氏、SECと和解

米証券取引委員会(SEC)は29日、虚偽のツイッター投稿で投資家を誤解させたとして米電気自動車メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)を訴えた裁判で、和解が成立したと発表した。

マスク氏がテスラの会長を退任し、マスク氏個人とテスラがそれぞれ2000万ドル(約23億円)の制裁金を支払うことで合意した。

マスク氏はテスラの最高経営責任者(CEO)にはとどまるが、3年間はテスラの会長に就任できない。マスク氏の後任として「独立した会長」が就くほか、テスラが2人の「独立した役員」を任命するという。

■なぜ、和解したのか?

□当初は、和解を拒否

イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、証券詐欺罪で同氏を提訴した米証券取引委員会(SEC)との和解を土壇場で拒否した。和解の条件だった罰金の支払や2年間の経営職放棄を断ったという。

□株価が急落

市場では、提訴によりマスク氏が退任を余儀なくされるとの見方から同社株への売りが膨らんだ。株価は一時13%急落し、268.10ドルまで値下がりした。

□一転して和解を選択

SECの27日の提訴から和解成立までわずか2日間。マスク氏は争う構えを見せていたが、裁判の長期化による経営への打撃を避けるため、和解を急いだとみられる。

■今後のテスラを取り巻く状況は?

□マスク氏はCEOとして残るが・・・

テスラは新たに独立した2人の取締役を迎えることになる。さらにマスクと投資家とのやり取りにも厳しい監視の目を光らせる必要が生じる。もちろん、そこにはTwitterでのツイートも含まれる。

「率直に言って、今回の結末はマスクに好意的であるように見えます」

サンタクララ大学ロースクール教授スティーヴン・ダイヤモンド氏

「彼はCEOの地位に残りますし、会社を支配する大株主でもあります。それに取締役会にも残りますから」

サンタクララ大学ロースクール教授スティーヴン・ダイヤモンド氏

□市場は厳しい見方を・・・

ウォール街は、テスラに疑いのまなざしを向けている。同社の財政状態に対して、多くのアナリストたちから疑問の声が上がっているのだ。

テスラが債務不履行(デフォルト)に陥った際の損失補填の保険料にあたる保証料率(プレミアム)はこの日、過去最高に上昇。クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で保証料<TSLA5YUSAX=MG>は社債100万ドル当たり約29万5000ドル。

□司法省の対応も不透明で・・・

ある関係筋は、SECの提訴や潜在的な和解が、その後の司法省の対応に発展する可能性は排除できないと語った。司法省はコメントを拒否した。

ついに会長退任まで追い込まれたイーロン・マスク氏ですが、テスラのワンマン体制もこれで終わり、より透明性の高い経営になることが期待されます。問題はそうなったときにひっ迫した財務状況がどのように評価されるかで、ことによるとテスラの終わりの始まりなのかもしれません。

1