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樹木希林さん。最後のメッセージ「あとは、じぶんで考えてよ。」「サヨナラ、地球さん。」

女性ファツション雑誌スウィート(sweet)」や「リンネル」を出版する宝島社が、10月29日の朝日新聞朝刊に「あとは、じぶんで考えてよ。」と同日の読売新聞朝刊に「サヨナラ、地球さん。」という企業広告を掲載しました。各方面で話題となっています。あらためて、樹木希林さんのご冥福をお祈りいたします。

更新日: 2019年01月12日

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toto-bigさん

■樹木希林さんのメッセージが新聞広告になって掲載されました。

洗濯の合間に開いた朝刊に希林さんが。宝島社さんありがとう。 pic.twitter.com/zBdZBcqqW9

読売新聞(上)と朝日新聞(下)に、樹木希林さんやご一家の写真と樹木さんの言葉が入った、宝島社の全面見開き広告。 pic.twitter.com/obsNft31h3

今朝の宝島社の新聞30段広告。どこまでも飄々とした姿勢が樹木希林さんらしい。 ーーー あとは、じぶんで考えてよ。 ーーー pic.twitter.com/IeFjHK3WO1

出版大手の宝島社は29日、9月に死去した俳優樹木希林さんの味わい深い言葉や遺影を使った見開き2ページの企業広告を、全国紙2紙の朝刊に掲載した。

■先月亡くなられた樹木さん。

十五日に七十五歳で死去した俳優樹木希林さんは、がんと闘いながらも、ユーモアや個性を失うことなく、最期まで映画を中心に活躍を続けた。共演した俳優たちから追悼や感謝の声が相次いだ。また樹木さんの遺体は十七日、東京都渋谷区の自宅から出棺され、長女の夫の俳優本木雅弘さんらが見送った。

■樹木さんは2016年1月の同社の企業広告にもモデルとして出演していました。

樹木さんは前回の広告について「死ぬということは悪いことではない。当たり前のこと。『生きているのも日常、死んでいくのも日常』。私はちゃんと見せていきたい。そういう事を伝えるのも、死んでいく者のひとつの役目(仕事)かなぁと思いやらせてもらうことにしました」と語っていた。

【受賞】
2016 読売広告大賞(グランプリ)
2015 朝日広告賞(グランプリ)
2015 朝日新聞読者賞
2016 日本新聞協会 新聞広告賞(広告主部門・本賞)
2016 ADC賞
2016 TCC賞
読売出版広告賞 審査員特別賞
JAA広告賞 新聞広告部門 メダリスト
2016年度 グッドデザイン・ベスト100

樹木さんは2016年1月の同社の企業広告「死ぬ時ぐらい好きにさせてよ」にもモデルとして出演しており

メインコピーは「死ぬときぐらい好きにさせてよ」。樹木希林さんを起用し、ラファエル前派の画家 ジョン・エヴァレット・ミレイの名作「オフィーリア」をモチーフとしたヴィジュアルを制作した。「死」について考えることで、どう生きるかを考えるきっかけにしてほしい、との思いが込められている。

1998年から企業広告を制作している同社は、これまでADC賞やTCC賞、グッドデザイン賞、日本新聞協会 新聞広告賞など数々の広告賞を受賞してきた。以前に樹木さんを起用した企業広告「死ぬときぐらい好きにさせてよ」は2016年1月に掲載され、話題を集めた。

■今回の宝島社の【広告意図】

同社は「世の中に向けて、樹木希林さんからの最後の言葉として2つのメッセージをつくりました」と広告の意図を明かした。

樹木希林さんが、2018年9月に逝去されました。
死生観、人生観、恋愛観、仕事観…、
樹木希林さんが残された数々の言葉をもとに、
世の中に向けて、樹木希林さんからの最後の言葉として
2つのメッセージをつくりました。
どう生きるか、
そして、どう死ぬかに向き合った樹木希林さんの、
地球の人々への最後のメッセージ。
どう生きるか、どう死ぬかについて、
あらためて深く考えるきっかけになれば幸いです。

■朝日新聞コピー あとは、じぶんで考えてよ。(キャッチコピー)

絆というものを、あまり信用しないの。期待しすぎると、お互い苦しくなっちゃうから。
だいたい他人様から良く思われても、他人様はなんにもしてくれないし(笑)。
迷ったら、自分にとって楽なほうに、道を変えればいいんじゃないかしら。
演技をやるために役者を生きているんじゃなくて、人間をやるために生きているんです。
代表作?ないのよ。助演どころか、チョイ役チョイ役って渡り歩く、チョイ演女優なの。
自分は社会でなにができるか、と適性をさぐる謙虚さが、女性を綺麗にしていくと思います。
楽しむのではなくて、面白がることよ。中に入って面白がるの。面白がらなきゃやってけないもの、この世の中。
老人の跋扈(ばっこ)が、いちばん世の中を悪くすると思います。

病を悪、健康を善とするだけなら、こんなつまらない人生はないわよ。
死に向けて行う作業は、おわびですね。謝るのはお金がかからないから、ケチな私にピッタリなのよ。謝っちゃったら、すっきりするしね。
“言わなくていいこと”は、ないと思う。やっぱり言ったほうがいいのよ。
こちら希林館です。留守電とFAXだけです。なお過去の映像等の二次使用はどうぞ
使ってください。出演オファーはFAXでお願いします。
このように服を着た樹木希林は死ねばそれで終わりですが、またいろいろなきっかけや縁があれば、次は山田太郎という人間として現れるかもしれない。
えっ、わたしの話で救われる人がいる?それは依存症というものよ。

■読売新聞コピー サヨナラ、地球さん。(キャッチコピー)

靴下でもシャツでも、最後は掃除道具として、最後まで使い切る。人間も、十分生きて自分を使い切ったと思えることが、人間冥利に尽きるんじゃないかしら。そういう意味で、がんになって死ぬのがいちばん幸せなのよ。
用意ができる。片付けして、その準備ができるのは最高だと思うの。
ひょっとしたら、この人は来年はいないかもしれないと思ったら、その人との時間は大事でしょう?そうやって考えると、がんは面白いのよ。
いまの世の中って、ひとつ問題が起きると、みんなで徹底的にやっつけるじゃない。だから怖いの。自分が当事者になることなんて、だれも考えていないんでしょうね。
日本には「水に流す」という言葉があるけど、桜の花は「水に流す」といったことを表しているなと思うの。
何もなかったように散って、また春が来ると咲き誇る。桜が毎年咲き誇るうちに、「水に流す」という考えかたを、もう一度日本人は見直すべきなんじゃないかしら。
それでは、みなさん、わたしは水に流されていなくなります。今まで、好きにさせてくれてありがとう。樹木希林、おしまい。

■とても印象的な広告。

前回の広告は多数の広告賞のグランプリを獲得し、グッドデザイン・ベスト100にも選ばれた。今回もインパクトのあるコピーと写真で、多くの人々の心に残る広告となっている。

「サヨナラ地球さん、あとは自分で考えてよ」 樹木希林の追悼広告 今年一番キャッチーすぎてステキ 「自分を使い果たすことが、人間冥利に尽きるんじゃないかしら」 ただ、生きるなんてつまらない どう生きるかを悩まなきゃ #樹木希林 #宝島社 pic.twitter.com/BU3QdAYcUQ

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