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落語家の懐事情が知りたい!寄席だけじゃ食えない地方営業がカギ

落語家は寄席だけでは食べれないと聞き、収入減を調べました。

更新日: 2018年10月18日

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落語家入門

師弟関係の強い世界で、弟子入り、修業という期間をへないで落語家になることはほとんどない。

落語家になるには、真打ちの弟子にならなくてはなりません。一つの方法として、寄席や落語会に足しげく通って、入門したい師匠をさがします。たいがい断られますが、それでもめげずに何度もトライしましょう。その結果、弟子入りが叶う場合とそれでも断られる場合があります。

その師匠とは一生師弟関係になるのですから、慎重に決めましょう。よほどのことがない限り、師匠を替えることはできません。

前座見習い

師匠が入門を許可すると、前座見習いとなります。まだこの時点では、落語家になると所属する「協会」に登録されないので、楽屋には入りません。前座見習いの仕事は、師匠(あるいは兄弟子)に付いて仕事先へのかばん持ち、師匠の家の雑用、そして前座(楽屋入り)になるための修業(落語の稽古、着物の着方やたたみ方、鳴り物の稽古など)です。

前座

師匠宅の家事、雑用も行いますが、師匠が高座(こうざ/舞台のこと)に上がる寄席などの演芸場でも、雑用を任されるようになります。寄席の雑用には、お茶くみのような楽屋の世話から、寄席従業員が行うような、めくり(出演者名を書いた札)の出し入れ、色物(落語以外の演芸)の道具の準備と回収、マイクのセッティング、着物の管理などがあります。

二つ目(ふたつめ)

「二つ目(ふたつめ)」に昇進すると、ようやく落語家として一人前と認められ、師匠宅でも寄席でも裏方仕事はしなくなります。ただし寄席に出演する機会は非常に限られているため、テレビ、ラジオ、営業などへ売り込みをしたり、落語会を開催したり、自分で仕事を探す必要があります。

真打(しんうち)

落語家の最高位が真打。真打に昇進する際には必ずお披露目の特別興行を開催する慣わしになっており、ここで口上を述べることによって真打に昇進したと認められます。真打になると弟子をとることが許されます。

昇格システムの歪み

現在、東京の落語家数は545人なのだが、そのうち真打は352人。全体の65%が真打=師匠で占められる逆ピラミッドの構成になっている

70代~80代の落語家はバリバリの現役だ。年功序列がまかり通っている落語界では、完全に上がつかえてしまっている

落語家が多いため、寄席の出番も少なく、落語会もささやかなものしか開けず、副業に精を出すしかない人もいます。

落語家の収入

寄席の減少に伴う出演機会の減少(一回の興行当たり出演者の増加)により、現在では雀の涙程度の額ともいわれている。

見習いはもちろん、前座でもお給料はほとんど出ない

寄席の前座の最初の日給は100円だった。5年目で250円。
 真打ちで、2000~3000円
 トリでもせいぜい5000円

6代目三遊亭円楽「(地方などに)呼ばれるようになってはじめて食えるようになる」

寄席以外の、落語会,ホール落語などは、その規模や噺家の”格”により決まり、数十万〜数千円といったところでしょうか。大雑把に「真打十万、二ツ目五万、前座一万」は今でも目安でしょう

現在の落語家の主な収入源はお座敷と独演会(ホール等での単独興行)である。前者はマスコミで紹介されないが落語家の生活にとって決定的な意味を持つ。お座敷のギャラは落語家の格に応じて数万から100万程度とされる。

病気になる前の歌丸師匠は月に20本は営業をおこなっていたから、年収1億円はいっていたと思う

日本には東京に4つ、大阪に1つの計5団体がある

落語協会

最も正統派とも言える協会が落語協会。戦前に東京落語会全体がまとまって作った落語協会の真の後継的団体です。錚々たる古典落語の名手たちが揃っています。

古典落語を中心とする本格派の噺家が多く所属。最も”落語”らしい世界観を有する団体。

落語芸術協会

新作落語を積極的に演じる落語家や、テレビなどで活躍するなど、いわゆる”古典的”落語界に対抗するような雰囲気のあった団体です。

”新作の芸術協会”とも呼ばれたこともあったが、古典の名手も多く在籍。TVなどに出演する噺家が多く、どちらかというと親しみやすい雰囲気。

落語立川流

立川談志師匠のカリスマ性によって落語会に一席を投じた団体。家元制度を取っている。家元制度ということで、師匠に上納金を支払うという破天荒な制度や、お金を払えば弟子になれる、などの(トンデモ)革新的な試みを取り入れていました。協会を脱退したため、定席がなく、自分たちで落語会を開催しています。

古典の理論に通じているが、それを己の感覚で演じた。それに共鳴した一派だが、師匠を超えることは難しそう。良くも悪くもカリスマ立川談志の軍団。カリスマ亡き後どうなるかは弟子次第。

圓楽一門会

『笑点』で長く司会を努めた三遊亭圓楽師匠(5代目)が、自らの師匠である三遊亭園生(6代目)とともに、落語協会を脱退したのち、いろいろあって、自らの一門だけで『大日本落語すみれ会』を結成しました。名前を変えて、今では圓楽一門会と名乗っています。

女流落語家がいない一門。組織の始祖とも言える三遊亭圓生(6代目)は、盗み聞きだけで噺を覚えられ、演じられる演目数は史上最多とも称される。立川流と同じく、5代目圓楽のカリスマ性で存在感を保っていた一門のため、今後の動向は弟子次第。

上方落語協会

大阪のプロの落語のほとんどが所属しているのが上方落語協会。以前は定席の寄席がなく、活動も苦しかったのですが、2006年に繁昌亭という素晴らしい寄席を定席とできるため、安定感を増してきています。

戸落語がさらりとした粋な落語ならば、上方落語はコテコテでより笑いを重んじる風潮がある。関西に唯一ある落語協会で、規模も大きい。関西圏では落語家が毎日のようにテレビにも出ている。

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