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プラントハンター西畠清順の本を読んでみた

プラントハンター西畠清順さんは、世界中から自身が採集をした植物を日本の企業や団体に届けたり、植物を用いた空間プロデュースのお仕事をしている、云わば”植物の何でも屋さん”。植物好きは絶対みるべき西畠氏の著書本をレビュー形式で書いてみました。

更新日: 2018年11月16日

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この記事は私がまとめました

もともと図鑑を読み漁るのが好き。西畠清順さんの著書「そらみみ植物園」という名前に惹かれて西畠さんの本を読み漁ってみることに。趣味は御朱印巡り。

Kanakana15さん

そもそも「プラントハンター」って!?

「プラントハンター」
私も最初聞いたときは、「植物を刈る人」、、、?と謎だらけでしたが、調べてみるとなんて興味深い仕事だ!と思ってしまった職業でした。
植物に関わる仕事は意外にも幅広く、最近では庭師やガーデンデザイナーなどがテレビで取り上げられることもしばしば・・・。

プラントハンターとは、一言でいうと、
”植物を世界から採集し、必要とする人のもとへ届ける”お仕事です。

プラントハンターって実は歴史も長い!?

プラントハンターの背景には、17世紀~20世紀中期のヨーロッパで活躍した職業と言われています。元々は、植物学旅行家(ボタニカル・トラベラー)と呼ばれていたりプラント・コレクター、園芸植物探検家(エクスプローラー)ともよばれていました。プラントハンターの歴史をたどると、王族から植物採集の指令を受け、有用植物を求めて世界各国に派遣されたといわれています。有用植物とは、薬用植物や食用になる植物、香料になる植物など何らかの目的で採集されるべく植物のことを指す)を求めて世界各国あらゆる国々へ行っていました。また、ヨーロッパの街並みを彩る目的でも植物を植栽したといわれています。その頃からプラントハンターというのは植物で街づくりを行っていこうプロジェクトは形成されていたんですね!植物を採集するという意味では、植物という獲物を求めて山の中を歩き回る「ハンター」という言葉が表現として合っているのでその名前が世に広まったそうなんです。

プラントハンターとは何なのか、世界から日本に伝わるまでの歴史がこの著書に詳しく書かれている。ヨーロッパだけでなく、日本にも独自の植生された植物が存在していることに驚愕した世界のプラントハンターについてなど、日本と植物へのかかわりという点からも書かれているので、とても詳しくわかりやすく説明されています!

そんな中、国内の植物の空間デザインを日本で行っている人の中では右に出るものはいないというのが、プラントハンター西畠清順氏であると考えられます!

西畠清順とは

西畠清順氏は、兵庫県出身の38歳。
生花、園芸植物の販売に加え植物コンサルティング事業も行う「そら植物園」の代表取締役を務める。
もともと家業で花と植木の仲問屋を行っており、その際西畠氏は「そら植物園」という活動をスタートさせた。この活動のテーマとして「ひとの心に植物を植える」を定義付けた。
西畠氏は日本国内だけでなく、世界30か国もの国を巡り自身の手で植物採集に努めている。
その植物たちを最も大きかったものでは200トンを超えるものを輸送するなど、今までに例を見ないような斬新なプロジェクトを企画し驚愕させている。

西畠清順が立ち上げた「そら植物園」について

西畠清順氏が指揮を執る『そら植物園』は「ひとの心に植物を植える」をスローガンとし、2012 年に立ち上げた活動です。
国内外を旅して集めた植物を用い、企業や行政機関などから依頼を受け、空間演出やランドスケープデザインなどを手掛けています。

そら植物園第一弾としてのプロジェクトが東京・代々木にある「代々木VILLAGE」です。
実は、筆者も西畠さんの本が気になりだす前に、たまたま行ったことがあったのだが
まさに「都会の中にある植物の楽園」のような場所。
このプロジェクトはその後の都心部の緑化事業に
大きな影響を与えた場所なんです。

西畠清順氏が書いた本を勝手に解釈してみた。

筆者なりに西畠さん勝手に書籍レビューとしてまとめました。
植物の奥深さもそうですが、人間とも大きくかかわっているんだなー
と思わせてくれる、そんな4冊です。

プラントハンター 命を懸けて花を追う

西畠清順氏が、プラントハンターになったきっかけや、世界を旅しながら見たこともないような植物を採集し日本に届けるまでの裏話などが、事細かに書かれている。

西畠氏は高校卒業後、21歳にしてオーストラリアに海外留学した際、キナバル山の登山中に出会った、世界一大きい食虫植物「ネペンサスラジャ」を見たときから、プラントハンターとしての道を歩むことを決意。プラントハンターとして、世界各地を飛び回りながら、新たな植物を日本に持ち帰って日本の一人でも多くの方に植物を知っていただき身近に感じて頂けるような活動を行っている。

例えば、絶対輸出不可能といわれた巨大オリーブの木を輸送するまでの苦悩や、ソコトラ島と呼ばれる植物を観光資源としていた国の再生計画など、大掛かりなプロジェクトを決行するまでの事実談を述べた、まさに西畠氏の「自伝書」である。

私はこうした「ハンターズ・ハイ」と戦いながらいつも自問自答しています。
その花は、誰かを幸せにするのか?

出典プラントハンター 命を懸けて花を追う

これは清順氏が思う、植物を狩ることで得られる快感を比喩したものである。
いつも時代の流れを汲みながら、死ぬ思いまでして採集する植物ほど思いが強くなってしまうそうだ。
断崖絶壁であろうとも魅力的な花が咲いていたら、ついつい採取したくなってしまうのだそう(笑)

念ずれば花開く。
このような小さな奇跡を、世界中に発信していくことが私の使命だと思っています。

出典プラントハンター 命を懸けて花を追う

ある1本のひまわりが、一つの茎にまるでボールのように
360度花が咲くという奇跡的な咲き方をしていた。
それを「ひまわる」と名付け、これを小さな奇跡と呼んでいる。
そんな小さな奇跡のような植物たちを多くの人に見て知ってもらいたい。
そんな思いで西畠氏はなかなか目にすることのできない花や木を
世界へ発信する活動を続けている。

ひまわりって普通は一方に向かって咲きますよね。
ひまわるはどの角度から見てもひまわりが咲いているように見えるんです!その光景は衝撃的!!

そらみみ植物園

この本は植物好きにはたまらない1冊。「アアソウカイ」という名のついクスッとなってしまうような植物や上記にも記載した「ひまわる」というひまわりの花が1つの茎に何個も咲いており、360度立体で見れてしまう変わった品種など、西畠清順氏ならではの独自の視点から植物についての一つ一つ説明を加えている。

また西畠しならではのツッコミも一つ一つの植物を面白く的確に表現しているのである。また、図鑑=写真ではなくほんわかしたかわいらしいイラストで描かれている植物を見ているとこちらも癒されるのである。

ちなみに図鑑を見るのが好きな筆者が
一番最初にたまたま手に取って読んだのがこの本。

この本は思わずクスッとなってしまう内容もあり
見ごたえ抜群!!
「この植物を見て、人はどう思うか」を踏まえた
”新たな視点から見る図鑑”としては面白い内容。

たとえば、あなたが朝起きてから歯磨きをして、玄関から出るまで一体何種類の植物のお世話になっているでしょう。毎朝歩く道では、一体何種類の植物を目にするでしょう。

出典そらみみ植物園

植物の存在は、私たちの身近にいる何気なくかけがえのないものです。

植物は私たちが日々生活をしている中でとっても身近な存在。
だからこそ、過ごしている中で凛と咲いている季節に合った花や木々を
気にかけてくれる人が増えたらいいなと思って活動しているんですね。

筆者もこの本を読んで、通勤ルートに咲いてる花を前よりは意識して
気に掛けるようになりました。(笑)

ちなみにこのイラストを描いたのが美大生っていうのも素敵ですよね。

筆者がこの本をみて実際に目で見てみたい!と思ったのは
”虹色に光る木”です。
木って茶色だけじゃないんだ!と驚愕した
パプアニューギニアやインドネシアに実際にある『レインボーユーカリ』
という名の木だそう。

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