1. まとめトップ

那覇軍港移設問題って、どういう問題なの?

那覇で生まれ育って30年余り、那覇軍港って言われてもピンとこず、移設問題と言われてもそうなんだとスルーしてきましたが、何か気になったのでまとめてみました。

更新日: 2018年10月09日

2 お気に入り 925 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

そもそも那覇軍港とは

那覇港湾施設とは、沖縄県那覇市にある在日米軍基地で、アメリカ陸軍が使用している。

尚、“軍港”と通称されているが、海軍の基地ではなく、陸軍の管理する港湾設備である。

移設条件付きの全面返還が日米間で合意されており、現在は、全面返還に向けての準備が進められている。

⇒ ふむふむ、移設条件付きで返還が決まっているんだな。

住所は那覇市末吉町。
那覇ふ頭の真向かいに位置してます。
赤線で囲んだエリアが那覇軍港のようです。
那覇空港と那覇市街地の中間にあり、
隣に奥武山公園がある一等地です。

那覇軍港移設の経緯

昭和49年1月
第15回日米安全保障協議会で、那覇港湾施設は移設条件付き全部返還。

平成7年5月
日米合同委員会において、代替施設を浦添ふ頭地区内に移設すること等を条件とする那覇港湾施設の返還に関する勧告を承認。

平成13年11月
儀間浦添市長が受入を表明。

平成13年11月
移設を円滑に進めるため、国や県、地元自治体等で構成する「那覇港湾施設移設に関する協議会」が設置された。

平成19年8月
第13回協議会において、代替施設の位置及び形状案が示され、県、那覇市及び浦添市は了承した。

⇒ 平成13年の移設協議会設置から約17年、計24回もの協議が開催されているみたい。
⇒ それのなのに、なぜ計画がまとまらないんだ?

浦添市からの計画見直し提案

浦添市は23日、浦添ふ頭地区の埋め立て整備計画見直し案を市議会に説明した。米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)の返還を見据え、国際的な観光リゾート地形成を目指し、現行の軍港移設予定地と対面する形で人工ビーチやマリーナ、大型クルーズ船バースを整備するとしている。

⇒ 浦添市が、当初の想定になかったキャンプキンザー返還を見据え、計画見直しを申し入れたから、移設計画の策定に時間を要しているわけだ。
⇒ あとは、移設協議会ですり合わせればいいと思うのだが、何が問題なのだろう?

那覇市と浦添市の意見すり合わせが難航

浦添埠頭内で軍港と民間港を分離して配置する北側案に対して、浦添市側は軍港と民間港を一体で整備する南側案を主張し、那覇港管理組合などと意見が分かれている模様。

浦添市長が三者会談を申し入れ

本市のみならず沖縄県、那覇市にとっても経済活性化に大きく寄与するものと確信する西海岸地域では、取り巻く状況の変化に取り残されることなく西海岸開発を推し進め、浦添ふ頭地区の早期整備の必要性をひしひしと感じている。

そのため那覇港浦添ふ頭地区を含め本市の西海岸計画のあり方について、那覇港を管理する構成団体の長である沖縄県、那覇市、浦添市で意見交換をすることによって、後世に残す立派な計画が策定できるものと考える。

よって本市議会は、沖縄県知事、那覇市長、浦添市長の三者会談が早期に実現できるよう強く要請する。

⇒ 松本浦添市長は、翁長前知事や城間那覇市長とのトップ会談により移設計画の早期解決に動いたわけだ。

三者会談実現へ

米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添埠頭内への移設を巡り、翁長雄志知事と浦添市の松本哲治市長、那覇市の城間幹子市長の3者が19日、県庁で初会談し、移設を協力して推進していくことを確認した。

会談後、翁長知事は「那覇軍港を早めに移設することは県、那覇市、浦添市で方向性が一致した」と説明。

松本市長は「(軍港の)受け入れ先として、市民のさまざまな思いもある。そこを2人に理解いただき、なおかつ浦添側の一方的な計画にならないよう県益全体のことも考えた案を出したい」と話した。

城間市長は「浦添市の案が公の場に出た際に、しかるべき話し合いができれば」と述べた。

⇒ 何だか知事や両市長がリーダーシップを取りながら、いい感じで議論が進みそうです。

3度目の三者会談も、議論は平行線

県庁で約30分間行われた3回目の三者協議では、松本市長がこれまでの協議で話し合いが前進しなかったとして今後は議論を市民にオープンにすべきだと提案したということです。

会談後松本市長は「県・那覇市・那覇港管理組合の主張をしっかりとオープンな形にしてもらって一体どちらの意見が妥当性があるのかしっかり議論していく」と話していました。

これに対して知事と城間市長は、オープンにすることで議論が前に進むかは疑問だとして持ち帰り検討したいと述べたということで、軍港移設を具体的に進められるのか不透明な状況です。

⇒ 議論を公開することに翁長前知事、城間市長ともに難色を示しているようだけど、何が問題なのだろう?

三者会談は非公式かつ、何も決めない会談

(那覇軍港移設に関して問われ)
これまで24回にわたり、移設に向けた協議が行われている。

2015年4月の第23回那覇港湾施設移設に関する協議会で、浦添市が計画を持ち帰って議論しており、移設協議会での協議には乗っていない状況だ。ボールは今、浦添市が持っている。

三者会談は非公式に決定する場でないことを確約して、翁長雄志氏と(浦添市長と)2回ほど話させていただいた。

私はこれまでのスタンスを堅持していきたいと思っている。移設協議会で決定されるべきであるという基本的な考えを今のところ持っている。

⇒ 城間那覇市長の発言だと、三者会談は意見交換会程度の位置づけなわけね。
⇒ 浦添市が意見書出して、松本市長が議論のオープン化を求めていることとの温度差がすごい。
⇒ 「浦添市がボールを持っている」と発言してるけど、浦添市長が投げようとしているボールはグローブ持ってないよと宣言して、受け取らないスタンスってことでいいのかな。

玉城デニー新知事も城間市長と同スタンスも、「移設ありきではない」とも発言

佐喜真さんは玉城さんに那覇軍港の浦添移設について「推進の立場でいいか」と質問。玉城さんは「移設ありきでなく、クルーズバースなど全体の計画で捉える」と移設協議会の推移を見守る姿勢を繰り返した。

これに対して佐喜真さんは「そうじゃない。推進するかによって協議会の中身が変わる」「クルーズ船とは違う」と何度も追及。「今、表現できないのは逃げだといっても過言ではない」と首をかしげた。

⇒ 「移設ありきではなく」ってことは移設撤回もあり得るってことなのか???

翁長前知事は那覇軍港の浦添移設を容認

沖縄県の翁長雄志知事は9日、米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添移設を容認する考えを明らかにした。県議会11月定例会の一般質問で、翁長政俊氏(沖縄・自民)が「県は浦添移設に同意しているのか」と尋ねたのに対し、「認めるということになると思う」と述べた。

⇒ 那覇市長時代に移設推進の立場だったため、普天間・辺野古問題とは切り分けて容認してますね。
⇒ 玉城デニー新知事は、「翁長前知事の意思を引き継ぐ」と明言されていますが、この件に関しては要検討ってことなのか?

【結論】 沖縄県、那覇市、浦添市の歩調が合ってないことが問題

政治決着を図りたい松本浦添市長と、移設協議会に決定を委ねるスタンスの城間那覇市長では議論が平行線になるのは当然だし、そこに「移設ありきではない」と発言する新知事が誕生したわけだから、問題がさらに長期化していくことは間違いないでしょう。

1