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血の繋がりって何だろう?疑似家族をテーマにした小説まとめ

大事なのは、血の繋がりよりも強い絆で結ばれていること。(R.P.G.、約束の森、最愛の子ども、終末のフール、at Home、いつか、虹の向こうへ)

更新日: 2019年01月02日

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sryamaさん

★『R.P.G.』 宮部みゆき

住宅地で起きた殺人事件。殺された男性はインターネットの掲示板上で「疑似家族」を作っていた。殺人に関わりが? 虚実が交錯し、見えてきたものは…

宮部みゆき著『R.P.G.』読了。住宅地で起きた殺人事件。殺された男性はインターネットの掲示板上で「疑似家族」を作っていた。さらに男性の愛人も殺されてしまい……こういう社会だからこそ、家族って何だろうって思うときもある。最後の最期に怒涛の収束とタイトルの意味に納得な一冊。

「R.P.G.」宮部みゆき #読了 インターネットの中で作られた疑似家族。父、母、娘、息子はそれぞれの役を演じ、現実では満たされぬ思いを疑似家族に求めるが、ある日、父役が殺されてしまう。中盤以降の取調室でのやりとりは演劇を観ているような感覚。心理的なせめぎ合いは緊張感が伝わってくる。 pic.twitter.com/08Q9Z0dsb8

「RPG」宮部みゆきを読了。ネットでバーチャル家族を演じていた4人。その父親役が殺された。取調室に呼ばれる他の3人はネット上とは違いいがみ合っている。それをマジックミラー越しに見る実の娘。犯人を炙り出していくのは他の宮部作品でおなじみの刑事二人。

★『約束の森』 沢木冬吾

妻を亡くした元刑事の奥野は、かつての上司から指示を受け北の僻地にある別荘の管理人を務めることになる。やがて明らかになる謎の“組織"の存在。

『約束の森』(沢木冬吾/角川書店)読了。警察のある作戦の駒として北の辺境の地で疑似家族となった3人と動物たちの物語。誰が仲間で誰が敵なのか複雑で、クライマックスの殺し合いが壮絶で、「やめてやめてやめてー」と思いながらびくびくと、でもその迫力から目を離せなくて、必死に読みました。

わかるぅ……地雷じゃないけど、血の繋がらない親子の愛の方が好き。約束の森の疑似家族関係とかめっちゃ好きなの……

沢木冬吾『約束の森』読了。 ハードボイルド系小説。 主軸である潜入捜査や終盤のハードなアクションにハラハラドキドキさせられるだけでなく、クスッときたり感動的でグッとくる場面もあり、緊張と緩和がうまく作用してて引き込まれたー! 主人公、渋オジ好きにはたまらんw pic.twitter.com/EwCILcZB8P

★『最愛の子ども』 松浦理英子

日夏と真汐と空穂。夫婦同然の仲のふたりに、こどものような空穂が加わった。私立玉藻学園高等部2年4組の中で、仲睦まじい3人は〈わたしたちのファミリー〉だ。

松浦理英子「最愛の子ども」読了。高校の女子生徒たちがクラスメイトで疑似家族を作り、彼女らのロマンスを想像&創造する。作中の一人称は「わたしたち」で統一されており、まことしやかに語られる自称も彼女らに都合のいい寓話であり、その形式のなかでファミリー全員の親愛が描かれる。

松浦理英子「最愛の子ども」読了。おととい高校の同級生の結婚式に行って、女子校時代の空気を感じて楽しく切なくなったばかりの自分にぴったりはまる物語だった。わたしもひとりの目撃者。 松浦理英子の作品は性愛の根幹を揺るがしてくる、本当に面白い

松浦理英子『最愛の子ども』読了。素晴らしい! 3人の女子高生がパパ、ママ、王子様という役割の疑似家族を作る話。って、言ってる側から「女子高生」とか「疑似家族」てなわかりやすい言葉でくくることに抵抗を覚える。これは、そうした粗雑で暴力的な言葉に対するエレガントな抵抗の物語だからね。

★『at Home』 本多孝好

母は結婚詐欺師、父は窃盗犯。傍から見ればいびつに見える家族も、実は一つの絆でつながっている。ある日、詐欺を目論んだ母親が誘拐され、身代金を要求された。

本多孝好『at Home』なう。無法で異常な疑似家族の話のように見せてるけど、主人公たちは「普通の」家族を目指してるんだよなあ。僕が擬似家族ものに求めてるのとは、真逆の形

『at Home』本多孝好 面白かった! 読みやすいし。義理だったり疑似だったり、それでも“家族”として在る事が出来るのは、“思い遣り”があるからだよな。

本多孝好「at Home」読了。 世間一般からすると"特殊"な家族をモチーフにした短編集。どれも読み終えた後に心温まる余韻が有り、もう一度読み返してみたくなる作品だったな。

★『終末のフール』 伊坂幸太郎

八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地の住民たちも同様だった。

疑似家族の傑作は、伊坂幸太郎「終末のフール」の中の、「演劇のオール」。最後のオチも最高!

終末のフール読み終わった。あと8年で世界が隕石で滅亡しますと言われて5年・・・という話しで、疑似家族の話と過去の復讐の話しが特によかった

伊坂幸太郎さんの「終末のフール」 生きるとは何か?人生とは何か?と、考えさせられる作品です。 8年後に小惑星が衝突し、世界が終わると予言されてから5年後経った世界の話です。終末の話なので、悲しいエピソードもありますが、じんわりといい話です。 #読了

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