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橋本恵史のパフォーマンスは国境を超える!テノール歌手、落語家、慈善活動家の顔を持つ男

関西を中心に活動する声楽家・橋本恵史。またの名を噺家・歌曲亭文十弁(かきょくていぶんとうべん)。指揮者・佐渡裕氏に「この男のパフォーマンスは国境を越える」と言わしめたエンターテイナーの経歴と活動をまとめました。

更新日: 2019年03月17日

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kamifubukiさん

橋本恵史って誰?

テノール歌手っていうから、こんな感じですよね。

かと思ったら、えっっ?イロモノ?

落語もやるの?

そのうえミュージカル演劇の演出も手掛けるって…

橋本恵史、大阪府寝屋川市で1985年に誕生

内科医の父と保育士の母の間に生まれた男ばかり4人兄弟の末っ子だった。長兄は内科医、次兄は整形外科医、すぐ上は理学療法士と全員が医療関係に進んだが、恵史だけは長く、進路を定められずにいた。

中学生の頃は競馬の騎手になりたくて、試験を受けたそうです。ナント最終50人にまで残ったんですが、惜しくも最後の面接で落ちてしまいました。中学生の時は太らないように注意して、体脂肪率4パーセントだったそうです。

テノール歌手の橋本恵史さんは競馬の騎手を目指していた。3年間38kgで体脂肪率4%を維持していたそう。> instagram.com/p/BoVv7Nuh5gI/…

たまたま子どものころ習っていたピアノの先生に相談すると「音大でオペラを学べば、役者をするにも役立つ」と指摘された。オペラを「太ったおじさん、おばさんが絶叫する仕事」と思い込んでいた橋本は、オペラ科ではなく声楽学科の歌曲専攻に入学した。

大阪音楽大学音楽学部声楽学科卒業。
大阪音楽大学大学院歌曲研究室修了。
在学中に関西歌劇団、オペラ『道化師』ペッペ役でデビュー。

一人だけ医者になれなかったコンプレックスは
彼の舞台創りの大きなエネルギーとなっている。
主役から脇役、更には女役から語り役、
舞台演出までこなしてしまう
正にマルチプレイヤーである。

歌曲と落語や伝統芸能を融合

演奏の専門実技だけでなく、朗読や演技、身体表現など多様な授業を通じ、ドイツ歌曲と落語の融合を考えた。

「一日中ドイツ語に囲まれ、音楽と真剣に向き合う中でだんだん、自分の進むべき方向がみえてきた」。

日本語の感覚も維持しようと、インターネットであれこれ検索するなかで「桂枝雀師匠の落語と出合い、こんな面白いものが世の中にあるのかと仰天した」。

「話せる歌い手・橋本恵史」から「歌える噺家・橋本恵史」へ。影響を受けて、なぜか父上まで落語を始めたとか。

サプライズとして、オペラ歌手・橋本恵史さんによる謡曲『髙砂』。これを全くのテノール唱法で唱ってもらった。太鼓、小鼓、笛、ピアノがそれに寄り添った。

(三代目桂花團治のブログ)

日本一長いと自負するコンサートのMC。「もっと歌が聞きたい」という声もありますが、歌が多いと「もっと話が聞きたかった」という声も(笑)。賛否両論あるのが私のコンサートの特色だと思っています。

出典大阪音楽大学広報誌「MUSE」

2000人のお客さんがいるとしたら、4階席の一番端っこ、米粒のようにしか見えない人にこそ、私の一挙手一投足が届くような話し方ができるようになりたいと思っています。

大阪音楽大学広報誌「MUSE」

カンボジアの音楽教育に関心を持つ

日本の小学校への芸術鑑賞会の予算がカットされることに反対の署名を集めていた日本の音楽家たち。
“音楽は子どもの心の育成に必要不可欠だ!”
しかし我々は、普段からどれだけ子どもたちの
“心”を考えて、音楽活動をしてきただろうか。
それ以前に、音楽家としてしなければならないことがあるんじゃないか。
僕たちには何ができるのだろう。

(World Music Project ホームページより)

同級生のサックス奏者、妹尾寛子と2人であれこれ話していて、「世界には音楽教育のない国がたくさんある」と気付き、いきなり「世界の学校に音楽を」の大テーマを掲げた。

「いざシェムリアップの街に入ると、音楽の授業のない学校に電子ピアノが20台あって、誰も使わないし使えない。外国の富豪の寄付という話だったが、初動段階で『現場を見ない善意の危険』を思い知らされたのは幸いだった」

橋本恵史のカンボジアでの活動は、日本の子どもたちの家で眠っているリコーダーや鍵盤ハーモニカを回収してきれいに清掃して修理し、カンボジアの小学校に贈って、そして向こうに行って実際に子どもたちに教えること。教えられる人がいないので、贈るだけでは無用の長物なのだ。

「音楽を取り入れると子どもが殺到、教室が足りなくなった。さらに小学校を出ても中学校に入れなかったり、入れても音楽教育がなかったりすれば、元のもくあみになってしまう」と理解した橋本は、「最初は考えもしなかった」という中学建設に自らかかわる決断を下した。

橋本恵史さんは、「〜世界の学校に音楽を〜」をテーマにした「World Music Project」を2011年に開始し、音楽支援を行なってきました。2018年度は、カンボジアで「トロー・オンドーン中学校」建設にも取り組んでいます。この校舎が完成すれば、カンボジア国内で足りていない高等学校を併設できる可能性があり、このコンサートの純益は全て、カンボジアの音楽教育発展とカンボジア「トロー・オンドーン中学校」の建設資金に充てられます。

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