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発症した時には手遅れ…。40代からの「睡眠不足」が認知症を招く

40代、50代の時の寝不足が老年になってからの認知症発症の原因になるようです。

更新日: 2018年11月14日

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信頼のある情報を元に作成しています。

■脳の機能が低下し発症する「認知症」

「認知症」とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりしたためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態

認知症が進行すると、だんだんと理解する力や判断する力がなくなって、社会生活や日常生活に支障が出てくる

6割以上がアルツハイマー病だと言われています。他の原因疾患には、血管性認知症やレビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などがあります。

■脳細胞が「損傷」されることが原因で発症する

脳梗塞などが原因で発症する場合もありますが、多くは長年に渡り少しずつ脳が損傷させることによって発症します。

脳にアミロイドβやタウタンパクというたんぱく質が異常にたまり、それに伴い脳細胞が損傷したり神経伝達物質が減少したりして、脳の全体が萎縮して引き起こされる

他にはアセチルコリン仮説、タウ仮説、グルタミン仮説、酸化ストレス仮説、脂質代謝異常、虚血、炎症、糖代謝異常といった様々仮説が唱えられている

原因はそれだけでなく、はっきりとした理由がよくわかっていないというのが本当のところで、生活習慣の乱れなどから起こる複合的な要因が大きい

■これら原因の中で注目されているのが「睡眠」だ

寝るとアミロイドβを脳から洗い流す能力が高まることがわかってきました。つまり、睡眠時間は脳にとって大事な“クリーニングタイム”

睡眠不足や不眠は代表的な認知症であるアルツハイマー病の罹患リスクを高めるという調査結果が繰り返し報告されている

睡眠負債の大きい人は認知症や糖尿病、ガンなどのリスクが高まると言われています。

■そして、その害は長年の積み重なって発症に繋がる

適切な睡眠時間を確保して、脳をお掃除するタイミングを確保することが大切

アミロイドβはすでに40代から蓄積し始め、その後順次、細胞の変性、脳の萎縮、記憶力の低下がなどの症状が出現し、60代以降に認知症を発症する

老廃物の排出は大切で、このアミロイドベータが、睡眠中に脳脊髄液中に排出されることが近年明らかになった。

■睡眠不足が続くと脳内に老廃物が残りやすくなる

長年に渡る老廃物の蓄積が認知症の原因になります。

40代、50代はまだ元気なので関係ないと思われがちですが、この頃から蓄積されているということを認識しておく必要があります。

アミロイドβは脳が活動したときに発生する老廃物の1種。ノンレム睡眠中に脳内からの排出が活発に行われるという性質を持っており、もし睡眠不足でノンレム睡眠の時間を確保できないと、アミロイドβの蓄積がどんどん進む

脳の中での『ゴミ出し機能』がうまく働いていれば問題ないのですが、睡眠不足だったり眠りの質が悪かったりすると、処理しきれないゴミが蓄積されてしまう

毎日6時間睡眠をとっていても、それを2週間続けた場合、2日間徹夜したと同じ疲労が蓄積される

本人に自覚がないまま脳に老廃物が蓄積されていきます。

■このように長年の蓄積によるものなので、発症した時は時すでに遅し

認知症予防の観点では、リタイア後からの取り組みでは残念ながら「後の祭り」である可能性が高い

睡眠は貯蓄する(寝だめする)ことはできないので、平日もなるべく眠る時間は削らずに確保してほしい。

もちろん、老年になってから若い時のツケを取り戻そうとしてもそれは無理です。

認知症発症のリスクに対する「睡眠」が持つ影響力への注目度は、今後より高まりそうです。

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