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ファーウェイだけじゃない!米サーバ大手の製品に中国製スパイチップが・・・

米国サーバ大手スーパーマイクロ社の製品に中国製とみられるスパイチップが組み込まれていたと米Bloombergが報じました。中国企業ファーウェイ、ZTEのスパイ疑惑に続き、米大手メーカが中国で委託生産したマザーボードにチップが仕込まれていた、ということで大きな波紋を呼んでいます。

更新日: 2018年10月05日

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jinstさん

■サーバ用マザーボードに不正なマイクロチップが発見される

米Bloombergは10月4日、中国の工場で製造されたサーバ用のマザーボードに、中国軍がバックドアとして利用することを狙った超小型マイクロチップが密かに仕込まれ、AmazonやAppleを含む米国企業約30社に納入されたサーバに搭載されていたことが分かったと伝えた。

サーバーのマザーボード上にコメ粒ほどの大きさのマイクロチップが組み込まれているのが見つかった。ボード本来の設計にはない部品だった。

捜査官らは問題のチップが操作されたサーバーを含むいかなるネットワークにもアクセスすることを可能にするものだと結論付けた。事情に詳しい複数の関係者によれば、チップの埋め込みは中国の製造下請け会社の工場で成されていた。

■スーパーマイクロ社とは

Supermicroは、優れた設計技術や高い信頼性から、EMSベンダーとして世界各国のサーバー製品や産業機器に幅広く採用されている、業界屈指のサーバーメーカーです。

1993年に台湾出身のCharles Liangによって設立された。本社はアメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼ市、台湾とオランダに支社を構え、本社と台湾の2拠点開発体制を取っている。 2007年3月にNASDAQ株式市場へ株式(SMCI)を上場した。

スーパーマイクロ社のエンタープライズ用サーバ

■アップルとアマゾンは報道を否定

米アップル(AAPL.O)とアマゾン・ドット・コム(AMZN.O)は4日、両社のコンピュータシステムに、中国情報機関が悪意あるチップを組み込んだとするブルームバーグの報道を否定した。

米CNETは、Appleがこの報道を深刻に受け止めているとする声明を、Appleから受け取った。顧客データに対する影響を示唆するものは何もないと強調されていた。

アマゾンはブルームバーグの取材に、「悪意あるチップあるいはハードウエアの改造といった主張を裏付ける証拠は見つけていない」と答えたという。

■米政府関係者は?

Bloombergの記事では、Obama政権とTrump政権の「現役または元国家安全保障当局高官6人」が、チップの発見とこの件に関する政府の調査について詳しく語ったとされている。

米政府関係者6人のうち4人と、Appleの関係者3人は、Appleがこのチップの被害にあったことを認めたという。

Amazonが受けた影響については、政府関係者1人とAWSの関係者2人が情報を提供したとされている。記事で言及されている人物のうち2人が、Amazonは米政府の調査に協力したと述べたという。

当局者2人よると、チップは製造過程で人民解放軍の1部隊の工作員らによって埋め込まれた。米当局者らはこの事件を、米企業に対して仕掛けられたこれまでで最も重大なサプライチェーン攻撃だとしている。

■中国政府の反応は?

中国政府はスーパーマイクロのサーバー操作に関する質問に直接答えることはせず、声明の一部に「サイバースペースでのサプライチェーンの安全性は共通する懸念事項であり、中国も犠牲者だ」と記した。

■ボルトン補佐官がサイバー戦略について語る

ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は4日、中国による米国へのサイバー攻撃は、トランプ政権が重視する反撃も辞さないサイバー戦略の正しさを裏付けるものだと述べた。

ボルトン補佐官は記者団に、「具体的な機密情報の問題に触れるようなことには言及したくない」と話し、ブルームバーグが報じた中国のハッキングをホワイトハウスが以前から承知していたかどうかの確認を控えた。

アップルとアマゾンは否定していますが、多くの関係者はあり得る話と受け止めているようです。今回の件は物的証拠があるので全否定はできないため、中国政府のコメントも弱気になっているのかなと思われます。

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