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両成敗でいいじゃない!大人の恋愛を描いた不倫小説まとめ

大人の恋愛を描いた不倫小説まとめです。

更新日: 2018年12月06日

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両成敗でいいじゃない!大人の恋愛を描いた不倫小説まとめ

plutocharonさん

大人の恋愛を描いた不倫小説

ボヴァリー夫人

娘時代に恋愛小説を読み耽った美しいエンマは、田舎医者シャルルとの退屈な新婚生活に倦んでいた。やがてエンマは夫の目を盗んで、色男のロドルフや公証人書記レオンとの情事にのめりこみ莫大な借金を残して服毒自殺を遂げる。一地方のありふれた姦通事件を、芸術に昇華させたフランス近代小説の金字塔を、精妙な客観描写を駆使した原文の息づかいそのままに日本語に再現する。

美しい田舎の情景描写がこれでもかと綴られます。同時に、対照的に煌びやかな都会の世界が展開されることで、エンマの鬱屈した思いが読者にも響いてきます。また恋愛に関する描写は時に身につまされました。特にエンマが相手にとって重い存在になっていく様は、もう何というか…。

わたし、どうして結婚なんかしてしまったんだろう?そんな声が全てのページから聞こえてくるような小説である。

チャタレイ夫人の恋人

コンスタンスは炭坑を所有する貴族クリフォード卿と結婚した。しかし夫が戦争で下半身不随となり、夫婦間に性の関係がなくなったため、次第に恐ろしい空虚感にさいなまれるようになる。そしてついに、散歩の途中で出会った森番メラーズと偶然に結ばれてしまう。それは肉体から始まった関係だったが、それゆえ真実の愛となった―。現代の愛への強い不信と魂の真の解放を描いた問題作。発禁から46年、最高裁判決から39年。いま甦る20世紀最高の性愛文学。約80ページ分の削除箇所を完全復活。

当時は英国社会における身分制度を大胆に扱った猥褻文書と見なされ、内外で激しい論議の的となり、日本では伊藤整による翻訳本の出版に関して最高裁までの裁判となった

不倫といっても簡単なメロドラマなのではけっしてなく、石炭が石油にとって代わられる時代の英国の社会情勢や様々な思想が描かれる中で、惹かれあう男女の、本当に美しい物語です。

赤と黒

製材小屋のせがれとして生れ、父や兄から絶えず虐待され、暗い日々を送るジュリヤン・ソレル。彼は華奢な体つきとデリケートな美貌の持主だが、不屈の強靱な意志を内に秘め、町を支配するブルジョアに対する激しい憎悪の念に燃えていた。僧侶になって出世しようという野心を抱いていたジュリヤンは、たまたま町長レーナル家の家庭教師になり、純真な夫人を誘惑してしまう……。

フランス文学の特徴の一つとして、『三銃士』などでもそうですが、人妻と恋に落ちるというのがあるんです。『赤と黒』では、ジュリヤン・ソレルは町長の奥さんである、レナール夫人と恋愛関係になります。

スタンダールの代表作のひとつ。不倫小説である。なによりの魅力は、人の心の微妙さ、機敏さ、愚かさ、高ぶり、打算、そして純真さを熟知したスタンダールの鋭い心理描写力である。

アンナ・カレーニナ

モスクワ駅へ母を迎えに行った青年士官ヴロンスキーは、母と同じ車室に乗り合せていたアンナ・カレーニナの美貌に心を奪われる。アンナも又、俗物官僚の典型である夫カレーニンとの愛のない日々の倦怠から、ヴロンスキーの若々しい情熱に強く惹かれ、二人は激しい恋におちてゆく。文豪トルストイが、そのモラル、宗教、哲学のすべてを注ぎ込んで完成した不朽の名作の第一部。

「幸せな家族はどれもみな同じようにみえるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある。」という有名な一文で始まるトルストイの代表作です。人妻である美しいアンナが、青年将校と恋に落ちる物語。

この物語は単にアンナとヴロンスキーの放埓な不倫物語であるばかりではなく、何重にも音が重なるように、いくつもの男女の愛の形がでてくるさながら交響曲のような重厚なお話なのでした。

美徳のよろめき

生れもしつけもいい優雅なヒロイン倉越夫人節子の無垢な魂にとって、姦通とは異邦の珍しい宝石のようにしか感得されていなかったが……。作者は、精緻な技巧をこらした人工の美の世界に、聖女にも似た不貞の人妻を配し、姦通という背徳の銅貨を、魂のエレガンスという美徳の金貨へと、みごとに錬金してみせる。“よろめき"という流行語を生み、大きな話題をよんだ作品。

主人公の人妻、節子は実に「優雅」な女性で「美徳」を重んじる育ちだった。彼女は敷かれたレールを何の疑いもなく歩き、結婚し、夫から教科書通りに妻の役目を教わり、子供を産む。しかし、彼女には忘れらない男性がいた。

『美徳のよろめき』は発表された当時、見識のある貴婦人方の多くに好んで読まれ、ベストセラーとなった。この作品の内容が、家庭をもった夫人が不倫をするというものであったから、現代の昼ドラのように叶わぬ恋の夢想をする貴婦人方から支持を得たのはともすると当然の結果であったのかもしれない。

それから

長井代助は三十にもなって定職も持たず、父からの援助で毎日をぶらぶらと暮している。実生活に根を持たない思索家の代助は、かつて愛しながらも義侠心から友人平岡に譲った平岡の妻三千代との再会により、妙な運命に巻き込まれていく……。大助は三千代との愛をつらぬこうと決意する。「自然」にはかなうが、しかし人の掟にそむくこの愛に生きることは2人が社会から追い放たれることを意味した。破局を予想しながらもそれにむかわなければいられない愛を通して明治知識人の悲劇を描く、『三四郎』に続く三部作の第二作。

学生時代、三千代を好いていながら、代助は「義侠心」から、平岡に彼女を譲ったのだった。

それが悲劇の始まりだった...

当時、人妻との不倫は、姦通罪として刑事責任を追及される可能性があった。代助と三千代は、犯罪者となることを恐れず、結婚に踏み切ろうとする。代助は、平岡に三千代への想いを告げ、離婚を頼む。

許されざる恋の行方は...ぜひ『それから』を読んでみてください。

親友の安井を裏切り、その妻であった御米と結ばれた宗助は、その負い目から、父の遺産相続を叔父の意にまかせ、今また、叔父の死により、弟・小六の学費を打ち切られても積極的解決に乗り出すこともなく、社会の罪人として諦めのなかに暮らしている。そんな彼が、思いがけず耳にした安井の消息に心を乱し、救いを求めて禅寺の門をくぐるのだが。『三四郎』『それから』に続く三部作。

宗助は「親友から女を略奪した」という罪悪感にさいなまされ続けている。その罪悪感ゆえ、社会と断絶した二人だけの世界にこもり続けた。

宗助自身の愛へのエゴイズム。宗助は親友の女を奪い、親友との友情を捨てた。愛とはそもそも競争や略奪なしには成立しない。

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