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アニメーション制作者の年収など

アニメーション制作者の年収、アニメの制作費、製作委員会方式についてまとめました。

更新日: 2018年10月09日

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この記事は私がまとめました

大坂小坂さん

アニメーション制作者の年収

アニメーション制作者の平均給与は332.8万円。
2013年の日本平均は414万円。
日本平均よりも、約81万円低い。

※調査の対象は下の引用を見てください。

結果として、本調査では、シナリオ、絵コンテ、監督、演出、総作画監督、作画監督、原画、LOラフ原、第二原画、3DCGアニメーション、動画チェック、動画、色彩設計、仕上げ、美術監督、キャラクターデザイン、背景美術、版権、撮影、編集、プロデューサー、制作進行、その他の従事者が対象にされた。

赤の線は全産業平均値。
青の棒はアニメーション制作者の平均値。

20代の平均給与は、全産業平均と比べてかなり低いです。

パソコンの方は数字が見えにくいかもしれないので、下に数字を書きます。

【20歳から24歳】
アニメーション制作者平均値――121万円
全産業平均値―――――――――246万円

【25歳から29歳】
アニメーション制作者平均値――234万円
全産業平均値―――――――――339万円

引用したデータは少し古いです。
が、2018年もそんなに変わってないと思います。

アニメの制作費

アニメーション制作者の給与が低いことはわかりました。

特に、20代が低いです。低いというか酷いです。

そもそも、アニメの制作費はどのくらいなんでしょうか?

マーベラスエンターテイメントの社長、中山晴喜氏によると、地上波の30分間のテレビアニメの制作費は1話1,300万円が主流だそうです。

13話(1クール)の場合
1300万円×13話=1億6900万円

12話以下の場合
1300万円×12話=1億5600万円
1300万円×11話=1億4300万円
1300万円×10話=1億3000万円

制作費は、対象とする視聴者や放送する時間帯によっても変わるようです。

■キッズ向けTVアニメの製作資金例
・製作費1話1,000万円×52話(4クール)=5億2,000万円
・放送枠料2,500万円×12ヵ月=3億円
⇒約8億2,000万円

■深夜枠TVアニメの製作資金例
・製作費1話2,000万円×13話(1クール)=2億6,000万円
・放送費用+宣伝費=4,000万円
⇒約3億円

深夜に放送されているアニメについて、別の数字を出している人もいます。

一般的な深夜アニメの制作費は1話あたり1500万円といわれており、13話で1億9500万円。これに宣伝費(1000万円程度)を加えた、約2億500万円が1クールで必要なお金になります。

いっている数字がバラバラで、何が正しいのかわからなくなるかもしれません。
が、アニメの制作費は作品によって違います。
数字にある程度のバラつきがあるのは、仕方がないと思います。

いずれにしても、アニメの制作には億単位のお金が必要です。
こんなにお金がかかっているのに、なんでアニメーション制作者の年収は低いのでしょうか。
その前に、そもそも億単位のお金をどうやって集めているのでしょうか。

製作委員会方式

億単位の資金を用意するのは、簡単ではありません。仮に用意できたとしても、失敗すれば大きな損失が出ます。

リスクを分散するために、複数の出資者が協力して結成する組合が製作委員会です。

製作委員会を結成して、資金を調達する方法を「製作委員会方式」といいます。

製作委員会には、様々な企業が参加しています。

多くの場合、政策委員会に参加している企業は、窓口権という権利を取得します。

窓口権は、DVDやグッズの販売、インターネットで配信する権利などのことです。

イベントをしたい!
と、思った時に交渉する相手は、イベントの窓口権を持っている会社です。

他の場合も同じです。
例えば、玩具化の場合は、玩具化の窓口権を持っている会社と交渉します。

以下に説明する通り、各出資者は二次利用(番組販売、ビデオグラム化、商品化等)のうち特定の窓口業務を担当し、それぞれが得た利益の合計額が製作委員会の利益になります。

窓口業務を担当するのは、窓口権を持っている会社です。
窓口権を持っている会社が、第三者と契約してライセンス料をもらう場合もあります。
この場合も、窓口業務に含まれるようです。

そして、その利益を出資比率に応じて分配します。正確には、グロス収入から窓口手数料・幹事手数料・経費等を引いた額が分配原資となります。

※グロスは額面と考えれば大丈夫です。
※幹事手数料は、製作委員会の中心となる会社が手続きなどをする代わりにうけとるものです。

アニメーション制作会社

実際にアニメの制作をしているのは、アニメーション制作会社です。
アニメーション制作会社が製作委員会に参加している場合もあるようです。
が、参加していない場合、利益を分けてもらうことはできません。

アニメの二次使用で得た利益は、窓口手数料や幹事手数料、経費などを引かれた後、製作委員会で分配されます。

ネット上で、DVDを買っても意味がない。みたいなことを書いている人がいます。

これは、アニメーション制作会社が製作委員会に入っていないから、DVDを買っても利益が分配されないので無意味という意味だと思います。

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